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高槻の女子中学生殺人事件は初動捜査のミス その2

2015年08月27日 | ニュース

高槻の女子中学生殺人事件は初動捜査のミス」の続きです。

男子中学生も死体で発見されたので、高槻の女子中学生、柏原の男子中学生殺人事件となりました。

8月21日夜に、犯人と思われる男が逮捕されました。21日未明に犯人の車を見つけて尾行してから13時間後でした。しかもその尾行の途中に、13日に遺棄したと思われる男子中学生の遺棄場所に立ち寄りました。これは警察にとってラッキーというか、ついていたと思います。もし犯人が遺棄した場所に立ち寄らずに仕事先の福島に戻っていれば、防犯カメラの状況証拠だけで逮捕することになったはずです。もしかしたら、逮捕できなかったかもしれない。

 

TVでは、警察は防犯カメラの映像から犯人の車を特定したと言っているので、車のナンバーを識別できるほど鮮明な映像があったというになります。TVで放映していた防犯カメラの映像は全て不鮮明でしたが、最近は鮮明な画像も出て来ています。 

 

それに警察による防犯カメラの画像の解析は、被害者の女子中学生の身元が確認された18日未明からなので、18日、19日、20日の3日間ということになる。防犯カメラの映像を回収し解析するのにギリギリの時間でしょう? 

 

また犯人は、中学生を監禁した事件を以前にも起こしていて、大阪刑務所に服役していたそうです。大阪刑務所は「執行刑期が10年未満で犯罪傾向が進んだ者」や「無期刑および執行刑期10年以上の犯罪傾向が進んだ者」を収容する刑務所*なので、犯人は初犯では無いことがわかります。そうすると、警察はこの地域での前科者や不審者情報から、犯人の目星を付けたとも考えられます。(注*:刑務所ネットから引用)

 

警察が防犯カメラを強調しているのは、防犯カメラの設置を進めたいからでしょうか? 今回の中学生二人の死亡事件の全容がまだ詳らかではないので、警察は犯人を突き止める過程をまだまだ明らかにしないでしょう。

 

それにしても、女子中学生の身元を確定するのに、死体が発見されてからまる四日、行方不明の届けが出てから三日半かかったことも不可解です。

 

TVによると、被害者の死亡した13日に、犯人は大阪刑務所に立ち寄ったり、奈良にも移動していて、犯人の行動の全容を解き明かしていくのは困難ですがやるしかないでしょう。男子中学生の遺棄場所に立ち寄っているので男子中学生の死体遺棄事件としては立件が可能てすが、しかし中学生二人の殺人事件として立件するには、現在のところ状況証拠だけで直接証拠が無く、殺人としての立件は困難を極めるでしょう。犯人の当日の行動を解き明かしていくには、まだまだ道のりが長いという印象です。

 

(おまけ)

被害者の女子中学生が友人に送ったメールに、「私は」と書いているのはおかしい、今までは「ウチは」と書いていたとTVで言っていました。東京のアナウンサーが、「ウチは」を発音する時「団扇」のようなアクセントでしゃべっていたので、すごい違和感がありました。じゃあ、正しい「うちわ」のアクセントは何だと聞かれてもわかりません。京都に帰ると自然と出て来るのですが、改めて聞かれてもわからん。

 

(追加)

今日のTVで、柏原の男子中学生死体遺棄現場を警察が再捜索していることを伝えていました。えっ、今頃再捜索? 男子中学生の死体が見つかった時、警察はこの事件を簡単に解決できると思って現場検証や遺留品の捜索を十分にしなかったのでしょうか? この遺棄現場では、現場検証の後、男子中学生が履いていたとみられるサンダルが見つかっています。その後この現場には不特定多数の人が出入りしているので、証拠品があったとしても持ち去られたり、また外から持ち込まれたものがあるかもしれません。

今の状況証拠だけでは殺人罪の立件は難しいので、再捜査をしているのでしょうか? 警察は大丈夫?

2015.08.27


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