ほぼ週二 横浜の山の中通信

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中国のスパイ気球は撃墜された

2023年02月07日 | 国際・政治(中国)

中国の気球の三つの疑問

 

・中国はどこから気球を放したか?

  読売新聞は、中国の内モンゴル自治区から放たれたと報道している

・気球の写真を見ると、太陽電池パネルと複数のプロペラが見えるが、観測機械の場所が良くわからない。どこにある?

・中国は気球が測定したデータをどうして収集するのか? 無線で送信する?それとも気球を大西洋で回収する? 前者であれば、中国は撃墜前に米国のデータを得ている。

 

気球はモンタナ州にいたと思ったら、大西洋岸まで来ていた

 

太平洋戦争当時、日本は風船爆弾を偏西風に乗せて飛ばしたことがあるが、2~3日で米国に到着する想定(Wikiから)だったけど、この気球は何時頃中国本土を離陸したのでしょうか? 偏西風に乗せたのか、乗せなかったのか?

 

民間航空機が飛ぶ高さより高いところでは、偏西風が弱いのでプロペラでも方向を制御できると伝えるメディアがあったが、実際はどうなんでしょうか?

 

2月1日にモンタナ州上空で取られた写真にこの気球が写っていた。この気球は、4日には大西洋岸に達したので、3日でアメリカ大陸を横断している。米軍は大西洋岸で撃墜した。

 

米国は中国のスパイ気球を撃墜

 

米国はサイドワインダーミサイルを撃ち込んだと報道されているが、近くで爆薬を破裂させたんでしょうか? ミサイルが気球を突き抜けていくだけでも、気球は破裂して落下していくと思いますが、気球を精度よく狙うのが難しいのかな? 

 

中国の言い分

 

「気象観測に主に使われる民需用飛行船」が、不可抗力で米国に進入したのであり、「米国が武力を動員して過剰反応を見せたことは国際慣例を重大に違反したもの」と主張している。

 

この言い訳は苦しいというか、ウソ。中国もロシアと同じように、見え透いたウソをつく。米国は、撃墜した気球を回収して分析して、中国の言い分を否定する根拠を示してほしい。

 

中国の気球を撃ち落とすと問題がある?

 

中国は、「米国が武力を使用して民間の無人飛行船を攻撃したことに対し強い不満と抗議を示す」と反発しているようですが、政府だろうが民間だろうが、領空に入った制御不能の気球を撃ち落としても問題ない。中国の言い分はよくわからない。

 

中国は「気球が迷い込んだ」と言っているので、気球の制御は不能なのは明らか。そうであれば、気球はどこへ行くかわからないので、安全のために撃ち落とすのは当然。

 

反対に、米国が気象観測用と偽ってスパイ気球を中国に飛ばしたら、中国は直ぐに撃墜するのに。

 

今回の件で、日本に中国の気球が飛来したら撃墜する前例が出来た。しかし、日本の自民党政府は撃墜する根性が無いだろうな。

 

中国はそれぞれの部署が勝手に動く

 

ブリンケン国務長官が訪中するというタイミングで、たとえ気象観測用であっても、米国の国土に迷い込むような気球を中国は飛ばすかな? 以前にも書いたけど、ある米国の人が「中国の政治体制は一体のように見えるが、それがうまく機能したことは無い」と言っていたが、まさにその通りです。

 

2023年2月7日

 


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