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日本国の財政破綻は何時か? (下)日本沈没は2036年

2024年03月03日 | 社会・経済

2024年2月29日の「日本国の財政破綻は何時か? (上)投資は自己責任」の続きです。ひな祭りですけど。

 

国の借金は1286兆4520億円

 

日本経済新聞2024年2月10日の記事では、「国の借金」を次のように書いています。

 

「国債と借入金、政府短期証券を合計したいわゆる『国の借金』が2023年12月末時点で1286兆4520億円だったと発表した」

 

ということは、日本国民を1億2000万人とすると、国の借金は一人当たり1072万円です。これは、高齢者から赤ちゃんまで入れた数字です。すごい!

 

金融資産は2121兆円

 

日本の貯蓄額は日本経済新聞2024年2月10日の記事では「家計の金融資産は2023年9月末時点で2121兆円」とあります。ということは、日本国民を1億2000万人とすると、高齢者から赤ちゃんまで一人当たり1768万円の金融資産があることになる。すごい!

 

ただし、2015年03月03日のブログ「金融抑圧に預金封鎖、2020年問題は起きる?」では、「個人金融資産は1400兆円」とある。どちらが本当か? 9年間で増加したのか、金融資産の定義が違うのか? このブログでは、2121兆円にします。

 

日本はヤバイ!

 

2015年03月03日のブログ「金融抑圧に預金封鎖、2020年問題は起きる?」では、借金が1200兆円になる2024年にはさすがに日本もヤバイと書いたけど、見事に予言は外れた。しかし、さすがに「日本の貯蓄」<「日本の借金」になるとヤバイと思う。

 

「貯蓄」≒「借金」となるのは何時か?

 

下記のグラフは、財務省の「これからの日本のために財政を考える」というサイトから引用した日本の国債残高のグラフです。これからも自民党+公明党政権が続くと予想されるので、国債残高も順調に増加します。それで、エイヤ!と直線を引くと(A)のような感じ。

 

借金は、国債と借入金、政府短期証券を合計したものなので、表の国債に借入金、政府短期証券を足さなきゃならない。それが約2割とすると、2割増の直線が(B)。

 

家計の金融資産は2023年9月末時点の2121兆円がそのまま続くとして、

借金≒2121兆円

となるのが直線(B)と直線(C)が交わる点を下に辿る(E)と、2049年で25年先。

 

しかし、そろそろやばい!となるのが、8割の頃とすると

借金の8割≒2121兆円×0.8=1697兆円

となるのが、直線(B)と直線(D)が交わる点を下に辿る(F)と、2036年で12年先。

 

もっとも、インフレが続くと借金も金融資産も目減りするし、貯蓄の増減が分からないので、こう単純ではないと思うけど。

 

「日本沈没」の日は、12年後

 

「日本沈没」の日は、12年後と案外早く来るようですね。その前に東海・東南海地震か新関東大震災、または富士山大噴火が起きると、「日本沈没」の日はもっと早く来る。その時は、アメリカとメキシコ国境に集まる中国人のように、アメリカに逃げますか!

 

信じるか、信じないかは自己責任でお願いします。

 

2024年3月3日

 


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