「世の中、ちょっとやぶにらみ」

本音とたてまえ使い分け、視点をかえてにらんでみれば、違った世界が見えてくる・・・かな?    yattaro-

「当てはずれ」

2010年09月18日 | 季節の移ろい・出来事
今年の夏の異常気象がもたらした大きな当てはずれが、もう一つあった。
毎年この時期の楽しみであるイチジクがほとんど実らなかった。

極端な雨不足・極端な高温日照り。イチジクが玉太り出来なかったようだ。
今年は口に入らなかっただけではない。毎年ブログネタになったり、はがき随筆ネタになったりして、私を助けてくれるはずなのに、全部当てはずれだった。
好物だったおふくろも「今年は仏壇に供えられないな・・・」と嘆いていることだろう。

スイカこそ、なんとか成長したのに、こちらは思いもかけぬ先客に横取りされて当て外れ。
トマトやピ-マンは必死に水遣りしたが、雨不足の影響をカバーするには至らなかった。
キューリはひどいものだった。1㍍以上伸びかけて、1本か2本生ったところで一気に枯れ果てた。

年々歳々、新しい芽を吹き、枝葉を広げ、精一杯実を結ぼうとする木や野菜でさえ、自然の威力には翻弄されることがよくわかった。

そこへ行くと、小さな弱い人間など、思い通りに事が運ぶことの方が珍しいのかもしれない。
などと、実を結ばなかったイチジクにこれまでの我が足跡を重ねて、当て外れの人生かもしれないが、自分では精一杯楽しんで生きていることを、仏壇に報告することにしよう。
コメント (8)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

「やっぱり気持ちいい」

2010年09月17日 | 岩国検定
地元岩国のケーブルテレビ「アイキャン」が、満を持して、岩国検定全般の取材にやってきた。
実行委員会設立の動機・経緯・進捗状況等々の詳細を、代表にインタビュー。
他の出席委員全員に、それぞれのポジション、主な役割等々インタビュー。

これまで、新聞各社や民放テレビなど多くの取材に対応してきた。
それらの総決算の感じがする、なまめかしい映像取材であったと思っている。

「岩国のことをもうちょっと知ることで、岩国をもっと好きになって欲しい」
「我が住む町の、歴史・文化・観光・自然・人物・市勢・・・・など幅広く、ちょっとだけ振り返って欲しい」
「点を取るためだけの試験ではない。先ずは会場に来て問題を手にとって読むことで、自然に岩国を理解し、身に付けて欲しい」
我々実行委員会の意図するところを、今一度アピール出来るメディアが力を貸してくれることは実に有り難い。

代表を始め、委員全員が共通して持っている「わが町を愛する素朴な思い」を市民感情の中に注入したい。
こんな願いが、多くの市民に伝わり、さざ波を起こし、やがて大きなうねりとなる起爆剤の役割をアイキャンが果たしてくれればこの上ない。

それにしても、マイクを向けられ、カメラを回されるとどうしても唇の乾く気後れを禁じ得ない。
こんなはずではなかったが、と思っても頭の中を整理しきれない内容が渦巻いてしまう。
結局何をしゃべったのか。それでもやっぱりインタビューは気持ちいい!!

10月10日の週、本放送が楽しみだ。多くの市民に我々の声を届けたい。

      ( 写真: アイキャンのインタビュアーとカメラマン )
コメント (6)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

「岩国検定、受付開始」

2010年09月16日 | 岩国検定
構想の練り上げ、実行委員会立ち上げ、諸条件の整備、問題作り、行政の後援取り付け等々。
同時進行で、報道機関への説明・対応。市報掲載の働きかけ。
水面下の水かきおよそ10ヶ月。いよいよ「岩国検定」誕生!陽の目を見る段階に入った。

受験申込みの受付開始が昨日9月15日。当然のことながら申込み葉書は届き始めている。
10月30日の申込期限まで、口コミ・地元ケーブルテレビ報道など、広報作業はまだまだ続く。
現在のところ、岩国検定の話題沸騰とまでは行かないが、ことここに至って何おか恐るることやある。
やるっきゃない! やるだけである。

何事にも割と冷静な岩国市民の燃えない風土を繁栄して、正直なところ、今一歩の関心の高さが実感できない不安はなきにしもあらず。
ただこの不安は、入学試験・入社試験を目前にしたときの、漠然とした不安が先に立つあのときの心境に似ている。

目標300人。完全にクリアー出来る絶対的な自信を持ちたい。
が、これは飽くまでも他力本願。個々人の、ふるさと岩国を愛する度合い・地元への関心の深さなどが問われているのであって、主催する我々の力の及ぶところではない部分もある。

直近の定例会に出席した実行委員10名に、受験者数予想を投票させた。
言ってみれば「踏み絵」である。
結果は、人間の正直さが表れた。あれほど苦労し努力したことと、受験者数の予想が一致しなかった。

計り知れない心痛・足を使った実行動を、この目で逐一見させてもらった実行委員代表が、受験者予想投票の数字を見て、枕を濡らした(冗談)と本音を漏らされた気持ちが分かる。

兎に角、賽は投げられた。「吉」と出る結果を期待するしかない。

    ( 写真: 新聞という新聞で幅広く報道してもらった新聞記事 )
コメント (10)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

「ノーノートリオ」

2010年09月15日 | 趣味・・エッセイ
ガンガン朝日から解放され、蒸し蒸し暑さも幾分和らいだ今日、少し気持ちが前向きになり、お勉強にいそしんだ。というほど大袈裟でもないが、抱えている悩み解消に友を訪ねた。

先ずはカメラの手ほどき。
孫の運動会を4日後に控えている。カメラの扱い方にも力が入るというものだ。
動体の撮り方・ピントの合わせ方・シャッターを押すタイミング、等々プロの技術をタダで頂く。
少し分かったような気がする。

次にパソコン。今悩んでいる二つ三つのノウハウを拝聴。これもプロの腕を掠め取る。
メモしながら頷く。聴いているときは間違いなく頭に入っている。自分でも画面が描けるし分かったような気がする。
ちょっと復習しながら「あれがあ~で、こうなって、エーとこれがこうか・・・」と、頭の中を整理する。

「それでね、こんなときは・・・」と、更に詳しく教えてくれようとする彼の言葉を敢えて遮る。
「待て待て、もう言わんとって。これ以上聴いたら今までのことがこんがらがる」と、生意気を言いながら、挨拶もそこそこに引き揚げる。ヘタに挨拶などすると、詰め込んだ知識がこぼれそうになるから。

教わった通りを試してみる。結局、納得いったのは彼の前で説明を聴いているときだけ。
一人になったらもう前に進みにくくなる。
まるで、なびきそうでなびいてくれない彼女を精一杯口説いて、無理矢理納得させた帰り道のような不安が付きまとう。結局電話でまた確認することになる。

そして仕上げは携帯電話。マイショップを訪ねて2・3聞いてみる。よし分かった! と思って帰るが、カメラやPCとなんら変わることはない。不安だらけ。
いつまでたっても、この脳を悩ます3種の神器。これを名付けて「ノーノー(脳・悩)トリオ」 ア~ア・・・。

    ( 写真: PC・カメラ・携帯電話。脳を悩ます、ノーノートリオ )
コメント (12)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

「大相撲」

2010年09月13日 | ニュース・世相
大相撲秋場所が東京両国国技館で始まった。
NHKテレビには、迫力ある取り組みの生の映像が戻ってきた。
先の名古屋場所は、相撲協会の全体に巣くう不祥事や、協会自体の改革の手ぬるさなどで相撲放送を見送った。
優勝者に贈られる天皇賜杯も、協会側が辞退するという非常事態となった。

大相撲をこよなく愛し、テレビの前で身体を揺すり・ねじり・大声上げてひいきの関取を応援していたおふくろの姿を思い出す。
そんな母が生きていたら、先場所の放送中止や相撲界を揺るがす一大事を、どのように評価すのだろう。

暴力団との関係を遮断・排除。これは相撲界に限らずどこの世界でも共通した市民の声であり願いである。

これとは別に、NHK・日本放送協会が、視聴料を徴収している視聴者をないがしろにして一方的に相撲放送を辞める。如何なものか。
2ヶ月毎にやってくる大相撲本場所のテレビを待つ年寄りの楽しみを奪うことが、大相撲改革につながるのか。大いに疑問を持つ。

不祥事発覚!スワッ改革を! ネコも杓子も一緒くたで呪文のように「カイカク。改革」とのたまう。
不祥事を起こした相撲界もよくない。しかし、二・三場所前から急にはびこったことではない。相撲界のよき伝統も悪しき風習も、世間一般が観て見ぬふりをしてきたのではないか。世間一般にも責任の一端がないとは言えない。お相撲さんは玉代によって座敷に侍る「男芸者」と言われた歴史も厳然とある。

おふくろの妹、98歳になる叔母が足を痛めて動けなくなり、大相撲放送を喜んで見ている姿が、かつてのおふくろとダブって、NHKの放送のあり方に一言苦言を呈してみたくなった。相撲界の改革の在り方には、明日の朝まで語っても尽きないほどの意見はある。
コメント (6)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

「未ださめやらず」

2010年09月12日 | 季節の移ろい・出来事
       新涼や 白きてのひら あしのうら     川端 茅舎

新涼という季語は、秋の涼しさ、肌がさらさらしてもう夏の暑さを感じさせないという意味なのに、今年のこの暑さはなんだろう。

9月も中旬に入った。
近くの棚田では、見渡す限り黄金色のジュウタンが段々に裾野を広げている。
刈り入れの時を待つ稲穂が、丁寧にお辞儀をしながら、未ださめやらぬ雨のない猛暑残暑に精一杯耐えている。
なま暖かい蒸し暑さの風を受け、いささかお疲れの様子で右に左に揺れている。
           

そろそろ秋から冬にかけての、なにがしかの菜園作りに気持ちを持って行きたいのだが、ちょっと動けば肌にまとわりつく下着。頭から顔から流れ落ちる汗。気持ちも畑道具も一緒に放り出して、エアコン効いた部屋に駆けり込む。

人間はこんな勝手を言っていられるが、稲穂だって同じことを思っているかも知れない。
モグラもバッタも暑いに違いない。でも彼らにはエアコンなんぞありはしない。
土に潜り、日陰を探して必死に耐えているのだろう。

9.11、アメリカ同時多発テロから9年というメモリアルデーを昨日迎えた。
コーランを焼くだのモスク建設賛成・反対と・・・こちらも未ださめやらぬ熱い議論が沸騰している。

いくら人間ががんばっても自然の偉大さの前にはなすすべがない。そこへ行くと人間同士の争いや我田引水は、所詮人間の知恵の範囲内。何とかなりそうなものを・・・と、物思う秋か・・・。
コメント (16)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

「転ばぬ先の」

2010年09月10日 | つれづれ噺
身近な友が緊急入院。「脳梗塞」と診断されたことに恐れをなしたわけでもないが、兎に角思い立ったので、自治体が勧める健康診断を受けてきた。

身長・体重・尿検・お腹周り・血液・X線(肺ガン)・バリウム(胃ガン)などなど。
一通りの定期健康診断、つまり健康診査をがんばった。
がんばった・・・何を?胃ガン検診のバリウム。何回受診してもあれとは仲良くなれない。

顔馴染みの看護士さんがお腹周りにメジャーを回す。反射的にちょっと引っ込めようとする。
今更手遅れなのに、5ミリでも1センチでも小さく測ってもらいたい。そんな後ろめたさを見抜かれて、ニッコリされるとつい元に戻してしまう。
「これなら問題ないですよ」なんとかメタボ体型は免れた。

最後の問診では、「改めて通知が来ますが、今こうしてみる段階では胸部も胃も特に問題ないようです」という仮のお墨付きを頂いた。
足取り軽く、ガンガン陽射しのクルマに乗り込み、鼻歌でご帰還。

孫兄ちゃんやカー君と、サッカーや野球が出来るほどの元気さは期待しないまでも、1歳半になろうとする悠雅くんのボール遊び相手くらいは出来る体力が欲しいものだ。

転ばぬ先の杖を見越して、真面目に健康診断を受けたものの、午後からのトイレ回数は半端ではない。具合が悪くなりそうなほどお腹が引っかき回される。 
これとて今日一日のことだ。取り敢えず向こう何ヶ月かは無病息災が保証されたわけだ。
がまん・ガマン!!


コメント (10)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

「備えあれば・・・」

2010年09月09日 | ニュース・世相
9月9日。 9・9の日。すなわち救急の日。

質問その1,平成20年の日本全国火災発生件数は?(家屋・山林・車両など全て)
   A・・・52000件/年 (143件/日 6件/1時間)

質問その2,出火原因 ワースト3は?
   A・・・ 第1位 放火(ア~ ホウカ~などと言っている場合ではない)
       第2位 コンロ(炊事用・天ぷら油発火など)
       第3位 タバコの不始末

質問その3,岩国地区消防組合の統計による、出火原因ワースト3は?
   A・・・ 1位 天ぷら油出火  2位 放火  3位 タバコ・ストーブなど。

質問その4,住宅用火災報知器の設置が義務づけられている。設置期限はいつまでか?
   A・・・ 平成23年5月31日

・・・と、まあ緊急に仕入れた情報をお裾分けして、お互いの生命と財産をしっかり守る意識を呼び起こしたい。

時季は秋。天高く、食べ物は美味しく、風爽やか。
このような絶好の季節に誘われ、つい浮かれて火災や救急対応を、ユメおろそかになさらぬよう。
“用心に国は滅びず”ということわざもある。
“備えあれば憂いなし”とも言う。 自分で出来る家庭防災体制、今一度見直したい。

そのためにも、我が家にも最低4カ所に住宅用火災報知器が必要である。お金はかかるが仕方がない。
こういったところを政府のエライ御仁は、家庭の負担軽減の策など考えればいいのに。
        
コメント (4)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

「ネコも呆れる・・・」

2010年09月08日 | 季節の移ろい・出来事
     露草も 露のちからの 花ひらく    飯田龍太

立秋 処暑 白露 秋分 寒露 霜降・・・・・と続く今日は白露。
「大気が冷えてきて、露ができ始めるころ」との説明があるが、今年の場合いつまでたってもなかなか大気が冷えてくれない。

雨を伴う台風9号に期待をかけたが、これまた局地的な集中豪雨によって、関東方面に多大な被害をもたらした。雨乞いしたくなる中国地方にはホンの涙雨を降らせただけ。
お天道様も罪作りなことをせず、日本全土に平均的に降らせば何も言うことないのに。

「白玉か 何ぞと人の問ひし時 露と答へて 消なましものを」 (伊勢物語)

露は玉のように美しいが、しかしはかないものである。そのはかなさゆえに、日本人の好みにあったのであろう。

はかなく消える露のあわれを「露の命」「露の身」「露の世」などと呼んでいる。
が、これからの季節、涼しく快適さを増し、食べ物は美味しくなる食欲の秋。
ものの哀れを感じる優しさを置き去りにしてはならないが、大いに躍動の季節と捉える方が気持ちは晴れる。

ネコさえも伸びてしまいそうな今年の夏を耐えたのだ。
さ~これから、素晴らしい秋本番に向かって、躍進の時だ。
あれもこれも大きな目標が目の前に横たわっている。 
コメント (12)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

「ある日突然に」

2010年09月07日 | つれづれ噺
友達を介して情報がもたらされた。
「○○君が脳梗塞で入院したそうな」と。

昨年10月におこなった中学校同窓会では、一枚岩の幹事団の中心的存在として、大いに助けてくれた彼が、突然入院したという。
身近な同級生が、病に冒されることは胸を締め付けられる思いがする。中でも彼には何が何でも元気回復して現役復帰してもらわねば困る。

困るという言い方がおかしいなら、みんなが彼の素朴なキャラクターを愛している。だからいつまでも仲間でいて欲しい。

彼の息子君が、電話で詳細な情報を提供してくれた。少し安堵の胸を撫で下ろす。
大きな病院なので午前中の混雑を避け、午後から見舞いに出向いた。
出迎えた奥様が「顔を見たがって待っていましたよ」と彼の気持ちをソーッと伝えてくれる。

神妙な顔で覗いても仕方がない。いつもの通りニッコリ笑顔で彼と対面。
すっかり弱気になった彼が、伏し目がちな目に泪を貯めてボソボソと話す。
酒を愛し、歌を愛し、時に若いホステスさんとも仲良くなる元気いっぱいの彼と同じ人物には思えない落ち込みよう。

ただ、不幸中の幸いで、「頭が割れるように痛い」と本人が訴え、素早く大病院で診察したことで、手足の自由・言語動作の自由も保障されていた。
無理にでも笑顔を作って、あれこれ笑わせるよう話題を選ぶ。少し落ち着いた。ニッコリ。

ひと安心で帰り道、明日は我が身か・・・ゾクッと身震い一つ。
何があってもおかしくない年齢にさしかかっている。無理は禁物。
豊かな気持ちを大切に、夢のひとつも見ながら、明日という日を迎えたい。シミジミ思う。
コメント (8)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

横幅を広げる

一行の文字数を増やしたい