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「世の中、ちょっとやぶにらみ」

本音とたてまえ使い分け、視点をかえてにらんでみれば、違った世界が見えてくる・・・かな?    yattaro-

「初冬の瀬戸内海」

2016年11月16日 | 季節の移ろいの中で

                            
               大小20艘の釣り船が寄り添って

波が穏やかで、ひねもすのたりのたりかな、は春の海の特徴である。
ところが、ここ瀬戸内海では、西風にあおられ荒れるこの季節を迎えても、風さえなければ穏やかこの上ない。
どうかするとさざ波一つない鏡のような面を見せることもある。

もちろん、ちょっとの低気圧ともなれば、波がしらは立って白波が打ち寄せる。
防波堤を超えて国道を塩水で洗うのもこの季節である。
穏やかが売りの瀬戸内海でも、ときに大きく荒れることを忘れているわけではないようだ。

今日は絵にかいたような穏やかな海。岸壁から1kmも沖合になろうか、似たような漁船らしき船影が一カ所にひしめいている。
あれだけの広い海で何故あれほど一カ所集中なのか。ちゃ~んとしたわけがある。
船尾に小さな帆を揚げて、あちこちに流されるのを抑えながら、魚釣りをしているのだと聞いた。

この季節「太刀魚?」と訊くと、「ううん、ハマチやブリ、マグロ」というではないか。
ハマチは60cm級。マグロは長さこそ同程度だが、重さは30kg近くあるのもいるらしい。
「エー!瀬戸内海のこんな入り江に?」「餌になるイワシが入って来ると大物が一緒に入って来るんよ」と。

しかもイワシの通り道を大物も通る。それを魚探(魚群探知機)で探して釣り上げる。
だから釣り船はみな同じようなところに集中するのだそうな。逞しきかな漁師魂。
あの中に地元漁師が何人いるのだろうか。「よそから来る者の方が多いよ、昔ならおおごとになる景色なんよ」と。
昔は猟場争いはし烈を極めたという。言葉や交渉だけでは収まらなかったようだ。

「皆さん今は大人になって、多少の譲り合いもあり、安心して釣りも出来る、いい時代よ」
と、しわを刻んだ太い手の先輩漁師さんは、穏やかに笑う。山の紅葉もいいが、遠く海に浮かぶ船影の眺めも悪くないな~。

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2 コメント(10/1 コメント投稿終了予定)

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瀬戸内海 (Takeko)
2016-11-19 08:56:36
瀬戸内海にそんな大物が入って?来るとは知らなんだ。海岸を綺麗にする人達のおかげよ。
返信する
takeko さん (Yattaro-)
2016-11-19 22:21:36
自然界ってほんとに面白いんよ。
潮流や、水温の関係で小イワシが入り込んでくると間違いなく大物も入って来るらしんよ。
たま~に、らしいいけどね。
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