20数年前、近くに住む母方のいとこ数人が、我が家に集まったのを憶えている。
それ以来の「いとこ会」。 懐かしい顔ぶれが揃い、とってもいい時間が流れた。
母方のいとこは14人が元気に成人した。そのうち既に3人が逝き今では11人。
その全員が集まった。夫婦同伴が4組。
そして、母の兄妹4人の中で、唯一元気にしている99歳・白寿の叔母さんを招いて、総勢16人の楽しい語らいとなった。
これまでもいとこが顔を合わせる機会は何度もあった。多くの場合、黒いネクタイを締め、華やかに語る場面もない不祝儀の集まりがほとんどであった。
今回のように、思い思いのオシャレや派手なネクタイで、しかもいとこ全員が一堂に集まるのは今回初めて。
最年少が61歳。最年長は78歳。年の差はあるが似たような境遇を生きた、血のつながる者同志の久しぶりの顔合わせ。時間はいくらあっても足りそうにない。
そんな中で、元気に集まった人だけの話にとどまらず、早く逝ったいとこへの追慕や思い出話が実に興味深い。
さらに、伯父さん叔母さんとの関わりや感謝の念が、飾りっ気なくごく自然に語られるのも、いとこ同志ならではの楽しい部分である。少しの切なさも伴う。
思い出話から現在の生き方など、意外に知らない新発見もある。
その人なりの物語を秘めながら、精一杯今を生きている。こぼれる笑顔が嬉しい。
何とも心地よい命の洗濯をした晩春の一日。
( 写真: 「いとこ会」 開会前のひととき )
私より1つ上のいとこを見て「立派なおじさんになったなあ」と思いました。
とっても楽しい時間になりました。
いろんな思いが交錯しますね。
何事かなければ寄り合うことも少ないようですが、
こうした思い思いの楽しみで会した一日、よい時間をお過ごしでしたね。
白寿の叔母さまにyattaro-さんはお母様を重ねて… ?
来年も、という声もあったのでは?
それでも、全員が集まるというのはなかなか難しいことです。
まさに、色んな人生を自分の足で歩み、半分卒業した者の集まりですが、それはそれなりに味わいのある会となりました。
母の最後をしっかり見つめてもらった叔母さんだけに、もうちょっと長生きしてね・・・と手を添えたくなります。
なんとはなしに、いい時間でした。
こんなにたくさんおいでになるなんて羨ましい限りです。
さぞかしお話も弾んだことでしょう。
ご両親の兄弟姉妹が多いのは何よりです。何かと頼りになりますもの。
母が一人っ子だったので母方にはいとこがいませんし、父方はちりぢりでよく分かりません。
こんな会を持ってみたいです。
もしかして、お話なさってるのはyattaro-さん?
別に何がどう・・・ていうわけではないのですが、なんとなく頼りにしたり、ライバルになったり。
気持ちが通い合う中で刺激し合えるいい関係です。
しゃべっているのは、今回の幹事役の先輩従兄弟です。