「世の中、ちょっとやぶにらみ」

本音とたてまえ使い分け、視点をかえてにらんでみれば、違った世界が見えてくる・・・かな?    yattaro-

「お節介とは」

2018年01月22日 | 地域活動

                              
                               セミナー会場ステージ       講師大阪教育大新崎教授

市社会福祉協議会の呼びかけで、「山口県地域福祉でまちづくり推進セミナー」に参加した。
この地方では珍しいボタン雪が降りしきる中、高速道を突っ走って防府市に。とは言っても自家用車ではない。
岩国市から20人近くが参加するので、市社協が準備した大型観光バスに乗り込んで、ちょっとした観光気分。

「福祉とは何か」という大きなテーマに向かって、山口県が主催し各市にに開催を割り振っている勉強会である。
テーマが大きいだけに、完全咀嚼するのには手間がかかる。主催者側は、『出来るだけ丁寧に、分かりやすく』説明を繰り返すことで、実務担当者に理解を深めてもらいたい、ということで毎年開かれている。

今年の講師は、大阪教育大学教育学部、教育協働学科 新崎国広教授。
関西人特有の人懐っこさと、まろやかな語り口で歯切れがいい。説明の一つひとつが実に耳に入りやすい。
だから、眠気が近寄るスキを与えない。そのくらい熱心に拝聴した。但し、熱心な拝聴と記憶の量が比例するか、というと残念ながらそうではない。ただ、幾つかは間違いなく耳に焼き付けて帰った部分もある。

そのうちの一つ。福祉活動の中で、両刃の剣となる恐れのある「お節介とはなんぞや」について、聞きかじりを少々。
「お節介」の語源は、「節度ある介(なかだち)をすること」である。と。この節度というのが難しい。
「お節介さんとは」、目配り・気配りが出来て、他人の困りごとを放っておけない人。つまり、ボランティア精神あふれる人をいう。介は、間に入ってなかだちをする人。両側から中のものをたすけ守る。という意味があるという。

言葉の意味も内容も、聞けば理解できる。じゃあ実践としてどこまで介入するか、どこまで押して、どこで引くのか。という現実問題に向き合うと、多くの人の知恵が必要となる。高齢化社会の喫緊の課題である。とのことも十分理解できるのだが。はてさて形式倒れにならいよう、実効を上げるために、どんな旗振りをするのだろうか。

拙ブログのカテゴリーに「おせっかい」という項目がある。同窓会の幹事を務める人間を指して付けたのだが、まあ当たらずとも遠からず。当人の価値感が判断基準になる点は、福祉も同窓会のお誘いも、ちょっと似ているね~。

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