goo blog サービス終了のお知らせ 

「世の中、ちょっとやぶにらみ」

本音とたてまえ使い分け、視点をかえてにらんでみれば、違った世界が見えてくる・・・かな?    yattaro-

「季節の色」

2016年09月25日 | 季節の移ろいの中で

  
   白いソバの花を見下ろすような、ヒガンバナ         秋を代表する色、真っ赤に咲く曼珠沙華

日本の四季を色に例える多くの言葉や文字を、これまで目に耳にしてきた。
それぞれに少しずつ趣きが異なっていたり、解釈が少し違っていたりして、意外に興味深い。
そんな過去のイメージを考慮したり、勝手な思惑を挟んだりして、自己流の四季の色を考えてみたくなった。

特に「秋半ば」という今の季節を一つの色で例えるとすれば、いったいどれがふさわしいのか、迷ってしまう。
秋を代表する色といえば、先ず思い浮かべるのはあの波打つ黄金色の稲穂であろう。
そして黄金色絨毯を縁取るように、田んぼのあぜ道を真っ赤に染めるヒガンバナ。

となると秋という季節は「黄金色、つまり黄色」そして「赤」ということになろうか。ちょっと待てよ。
田んぼの脇の畑には、真っ赤なヒガンバナが見下ろすように、一面の真っ白いソバの花が咲いていたな~。
暦の中には秋の24節気を表す言葉として「白露」と「霜降」がある。これは紛れもなく「白」をイメージしている。
かの有名な「この道」や「待ちぼうけ」といった童謡詩人の名前にも、秋に白の字がくっついて「北原白秋」と名付けられている。

それに赤はやはり「灼熱の太陽」「真赤な太陽」を連想させる夏が似合っているのかな、などと思う。
ならば春は、萌えいづる新芽の色、つまり緑か若草色がいいのかな。それとも「春は桜」の薄桃色かも。
そうすると冬はやはり、寒さに耐えてうつむき加減になってしまうことから、灰色か黒が似合うのかな。

我が独断と偏見に満ち溢れているとしても、浅学菲才勉強不足であるとしても……。
今この季節の色は「白」と結論付けたい。
ちなみに、春は「緑」。夏は「赤」。冬は「黒」とさせていただこう。
別に何色が良くて何色が良くない、などという色ランクを付ける気などさらさらない。
飽くまでも勝手気ままな思惑の、季節の色分けを試みたものである。

ご賛同いただけるご仁がおられるや否や。まあいい、物思いが似合う秋の日にちっくとモノ思ってみたまでである。

コメント (4)    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 「もうひと手間」 | トップ | 「訃報のはがきが」 »
最新の画像もっと見る

4 コメント(10/1 コメント投稿終了予定)

コメント日が  古い順  |   新しい順
私なら (ピヨピヨ)
2016-09-27 11:43:33
四季を色に例えるなんて面白いですね。
春は薄いピンク
夏は薄いブルー
秋はやっぱり黄金色
冬は真っ赤

こんな感じですかね。

ヒガンバナ、真っ赤で綺麗な花です。
子供の頃、ポキッと折り「提灯だあ」と言いながら、鼻水垂らしてあぜ道を歩いていた頃を思い出しました(笑)
返信する
ピヨピヨ さん (Yattaro-)
2016-09-27 21:31:26
四季の色、人それぞれに思いがあるようですね。
なるほど、夏は赤というより、薄いブルー、これもありですね。
この季節、田んぼのあぜ道の見事さは絵になります。
豊作が期待される安心感も気持ちを豊かにしてくれるのかも。
返信する
赤白黄色 (Takeko)
2016-09-28 01:38:35
といかんねー。考えたらきりがないね。
返信する
takeko さん (yattaro-)
2016-09-28 17:41:06
人それぞれに思いがあって、季節ごとに色んな色を思うんよねー。
こんなことを考えてみるだけでも、日本の四季とは、楽しいもんじゃねー。
返信する

コメントを投稿

サービス終了に伴い、10月1日にコメント投稿機能を終了させていただく予定です。

季節の移ろいの中で」カテゴリの最新記事