「世の中、ちょっとやぶにらみ」

本音とたてまえ使い分け、視点をかえてにらんでみれば、違った世界が見えてくる・・・かな?    yattaro-

「おすそ分け」

2019年03月09日 | 季節の移ろい・出来事

            
               半日で半分になってしもうたピラカンサの実

暮れの「ふれあい市」で買ってきた鉢植えのピラカンサス。
小さな木を、直径1cmもあろうかという真っ赤な実が覆い尽くすように無数に生っていた。
燃える様な赤は、何となく元気をくれる色で、玄関に飾っていた。正月の生け花にも違和感なくマッチして見事ないろどりを添えてくれていた。

そろそろ観賞の賞味期限も近づいたな~と思うがこれほどの実をどう処分するか。ひょっとして来年も赤い実をわんさかと付けるかもしれない木を傷めないように、実だけを取り除きたい。
そうか、べつに悩むことなどありゃぁせん。2・3日外に出しておけばヒヨ鳥が格好のフルーツとして召し上がってくれるに違いない。

出来るだけ人が邪魔しない場所を選んでそっと置いたのが午前9時過ぎ。
何度かおいしそうに食べるのを見かけた。カメラも用意していたが、警戒心の強いヒヨ鳥は尋常にはカメラに収まってくれない。仕方なし日暮れ前に食べられた木をカメラに収めたら、ちょうど半分を食べたところであった。
この調子だと、明日の午前中くらいには丸裸になって、貧弱な気に貧弱な葉っぱだけが残るのであろう。

それにしても、何処からどのような視力、眼力で、このような臨時の獲物を感知するのであろうか。人間の感覚の遥かに及ばない空飛ぶ生き物の、人知を超えた生き抜く生命力のなせる業なのであろうか。
観賞し尽くした物をヒヨにおすそ分け、と言えばかっこいいが、小さな木を傷めないように上手に、大量の実を食い尽くしてくれるヒヨ鳥の習性に助けてもらったようなもの。

のんびり田舎の穏やかな半日。気持ち休まるひとときではある。

コメント
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