「世の中、ちょっとやぶにらみ」

本音とたてまえ使い分け、視点をかえてにらんでみれば、違った世界が見えてくる・・・かな?    yattaro-

「胸弾む3月!!」

2019年03月20日 | ニュース・世相

                                    
              岩国短期大学、学位記授与式。 

3月1日の孫兄ちゃんの高校卒業式に始まって、小中学校さらには短大まで。卒業式オンパレードの3月であった。
地域活動やOBとしてのつながりなどからご丁重な案内状を頂くと、よほど格別な要件以外は、卒業式出席の方を優先している。礼服にお祝い用のネクタイを締めると、世俗に流されて忘れかけていた心地よい緊張感と、背筋が伸びる思いを新たにする。

大学の場合、卒業式とは言わず「学位記授与式」というちょっといかめしさを感じさせる雰囲気がある。それぞれに習得した学位を背負って、未知なる世界に踏み出そうとする夢や意欲が、この胸に伝わってくる。さすが大人のお別れともいうべきか、おもわず鼻の奥をツーンとさせる送辞や答辞を耳にすると、このような席に侍らせていただく幸せを改めて感じる瞬間でもある。
式全体が終わると、卒業する学生による「慶祝コンサート」が開かれた。トップに登場したのは幼児教育科の課程を修了した男子学生である。ピアノを弾いたことがなかった彼が、この2年間で習得したピアノ技術と弾き歌いを発表するもので、タイトルは「犬のおまわりさん」という基本的な曲を演奏しかつ歌う。会場からは暖かい手拍子と、彼の努力に対するねぎらいの声援が飛ぶ。もちろんプロに近い弾き手もいてウットリさせられる。小中高とは違う雰囲気の卒業式を味わった。

一方小中高の卒業式では、入場、退場時に惜しみない拍手を贈るとき「自分にお気に入りの夢をさがしなさいよ~」と胸の中で叫ぶ。そして、愚直に前を向こうと努力した、遠い昔の自分がふとよみがえる。ちょっと切なく、ちょっと甘酸っぱい郷愁に誘われる。

二人の我が子も、幼小中高専門学校の卒業式に立ち会った。その時も同じような感覚になったのか考えてみる。
我が子の時は、働くことに無我夢中で、今ほど冷静にしっかりと、彼や彼女の気持ちに寄り添うゆとりがなかったように思う。特に小中学校は、PTA会長挨拶を如何にそつなくこなすか、そちらに頭が行って、肝心な感動を味わうことさえ忘れていたのではないか、と手遅れながら反省してみる。

桜のつぼみが膨らんで、開花時期の予測が飛び交う今、新たな世界へ踏み出そうとする、孫兄ちゃんも含めて多くの若人に励ましの言葉を贈るとしたら、さてさて。
『良くも悪くも一寸先は闇と言われる世の中ではるが、人生は長い。一直線に夢に向かって突き進め』そして今一言『ときにふと立ち止まって、自分のつけた足跡を振り返れ。意に染まなければ軌道修正すればいい。やり直すことに躊躇するな。もう一人の自分との出会い、新たな自分を発見するチャンスになるかもしれない。』

ピンチの後にはチャンスがある。ネガティブをポジティブに。変えるのも気づくもの、豊かな人生経験という「足跡」が教えてくれる。長い人生、単発よりも双発の方が面白いかも。ガンバレ!ルーキー!!

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

横幅を広げる

一行の文字数を増やしたい