晴天の霹靂。寝耳に水。全く予期せぬ、姉の突然の死から早くもまる2年が過ぎた。
東京に住む長男一家と奈良に住む次男一家の総勢7人が帰省し、姉弟や甥・姪などが集まって、三回忌法要を営んだ。
浄土真宗本願寺派の住職のお話しでは「一周忌というのは、亡くなった日から1年たった命日をご縁として仏法に遇い、阿弥陀さまの恩徳に報謝する思いでお勤めする法要です」ということで、「回忌法要は亡くなったその日を1回忌として起算し、その後まる2年を経過した日を三回忌として法要を営むことです」ということであったような。
要するに、交通事故という突然の訃報に接したのが一昨年3月4日。あれからまる2年を経過した今日を、三回忌法要として近しい親族が菩提寺にお詣りに出向いたという次第。門前の小僧ではないが、お経本を配られて、住職に倣い習わぬ経を読ませて頂いた。少しはそちらの方面も勉強しておけばよかった、と反省する傍らで、妙に気持ちの静まりを覚えたのは、ここに改めて姉に対する供養になったのだろうと思いたい。
今思い返しても、自分の人生を自分の思い通りに生き抜いた生涯であったように思える。
だから、今さらなにおか況やではあるが、もう少し長く生きて、子どもたちとの接触や孫の成長を見守りたかったのではないか、という弟としての老婆心は頭をもたげる。
それにしても、月日の流れは早いね~。あの日あの時から早くも丸2年という歳月が。
時間を大切にして、やるべきことはちゃんとやっておかないと、いつ途切れてしまうかわからないな・・・などと改めて思わされる読経の席であった。