「世の中、ちょっとやぶにらみ」

本音とたてまえ使い分け、視点をかえてにらんでみれば、違った世界が見えてくる・・・かな?    yattaro-

「夢、ふくらむ春」

2013年01月08日 | 家族・孫話

             

みどりごの無病息災を神仏に願掛けする、33日お宮参りに始まって、100日目の赤ちゃんに、初めてご飯や魚の尾頭付きを食べさせる「まなはじめ」「お食い初め」と呼ばれる祝い事が続く。さらに桃の節句、端午の節句、七五三など、子どもの無事な成長を願うお祝いの儀式は数多くある。

それらはいずれも、この世に生まれ出た生命を、家族の一員として認め、家族みんなが手厚く見守りお祝いする儀式みたいなものである。
実はそれ以前、つまり生まれる前に母親の胎内に命が宿った時点から祝い事は始まっているのである。妊娠5ヶ月目に入って最初に迎える戌(いぬ)の日に、「帯祝い」という神仏に祈りを捧げる安産祈願の儀式がある。

今年最初の戌の日の今日、倅のお嫁さんの帯祝い安産祈願に出向いた。
我が家にとって初の直系内孫の生命が嫁さんの体内に宿った。記念すべき春である。
何が何でも無事に育って、来たるべき6月のその日を胸躍らせて待ちたい。

犬は子沢山で、安産の象徴と考えられており、その犬の性質にあやかって妊婦の安産を願う儀式が帯祝いである。「岩田帯」と呼ばれる帯を妊婦の腹に巻きつける。
5か月目には安定期に入り、目立ってきたお腹を保護すると共に「岩のように丈夫な赤ちゃんを」という願いも込められて、5ヶ月目の戌の日にお宮参りをする。
家族や親兄弟が集まり、この腹帯をした妊婦と共に安産祈願に出向き、祈りを捧げるのが一般的な形である。と書かれている。

出来るならそうしたい。昔ながらの儀式にのっとって、妊娠5ヶ月目を祝いたい。岩田帯も締めさせたい。ところが、世の中大きく変わっている。
いまや岩田帯など知る人ぞ知る時代となった。
現在では着用が簡単なガードルタイプのものや、コールセットタイプの物、伸縮性のあるものもあり、使いやすいものがいくらでも市販されている。
そんな形などどっちでもいい。細い華奢な身体をいといながら、お祓いをしてもらったコールセットをしっかり身に付け、元気な直系初孫の誕生を祝わせて欲しい。

コメント (8)
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