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7:55 待望のご来光が雲の切れ間に顔を出す
2013年、平成25年の元朝は厚い雲に覆われていた。
雨さえ降らなければ何が何でもご来光撮影を狙っていた。
目覚めと同時に窓越しの空模様を睨む。“これはいける”と確信。
急いで防寒重装備。クルマで5分の海の公園に駆け付ける。
珍しく人影が少ない。例年カメラが並ぶスポットに一台のカメラもない。天気予報に影響されて、ご来光拝礼を諦めた御仁が多いのかな。無理も無い、沖合は厚い雲に覆われ、そろそろ水平線に顔を出してもいい時間なのに、ご来光は姿を見せない。
かじかむ手を温めながらゆっくり準備を整えると、水平線上の厚い雲の上の切れ目が少し広がり、そこに金色の線が横たわり始める。シメシメ。
案の定待つこと30分。見事なご来光が顔を覗かせる。レンズを通して眼球が焦げるのではないかと思わせるような眩しい金色の帯が横に長く伸びる。
ここ4年ばかり、同じようにお天気とにらめっこ、ご来光に夢を託してカメラを構える元朝を迎えている。さて今年はいったいどんな年になるのだろう。
秘めたる目標も幾つかある。叶えられるか否か、これからの精進次第というところか。
同じように毎日陽は昇るのに、この日の日の出だけは何故か格別な感情を抱かせる。
そこで「一年の計は元旦にあり」という言葉が頭を占領する。
『一年の計画は年の初めである元旦に立てるべきであり、物事を始めるにあたっては、最初にきちんとした計画を立てるのが大切である』ということにぶつかる。
さらに言うなら『一日の計は晨(あした)にあり』なのだそうである。
あまり固苦しく考えずにボチボチ行こう。計画倒れで落ち込むのは他ならぬ自分自身なのだから。
向こう一年、どうぞよろしくお付き合い下さい。