① 余計なことは言わない
② 派手なことしない
③ 突出しない
現政権の野田首相が就任直後、政権運営について側近議員らに指示していた3原則である。と書かれていた。
12年度予算案や、悲願の税制関連法案の早期成立を念頭に、与野党協議の成功を最優先。半年間は、波風立てず融和に努める構えのようだ。と続く。
そうか~、これが一国の政治を預かる人の、就任早々の側近への指示なのか~。
こんなところにまで気を配らなければならないほどの、議員集団なのか・・・そんな人たちをまとめながら、自分の意図する政権運営に邁進するのかと思うと気の毒にさえ思える。首相の苦悩が伺えるが、次元が低いな~ともあきれてしまう。
まあそれでもこれまでのように、出来もしない一人合点を、さも政権全体の方針であるがごとく、軽々しく発言し政治空白を招くよりはましである、と考えたい。
その点でいうと「余計なことは言わない」というのは当たっている。
まさしく口は慎むべきで、一旦発言したら実行するしかない。それが政治家の責務であり生命線であろう。
表舞台はバリバリのスーツと派手なネクタイでいい。しかし、舞台の裏ではヨレヨレの作業着で汗水流し、国益に裏打ちされた自らの主張に敵にも味方にも理解を得る努力をする。
それを政治家の根回しというのではないだろうか。(本来の根回しとは意味が異なる)
総裁選挙の時だけ必死になって舞台裏で数合わせをするのが能ではない。
震災復興の財源として本当に増税必要ならそれも致し方ない。他に方法がないのなら、しっかり根回しをして早期成立の道筋をつけるのが、リーダーの手腕である。
3原則などの指示を出すより、汗をかき必死に働く姿を見せる方が効果があるのでは?