「世の中、ちょっとやぶにらみ」

本音とたてまえ使い分け、視点をかえてにらんでみれば、違った世界が見えてくる・・・かな?    yattaro-

「秋の夕焼け鎌を研げ」

2011年09月23日 | 季節の移ろい・出来事

    

       ♪♪ おらが~ くにさ~へ~ 来て見やしゃんせ~

                  米の~ なる木が お辞儀する  ♪♪

民謡にうたわれた東北地方の米どころ山形県。隣り合わせの太平洋側を襲った3.11大震災。そして原発事故。さらにまた、今回の台風15号による追い打ち被害。
慰めの言葉さえ見つからない。

秋の取り入れを控え、西の空が燃えるような夕焼けを見せると、本来なら「明日は晴れ!稲刈りができる」と張り切るはずなのに・・・。
被災された地方では、田植えさえままならず、稲刈りなど遠い昔のことのように感じておられるのではないだろうか。いささか気にかかる。こんな時こそ、日本全国上げて融通し合いたいものである。

などと強がって見ても、所詮米作りなど出来はしないサラリーマン家庭。
それでもどういうわけかこの季節を迎え、西の空が茜に染まると「秋の夕焼け鎌を研げ」という言葉が思い出される。何事も準備おさおさ怠るな…という戒めだろうか。

           

ここ岩国は、今年もお米の作況指数は比較的高め。よくできた部類だという。
早生はすでに刈り取られたところもある。間もなく刈り取りを待つ黄金色。もう少し時間がかかりそうな黄緑色。それぞれが存在を主張するようなコントラストを見せている。

秋の夕焼け鎌を研げ・・・おふくろが好きだった言葉の一つである。が、そう言われても、この頃では鎌を使う稲刈りは小学生の体験学習くらいなものだ。
一般的にはコンバインで、刈り取り脱穀、稲わら粉砕まで一気にやってしまう。

そういった意味では鎌を研ぐ代りに「秋の夕焼けコンバインの手入れ」となるのだろうか。
ちょっと字余りで情緒に欠ける気がするね~。 

コメント (4)
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