巣ー2ヒナ2羽 巣ー3・4 巣ー2の左上に3の巣 6月10日ヒナの姿が
(見えるのは親鳥) (近い場所に新たな巣) (親鳥の下に小さな頭が)
やーれやれ、アオサギのヒナがやっと姿を表した。
もうかなり大きくなっている。7月半ばから下旬には一斉に巣立って行くのだから、当たり前と言えば当たり前。今まで、姿を隠していたのが不思議なほどだ。
今年こそは、アオサギの必死の子育て・成長過程を出来るだけ詳細に見せて頂こう、と思って先ずは三脚付き双眼鏡を買った。
次いで、コンパクトだがズームが簡単な、アオサギ専用のカメラもゲットした。
万全の態勢で「いつでもござんなれ・・・」と身構えて待った。
期待通り、つがいが巣を架けたのはトータル7箇所。去年より3箇所増えた。
しかし、今年の異常気象にはアオサギも生活様態の変化をもとめられたようだ。
いつまでも寒かったせいで、巣を架けるのが1ヶ月近く遅れた。
その上、来る日も来る日も風が強く、架けかけた巣が落ちそうになって修繕に手間を取られた。オマケにいつも我が家から見える側で産卵・抱卵していたものを、風を除けるために巣の奥側に引っ込んでしまった。残念、いつまでたってもヒナの姿は見えなかった。親鳥が抱卵している姿さえほとんど見えなかった。
ここにきてようやく、雨上がりの陽射しを求めてヒナが顔を出すようになった。
双眼鏡・新調カメラの出番である。蛍は写せなかったが、アオサギはこのカメラでバッチリである。このように準備万端整えて待つと、結果はこんなもんだ。
言って行き場も持って行き場もない。こんなときのやり場のないグジグジ言う独り言を「グチ」っていうのだろうな。何となく分かる。
こんなところにも、やっぱり世の中ままならないものだ、と思い知らされる。
ましてや人の世の中、思うように行くわけがないことを改めて肝に銘じよう。