ソーッと、足音をさせないように獲物を狙う、サギ
今夜はブログをサボタージュしてゆっくり野球でも観るか・・・と思ったら7時のNHKニュースを終わった時点で、カープの試合も終ったに等しい試合展開。見るも無惨な6連敗。
思い直して今日一日をちょっと振り返ってみた。
あるはあるは、書きたいことが山ほどある。タイトルも、あれにしようかこれにしようか、迷うほど多くのタイトル文字が浮かんでくる。
本当はあまり触れたくないネタなのだが、書かずにいられない気持ちにさせられる。
世界が注視する一大事が出来。国力を上げて対応しなければ、世界の笑い者にされた挙げ句、領土問題も経済問題もすべからく他国の思い通りにされそうなこの時。
自分たちが祭り上げたリーダーの力量不足が判明したからといって、寄ってたかって足を引っ張る、頭は押さえる。政治の素人が演じるような内輪の権力争い。
そんなことは元々政権を取った時点で目に見えていたこと。
そうした情勢を踏まえて、敵方の造反もひっくるめれば勝ち目があると思ったのかなかったのか、勝負を挑んだ前政権保持者達。
「ひょっとすると本当に不信任案が可決されるかも・・・」という危機感を抱いた、同じく足を引っ張られて降ろされた元のリーダーが仲介し、なんとか自分たちの仲間の面目を保った。結果は予想外の数字で現在のリーダーが支持された。
一夜明けたら、その意外な数字を自分の実力と勘違いして「辞めるなどとは言っていない。一定のめどが立ったら若い者に・・・と言った」と開き直る。
なんとか不信任案の成立は避けようと、仲介に入ったお坊ちゃんの元リーダーは、鳩のような平和主義者かどうか知らないが「ペテン師だ。約束は約束として守れ」と珍しくお怒りとか。「約束などしていない。一定のめどがたったらと言った・・・」という茶番劇を演じる。
元リーダーの心情もホンの少し分かるが、「一定のめど」という期限のないひそひそ話で納得した甘さは、所詮引かれ者の小唄に聞こえる。
ここで「めど」という言葉をひもとくと「目指すところ。めあて。だいたいの見当。目標。とある。 「一定のめど」これほど曖昧な言葉はない。それが政治舞台でまかり通る。
本人は来年1月末を一定のめどとしたかもしれない。一方は6月いっぱいをめどとしたかもしれない。言う側と聞く側で随分幅の異なる一定のめど。
こんなことを繰り返す中で、一大事の被災者は明日への希望の灯りを、待たされることになるのか。やり切れない思いだ。