小中の授業時間増など答申=次期指導要領、ゆとり転換-中教審
(時事通信) - goo ニュース
記事中の重要事はタイトルの「ゆとり転換」なんかであるわけはない。
そんなのは目くらましの話。
マスコミも馬鹿は休み休み言って欲しいものだ。
そんなふざけた煽りをいつまでやるのだ。マスコミ。
真の問題は以下の部分。
>答申は、昨年10月に公表した「審議のまとめ」とほぼ同じ内容。
>学習内容を3割削減し、授業時間を短縮した現行指導要領の反省に立ち、基礎知識の定着と活用を図るため、時間数増が必要と強調した。
>その上で、国語や算数・数学など主要教科の授業時間数を小学校で301時間、中学校で360時間増やすとした。
>授業時間は小学校1、2年で週2時間、3年以降と中学で週1時間増える。
これが以下に恣意的というか政治的な話か・・・。
まず、答申がいわゆる「ゆとり転換」といわれる部分。
結局、「ゆとり」と呼ばれるものの本質がなんであったのかが不明なまま、また、諸問題を全て「時数削減(=ゆとり)」へ責任転嫁している。
(百歩譲ってそれを認めるのであれば、なぜ週五日に戻れないのか。)
現状把握に問題点を多く残したまま、答申が出されている点が非常に歯がゆい。
答申は、きちんとした評価と分析を求める現場の声を反映していない。
結局は、「学力低下」論をかわす政治的な材料でしかない。
時数が増加しても、現在ある問題・課題が解決しなかったのならば、どうするのだろう。
見通しもない話をすすめるべきではない。
やく10%といわれる時数増だが、実際に週五日が変わらず、また、これ以上、毎日の時間割に授業をぶら下げる事は不可能なので、余剰時数が基本的に実時数として結果報告されるような気がする。
本末転倒な話だと思う。
あるいは、教委の管理上、批判的対象であったモジュールの拡大や教育的活動(例えば親による読み聞かせ活動など)を時数に入れ込むというウルトラC(表現が古いな)が行われていくだろう。
すさんだ現場が拡大するだけだ。
結局、実際には時数が目に見えて増えるわけではないので、答申のうその見通しは当然通らない。