フリーランス的発想のススメ

~フリー満喫講座~

ブラック・ダリア

2007年05月31日 | ハリウッド映画
監督:ブライアン・デ・パルマ
主演:ジョシュ・ハートネット
   スカーレット・ヨハンソン
   ヒラリー・スワンク

 1947年にロサンゼルスで実際に起こった未解決の殺人事件を元に、フィクション化された小説が原作。映画も当時の雰囲気を出すためか、ワザと古めかしい作りになっている。役者もそれに合わせてちょっと大げさな演技をするんですが、それが主演の2人(ジョシュ&スカーレット)にものすごく違和感を与えます。特にスカーレット・ヨハンソン。昔のハリウッド美人女優的な演技は、彼女の本来持ってる魅力を殺してしまってて、ちょっと宝の持ち腐れになってましたねぇ。残念。
 映画自体はと言うと・・どうかなぁ。最後までドキドキしたし、やっぱりウマイ(監督が)とは思うんだけど、、どうなんでしょうねぇ。(って、こんな感想の方がどうなんだ?☆☆☆☆☆☆)

007/カジノ・ロワイヤル

2007年05月30日 | ヨーロッパ・その他
監督:マーティン・キャンベル
主演:ダニエル・クレイグ
   エヴァ・グリーン
   ジュディ・デンチ
 
 6代目ジェームズ・ボンドの「カジノ・ロワイヤル」は、物凄かった。。「24」のジャック・バウワーもびっくり!の展開が、2時間25分間ブッ続けで起こります。(前半はジャッキー・チェンもびっくり!のアクション満載)あまりにも凄すぎて、も~うなにがなんだか分かりましぇん。そんな、明らかに今までの「007」とは違う映画でしたが、オモシロかったです。次回作にも期待!!・・んがしかし、疲れた。。(ダニエル・クレイグはよくやってます。☆☆☆☆☆☆☆☆☆)

時をかける少女

2007年05月29日 | アジア映画
監督:細田守
声:仲里依紗
  石田卓也
  原沙知絵

 私たち世代の人にとっては『時をかける事が出来る少女』=『原田知世』という図式が成立します。んなワケで、なにを今さらこの映画をアニメ化してるんだろうと思って、鼻にもかけてなかったんですが・・実は物凄く評判がいいんですよ、コレ。それも、原田知世版をリアルタイムで見た人たちが褒めている。これはもしかするともしかして・・で、借りてみました。
 感想は一言。素晴らしい!!も~う!素晴らしい!!これは間違いなく傑作です!(あ、ニ言いっちゃった)人物はまったく美しくないし、ストーリーも原作とは違います。(原作から20年後の設定で、原作の主人公が叔母として登場)でもそんなのを軽々と飛び越えて、原作で言いたかったことはそのままに、人間の本質(やさしさ)を思い出させてくれるのです。
 とにかく、日本のアニメはスゴイ!というのを再認識しましたね。こんなの見たらCGなんてバカみたい。ハリウッドなんてバカみたい。日本バンザイ!アニメバンザイ!もう実写はヤメてアニメ1本でやってけばいいじゃん!!な気持ちになるのでした。(ジブリだけがアニメじゃなかった!☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆)

モーゴの人々

2007年05月28日 | ふと思う…
出演:シティボーイズ
   中村有志
   大森博史
   ムロツヨシ

 1年のうちで一番気合いを入れるイベント「シティボーイズライブ」に、今年もやっぱり行ってきました。天使のコピーライターU嬢の車で、勉強大好き!努力家のN嬢と共に北九州芸術劇場へ。さて、シティボーイズを知らない人のために一応メンバー紹介。年々カツゼツが悪くなる大竹まこと氏、年々動きにムダがなくなってきた(と言うより動けなくなってる)きたろう氏、そして年々ナゼかおもしろくなってきた斉木しげる氏(最初はヒドかった・・)の3人。そこに、ほとんどレギュラーの中村有志氏と、今回のゲスト大森博史氏&ムロツヨシ氏が絡んで大騒ぎ、なワケです。
 『雁首クラブ』で謝り倒し、きたろう作『ひまわり』のウンチクを聞き、小さなソフィア・ローレンと大きなソフィア・ローレンに癒され、最新の無茶なファッションに身を包み青山を闊歩する。今年もやっぱりギャグを忘れてたり、後半時間稼ぎでムダなことしてみたり、ああ、これだから「シティボーイズライブ」はやめられない!!皆さん高齢だけど、来年も雁首そろえて来てくださいね。(DVD発売されてるのにレンタルビデオ屋で見かけないんだよなぁ・・)

NARC/ナーク

2007年05月23日 | ハリウッド映画
監督:ジョー・カーナハン
主演:ジェイソン・パトリック
   レイ・リオッタ
   バスタ・ライムス

 この映画がいつ公開されたのかよく知りません。それくらい私にとっては無名の映画なんですが、いや~~~おもしろかった!!ハッキリ言って見た目は『地味』です。地味なんだけど『骨太感』は最高!もうとにかくオープニングから釘付け状態。久々にハリウッドらしからぬ(スポンサーに媚びない)いいストーリーで、最後の最後の最後まで楽しめました。
 潜入捜査官が殺され、その相棒だったオークと自身も潜入の経験があるテリスが、その捜査にあたることになる。この2人、どちらも影の部分があって「もしかしてどちらかがこの事件に関わってるんじゃ・・」という疑念がわきます。映画が進み、2人のことが徐々に分かってくればくるほど、謎は深まっていくのです。
 この映画はサスペンスでありながら、善でも悪でもない人間のドラマも同時に展開していきます。そして、最後の最後の最後に明かされる事件の真相に、あなたも『愕然』とすること間違いナシなのです。(抑えた演技のジェイソン・パトリックに☆☆☆☆☆☆☆☆☆)

王監督に、逢う

2007年05月21日 | ふと思う…
 私が子供の頃のヒーローと言えば、巨人の4番王貞治選手でした。当時はピンク・レディーの歌(『サウスポー』)の歌詞にも出てくるほどの、国民的ヒーロー。引退後は巨人軍の監督を経て、1995年にホークスの監督に就任してくれました。でも、当時のホークスは弱かった・・。4月に連勝が続くと「春の珍事」と言われてたほど(苦笑)。ゆえに監督責任的な批判も多かったし、ヒドイ事件もありましたが、ずっと監督でいてくれてホントに感謝しています。
 そんな王監督とお目通りする機会を得ました。(まさか私の人生のなかで王監督とお話できる日が来るなんて!)「デザイナーやってるの?スゴイね。」と言われ、「いやいや、私以外のデザイナーはスゴイんですけど、私はスゴクないんですよ」な~んて言いたかったけど、モチロン言えてません。(ヘヘヘ)思ってたよりもふっくらされてたし、67歳とは思えない精悍さはカッコよかったなぁ~。

ただ、君を愛してる

2007年05月18日 | アジア映画
監督:新城毅彦
主演:玉木宏
   宮崎あおい
   黒木メイサ
 
 これはスゴイ。とにかく演出やバックに流れる音楽や、主演の玉木宏さえもが、ぜ~~~んぶダメダメ。ぜ~~~んぶダメダメなのに、なんとなく「いい映画見たな」という気にさせてるのが、スゴイ。その理由はハッキリしてます。ただ一人、宮崎あおいが『異常』にいいんです。
 宮崎あおい演ずる『静流』が出ているシーンはおもしろい。映画が生き生きしています。逆に『静流』が姿を消す後半は、ゲンナリするくらい映画が死んでしまう。「アレッ?ナニコレ?」と、ほぼ「中学生日記」レベルの演出に、一気に我に返る。そしてもう1度『静流』が登場すると(それが写真だけだとしても)また、息を吹き返すのです。
 要は、宮崎あおいの一人勝ち。宮崎あおいのおかげで、共演者や監督&脚本家を含むスタッフ全員が救われてます。これはスゴイ。(映画は☆☆☆。でも宮崎あおいは☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆)

情婦

2007年05月17日 | ハリウッド映画
監督:ビリー・ワイルダー
主演:マレーネ・ディートリッヒ
   タイロン・パワー
   チャールズ・ロートン

 昔の名作つながりということで、今回は「情婦」。ビリー・ワイルダーの傑作法廷サスペンス。ビリー・ワイルダーと言えば、ジャック・レモンやシャーリー・マクレーンと組んだコメディ映画のイメージが強いですよねぇ。そんなワイルダー監督作なので随所に笑いもあり、なおかつドキドキの法廷劇が展開します。1957年の作品なのに今なお色褪せない、って言うか驚愕の展開にはホント脱帽でした。最近のダメダメサスペンスを見るくらいなら、この映画を何度も見た方がずーっといいです。
 そしてもう1人の立役者、マレーネ・ディートリッヒ。ものスゴク美しい。ディートリッヒと言えば「モロッコ」なんですが、「モロッコ」は1930年の作品。って、えっ!!「情婦」は56歳で演じたの!!・・絶句。(法廷の息詰まる攻防に☆☆☆☆☆☆☆☆☆)

心の旅路

2007年05月16日 | ハリウッド映画
監督:マーヴィン・ルロイ
主演:ロナルド・コールマン
   グリア・ガースン
   フィリップ・ドーン

 昔の名作DVDが、今ナント500円!!で売られている。「ローマの休日」や「風と共に去りぬ」といった超有名作品が名を連ねるなか、私が一番に買ったのは、不朽のメロドラマ「心の旅路」です。高校生の頃BSで見て号泣して以来、何度となく見た映画。今だに号泣してます。
 戦争の爆撃により記憶をなくした兵士が、精神病院を抜け出し1人の女性と出会う。彼女はなにかと彼の面倒をみ、やがて結婚して子供が生まれます。小説を書きはじめた彼は、出版社に向かう途中で交通事故に遭い、戦争前の記憶が甦えったのと引き換えに、今度は戦争後の記憶を失ってしまう。
 奥さんや子供のことをすっかり忘れてしまった彼は、自分の実家へと帰って行く。当然、奥さんは彼を探します。小さな子供をかかえ、夫を失ってしまった彼女。ある日、雑誌の記事で実業家として成功した夫の写真を見つけます。この後、彼女が受ける試練にも~う号泣必至!
 この展開、なんとなく韓国ドラマを思い浮かべませんか?事実、この映画が『記憶喪失』を取り入れた最初の映画だそうな。コレがなかったら「冬ソナ」でヨン様が記憶をなくしたり、また取り戻したりという展開はなかったかもねぇ。(グリア・ガースンに☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆)