フリーランス的発想のススメ

~フリー満喫講座~

ひとまず走れ

2005年10月31日 | アジア映画
「ひとまず走れ」
監督:チョ・ウィソク
主演:クォン・サンウ
   ソン・スンホン

 先に断っておきます。今回この映画の内容は、ほとんど伝えられないかと思われます。(韓流ファンの皆さんゴメンなさい)
 それがですね、ひっさびさにゴージャスコピーライターY嬢邸に行ったワケですよ。で、これまたひっさびさに注意力散漫スタイリストO嬢も合流してて。いやホントに、Y嬢邸の敷き居をまたいだのは、いったいどれくらいぶりなんだろう?(外ではちょくちょく会ってたんですがね)
 ひとんちなのに、なぜか落ち着くY嬢邸。とにかく広い。私の定位置はというと、TVに向かって左側のスペース。絨毯の上で毎回ゴロゴロしてます。で、スタイリストO嬢の定位置は右側のスペースで、そこにはコルビジェの(黒革の)ソファがあり、その上で毎回爆睡。家主のY嬢は中央スペースなのですが、甲斐甲斐しくお世話をしてくれるので、立ったり座ったり立ったり座ったり…。その横で、私とO嬢がゴロゴロゴロゴロゴロゴロ…。そりゃあ居心地いいですよねぇ。
 当然のように夕飯をごちそうになったんですが、今夜はY嬢がN.Y.で買ってきたというレトルトのカレーをメインに、いつものように手際よくパパッと作ってくれたサラダと、Y嬢のセレブ仲間、M嬢お手製のワインの梅酒を、シャンパンで割るという贅沢ざんまい。私は普段、お酒はあまり飲まない方だけど、まあ飲んでもたいして変わることのない、ホントは酒豪タイプ。(たぶん)ただし私にしてはめずらしく、4日間続けて飲んだくれてたので、さすがにこの日はちょっと酔っぱらい気味。O嬢のリクエストで借りてきた韓国映画「ひとまず走れ」を見る前に、就寝しかけるていたらく。
 そのO嬢、相変わらずのマシンガントークで、部屋に入ってからというもの、ずっっっとしゃべりっぱなし。しかしコレも、ひさびさだと思えば、けっこう微笑ましい光景なのです。で、日曜日の夜は、3人とも必ず見る番組があって、23時から放送の「情熱大陸」なんですが、昨夜はアートディレクターの寄藤文平さんでしたね。寄藤さんとは、ちょこちょことおつき合いがあり、楽しく番組を拝見してたのですが、つい最近結婚されたとは知らなくって、ビックリ!いや~ぁオメデトウございます!!
 まぁそんなこんなで、ボンサンク(クォン・サンウ)&深瀬くん(ソン・スンホン)の韓国映画「ひとまず走れ」を見だしたのは24時近くから。スタイリストO嬢は、またしてもエンディングを待たずして、爆睡。が、私も酔っぱらい気味だったので意識はモウロウ。はっきり言ってストーリー覚えてません。ゴメン。(ホントはおもしろかったのかも??☆☆☆)

イン・ザ・プール

2005年10月29日 | アジア映画
「イン・ザ・プール」
監督:三木聡
主演:松尾スズキ
   オダギリジョー

 「メゾン・ド・ヒミコ」を見てからというもの、オダギリジョーに逢いたくて、逢いたくて、逢いたくて…とは、セレブ(コピーライターY嬢)の弁。そんなセレブが『どーしても今日逢いたいの!』と言うので、さっそくTSUTAYAに行って「イン・ザ・プール」のDVDを調達する。最近ごぶさたのスタイリストO嬢も誘ってやるか、と電話してみたが、クリスマス前のこの時期、スタイリストは大忙しであっさり断られた。(そろそろあのマシンガントークが聞きたいなぁ)
 さて、DVDということで、Y嬢邸ではなくうちのナンチャッテホームシアターで鑑賞。(あきらかにY嬢邸のTVよりうちのTVの方がちっちゃくって、正直ホームシアターにはほど遠い…)なんですが実は、あんなにオダジョーに逢いたい!逢いたい!と言ってたY嬢が「でもちょっとだけ顔が長いのよねぇ」と、オダジョーにダメ出し。(パーフェクトに好みじゃなかったの?!)「顔の横幅と縦の長さのバランスがちょっとダメ」(ははぁ)「あと、あごにホクロがあるから、ヒゲもあった方がいいわね」などなど。いや、そこまで分析出来るくらい、しっかり見てるってことなんでしょうけどね。(私はおぼろげにしか見てなかった)
 で、映画の内容ですが、けっこう笑えました。(原作本はもっとオモシロイらしい。byY嬢談)松尾スズキがいい味だしてる。お目当てのオダジョーも、情けなくてカワイイ青年を好演してたし、私の大好きな『きたろう』も出てくるし。(監督はシティボーイズライブの脚本も手掛けてたらしく、相性バッチリ)Y嬢的には内容もオダジョーもイマイチだったみたいですが、ワタシ的にはこのオダジョー、カッコよくはないけどけっこう好きです。(精神科医の伊良部先生に☆☆☆☆☆☆)

困ったCM

2005年10月28日 | ふと思う…
 先週入稿した食の雑誌「epi」の色校があがってきた。次号の発売はまだまだ先の11月20日。近くなったらまたお知らせします。んで、その中に『街の味力』というコーナーがあって、原稿や写真をいただく際に、ライターA氏といろんなバカ話をする。(A氏はスポーツ記事も書いてたりするので、アビスパやホークスの裏話なども教えてくれる。)
 今回たまたま話題になったのが『ヘンなCM』について。A氏が最近ナンダコリャ?と思ったのが、ボーダフォンのCMで、伊東美咲が作り物の大きな口の中に入って、パクパクしてる、アレ。(岡田准一の指バージョンもアリ)意味が分かんないし、気持ち悪いと言っていた。(奥さんも同意見だったらしい)
 実は、私も密かに「コレ、どーしたいんだろう?」と思ってたCMがある。それは、キューピーの『たらこスパ』。たらこの着ぐるみ(?)を着たキューピーが、海辺にたたずみ「た~らこ~、た~らこ~、た~っぷ~りぃ、た~らこ~」と歌うアレです。
 海を見ながら哀愁たっぷりに涙を流す『たらこキューピー』。なんだか、カワイソウ…。この時、なんとも言えない罪悪感に襲われるのは、私だけだろうか??「たらこってそーいえば『たら』の子だよねぇ…」なんて今まで忘れてたとこを思い出させてくれる。食べていいのか?!いけないのか?! ホント、福岡県民にはツライわ…

メゾン・ド・ヒミコ

2005年10月27日 | アジア映画
「メゾン・ド・ヒミコ」
監督:犬童一心
主演:オダギリジョー
   柴咲コウ

 このブログにコメントを寄せてくれるジュニオ氏も褒めていた「メゾン・ド・ヒミコ」。東京帰りのセレブコピーライターY嬢と、前々から一緒に見に行こうと約束してたんですが、ある日突然電話があり『今から行けば、開始時間に間に合うかしら?』『…スグ出ます』と、速攻で見に行くことに決定。セレブは待たされるのがキライなので、迅速かつ俊敏な判断力と行動力が必要です。きっと私はどんなセレブとも付き合えます。
 セレブはオダギリジョーが大好き。私はというと、実はどちらでもありません。というのも、今まで彼のドラマや映画を見たことがないのです。こんなにたくさんオダギリジョーを見たのは今回が初めて。で、オダギリジョーは、もーぉカッコ良すぎる!あまりにカッコ良すぎて『ズルイ』です。
 もう1人の主役、柴咲コウ。あんなにカワイイ柴咲コウが、劇中で『ブス、ブス』と言われ続けます。すると『ブス』に見えてくるから不思議です。が、やはり本来の美貌はいつまでも隠せない。やっぱりカワイくって『ズルイ』のです。
 結局のところ、オダギリジョーも、柴咲コウも、卑弥呼もルビーもみ~~~んな素敵なのです。ラストは、いろんなこと(シガラミとか)全てから開放された気がして(見てる自分自身も)、結構感動しましたよ。(オダジョー&シバコウに☆☆☆☆☆☆)

私の頭の中の消しゴム

2005年10月26日 | アジア映画
「私の頭の中の消しゴム」
監督:イ・ジェハン
主演:チョン・ウソン
   ソン・イェジン
 
 いやーぁ、泣いた、泣いた。映画が終わって鏡を見たら、鼻のあたまが真っ赤っか(お恥ずかしい)。前にも書きましたが、歳をとると涙腺がゆるくなるもので、今回もゆるゆるの涙腺大崩壊です。
 先日、学校でお菓子作りを教えているN嬢から、映画のタダ券もらったから行く?とのお誘いが。ホイホイついてくと、今話題の泣ける韓国映画「私の頭の中の消しゴム」で、実はコッソリ見たいと思っておりました。(ありがとうN嬢!)しっかし、ウワサどおりの大号泣モノでしたよ。もうスゴイ。後半の怒濤の攻めに、完敗です。
 恋人から夫婦になり、幸せな新婚生活を送っていたある日、妻に記憶障害が起こり、次第に夫との日々を忘れていく。アルツハイマー病のため、記憶を失っていく妻。それをささえようとする夫。しかし、ふたりの『別れ』は、刻一刻とせまってくる―。
 この映画の元ネタは、日本のドラマ「ピュアソウル」(2001年)だそうな。う~ん、まったく覚えがない。で、その「ピュアソウル」の原案は、高村光太郎の詩「山麓の二人」らしい。なるほどねぇ。
 さて、妻役のソン・イェジンは、ただいま福岡地方で深夜放送されている「夏の香り」や、ヨンさま主演の映画「四月の雪」でヒロインを演じてる正統派美人女優。と、言いたいのはそっちの方ではなく、夫役のチョン・ウソン! バリバリカッコイイです。私とN嬢は好みが似てるので、二人一緒にメロメロです。たぶん、天使の微笑みコピーライターU嬢と、笑顔のアートディレクターH嬢も、メロメロになることでしょう。(とはいえ、私のナンバーワンは『室長』です)
 館内は意外にも若いカップルが多く見にきていて、映画が終わると同時に、女性陣はみ~んなトイレでお化粧直し。これから見にいく予定のカップルさんも、化粧崩れに気を付けてね。ちなみに私の『赤っぱな』は、なかなか直りませんでした。歳をとるってコワイ。(もちろんチョン・ウソンに☆☆☆☆☆☆☆)

浮き雲

2005年10月25日 | ヨーロッパ・その他
「浮き雲」
監督:アキ・カウリスマキ
   カティ・オウティネン
   カリ・ヴァーナネン

 監督はフィンランド人です。『フィンランド』といって、すぐに思い出すのは「ムーミン」。なんとなくアキ・カウリスマキの作品と「ムーミン」の世界は似ています。韓国ドラマのような激しいストーリー展開などなく、静かに淡々と、でもラストはなぜかジ~ンとしてしまう。(韓国ドラマを批判してるワケではない。思いっきりハマってます。)
 この映画でフィンランドのお国事情も分かります。ある1組の夫婦が、同時期に職を失ってしまう(夫はリストラにあい、妻の働くレストランはつぶれる)。そこからの再就職も苦難つづき。いろんな人にダマされて、とうとう無一文に。この夫婦は多くを語らないけど、その気持ちがよく分かる。そして、八方ふさがりになった時、小さな希望が現われます。「過去のない男」に続き、この「浮き雲」もい~~~い映画でした。
 私は悲劇よりも希望のある映画が好き。その昔「カミーユ・クローデル」を映画館で見た時(芸術家ロダンの愛人で、本人も彫刻家。が、次第に精神を病み、最後は精神病院で30年間を過ごす)とまあ、あまりにもつらい内容で、物凄く落ち込んで帰った記憶がある。もうあんな映画は見たくないなぁ。どうせ同じ2時間を過ごすなら、楽しい気持ちになった方がいいと思いません?(シッポを振るワンちゃんに☆☆☆☆☆☆☆☆)

内村プロジェクト

2005年10月24日 | ふと思う…
 昨夜放送の「内村プロジェクト」はご覧になりました? そう、なんのことはない略して「内P」です。涙の最終回から1ヵ月弱、スペシャルで帰ってきました。で、今回もバカ笑いしながら思ったこと。「内Pはやっぱり、深夜向きだな~」
 相変わらずグダグダなおじさん芸人達は、どうもゴールデンにはしっくりこない。ねこ男爵が出てきた時点でヤバイ!と思ったし、出川がノロノロ全力疾走してる姿で確信いたしました。テレ朝の深夜番組が、のきなみゴールデンに進出する中、あぁ、やっぱり「内P」は深夜がよく似合うのです。
 どちらかというとダメ芸人が、ものスゴイ力を発揮する「内P」。出川哲朗がおもしろいと感じるのは、この番組くらいです。それも1日中働いて、疲れきった頭で見るからこそかもしれません。同じ理由で「ぷっすま」もまた、おもしろいんですよねえ。
 「内P」お正月スペシャルも期待しております!

過去のない男

2005年10月23日 | ヨーロッパ・その他
「過去のない男」
監督:アキ・カウリスマキ
主演:マルク・ペルトラ
   カティ・オウティネン

 アキ・カウリスマキの映画を見るのは、コレが初めて。この作品が日本で公開された時、筑紫哲也と『ニュース23』で対談してたりしたので、監督の名前は覚えてたけど、見る機会を逸してました。で、やっと見たんですが、もう私はこの1作で、ノックダウンです。いやオモシロイ。この独特な雰囲気と間。セリフは少なく、役者はみんな無表情なのに、登場人物の背景や感情が、モノスゴク分かる。しかも(冗談ヌキで)イヌの気持ちまで伝わってきます。(←マジです)
 この映画の中で、クレイジーケンバンドの曲が使われてることくらいしか予備知識はなかったんですが、それもよかったのかもしれない。なので、あえていろいろ書くのはやめておきます。とにかくよかった。この映画を見なかったからといって、人生ソンすることはないと思うけど、私は出会えてホントにウレシイ。この監督の他の作品、「浮き雲」や「白い花びら」など、まだまだたくさんある。ウフフ、当分楽しみが続くな。(イヌのハンニバル(すごい名前)に☆☆☆☆☆☆☆☆☆)

ブレードランナー

2005年10月20日 | ハリウッド映画
「ブレードランナー」
監督:リドリー・スコット
主演:ハリソン・フォード
   ルトガー・ハウアー

 好きな映画紹介、第2弾。私はハリソン・フォードが大好きです。(イ・ビョンホンにうつつをぬかす前は、ハリソンがナンバーワンでした。)で、ハリソン・フォードといえば「ブレードランナー」。1982年の作品(23年前!)ですが、も~~~ぉホンット好きで、何度も見てます。
 何がいいって、そりゃあルトガー・ハウアーもいいんだけど、やっぱりハリソンなんですよ。男優さんに言うのもなんですが、とにかく色っぽい、そしてウマイ! ホントに指ケガしちゃったんじゃないの?と思うくらい痛いたしかったり、ツラそうだったり。(いや、ホントにケガしてたのかもしれないが…)『SF』なので非現実の世界ですが、ハリソンがあまりに生身の人間なので、そんなこと忘れさせてくれます。(アンドロイド役のショーン・ヤング、ダリル・ハンナも美しい)

どーするのデッカード! どーなるのレイチェル!

 この映画はファンも多いため「ブレードランナー」「ブレードランナー/完全版」「ブレードランナー/ディレクターズカット版」と3種類ありますが、私は「ディレクターズカット版」が好きかな。(ラスト、主人公がこの先どうなるか分からない、といったところで終わる)当初「ディレクターズカット版」の結末で出そうとしたところ、やっぱりそこはハリウッド。とにかくハッピーエンドじゃなきゃダメっつーことで、エンディング無理矢理増やして結末を変えたため、後々になって「ディレクターズカット版」なるものが出来た次第です。
 個人的には初版の増えたシーンはキライじゃない。ヴァンゲルスの曲とともに森を駆け抜けるラストシーンは、余韻があっていいです。(一応ハッピーエンドだし)でも原作に近いのは「ディレクターズカット版」の方なんですよね。
 原作はフィリップ・K・ディックの「アンドロイドは電気羊の夢を見るか?」。ナンノコッチャってタイトルですが、この本も大好きです。この人の短編で、シュワちゃん主演の「トータルリコール」の元ネタもありますが、こちらは原作「追憶売ります」の方がはるかにいい。
 と、話が脱線しましたが、よーするにオモシロイっつーことですよ。でなきゃ「完全版」だの「ディレクターズカット版」だの出やしないのです。でも好きキライはあるかな?(現在のナンバーワン映画!☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆)

※私が会社に入りたての頃、Macの画面が拡大していくさまを見て「うわ~、ブレードランナーだぁ!」と歓喜したことを思い出します。(なつかしいなぁ…)

愛しのローズマリー

2005年10月19日 | ハリウッド映画
「愛しのローズマリー」
監督:ファレリー兄弟
主演:グゥイネス・パルトロウ
   ジャック・ブラック

 「メリーに首ったけ」の監督だけあって、なかなかおもしろかったです。で、私は「メリー」よりもこっちの方が好き。ラストはちょいと泣けました。
 父親が死ぬ間際に「女は顔だ!」と言い残したことから、女性の外見に固執するようになった主人公ハル(ジャック・ブラック)。ひょんなことから催眠術をかけられて、心の美しい女性が美しく見えるようになってしまう。そこで登場するのが、グゥイネス・パルトロウ演じるローズマリー。催眠術をかけられたハルから見れば、ローズマリーはパーフェクトな美人。が、実際は…というお話。
 この映画で一番気に入ってるのは、次々あらわれる美女たちが、とっても謙虚で、モジモジしてる姿。それがとってもカワイイのです。他の映画で見たことあります?並みいる美女が自信なさげにはにかんでる姿なんて。(ホントは美女じゃないんですけどね)
 と、まあ正直言ってお伽話だし、王道のラブコメなんですが、後半はストーリー的にもかなりよくって、結構オススメです。(ジャック・ブラックがうまい!)騙されたと思って1度見てみてください。偏見が強い人にも見てもらいたいなぁ。ちょっと考え方が変わるかもしれませんよ。(巨漢のグゥイネスに☆☆☆☆☆☆☆)