監督:犬童一心
主演:妻夫木聡
池脇千鶴
上野樹里
ネタバレで怒られるの覚悟で核心にふれてますので、知りたくない方は読まないでね。
平々凡々と暮らしてきた大学生のツネオ(ツマブッキー)が、あるきっかけで足の不自由なジョゼ(池脇千鶴)と、その保護者であるお婆に出会う。彼がいままでに出会ったことのない種類の人たちとの会話や食事はとても新鮮だった。大学の友達と遊ぶ時間よりもジョゼたちとの時間を優先させ、ついには『お婆の死』をきっかけにジョゼの家で暮らしはじめる。1年後、最初は楽しかった生活も徐々にたいくつなものとなり、大学時代の元カノ(上野樹里)との再会も手伝って「ジョゼから逃げたい」と思うようになる。
「逃げたい」と思ってしまったら、もう「逃げる」しかない。逃げて元カノに走ったツネオの行動は、ある意味正しい。別れの時、ジョゼは明るかった。逆にツネオは号泣する。一生の傷をおったのは、もしかしたらツネオの方かもしれない。
ジョゼはツネオに出会うまで『不自由な足』のために世の中から隠されてきた。ジョゼの世界は人目の少ない早朝の散歩(乳母車で)とお婆、そして一緒に孤児院を飛び出した幸治(新井浩文)だけ。ツネオが去ったことでもとの暮らしに戻るけれど、この結末は決して悲劇ではなく、成るべくしてなった結果。でも、ツネオが『いた人生』と『いない人生』では、ジョゼの一生は大きく違う。そして「ジョゼから逃げたい」とは絶対に思わない『幸治』の存在もまた、彼女の幸せだと思う。(ブッキーと池脇千鶴に☆☆☆☆☆☆☆☆☆)
主演:妻夫木聡
池脇千鶴
上野樹里
ネタバレで怒られるの覚悟で核心にふれてますので、知りたくない方は読まないでね。
平々凡々と暮らしてきた大学生のツネオ(ツマブッキー)が、あるきっかけで足の不自由なジョゼ(池脇千鶴)と、その保護者であるお婆に出会う。彼がいままでに出会ったことのない種類の人たちとの会話や食事はとても新鮮だった。大学の友達と遊ぶ時間よりもジョゼたちとの時間を優先させ、ついには『お婆の死』をきっかけにジョゼの家で暮らしはじめる。1年後、最初は楽しかった生活も徐々にたいくつなものとなり、大学時代の元カノ(上野樹里)との再会も手伝って「ジョゼから逃げたい」と思うようになる。
「逃げたい」と思ってしまったら、もう「逃げる」しかない。逃げて元カノに走ったツネオの行動は、ある意味正しい。別れの時、ジョゼは明るかった。逆にツネオは号泣する。一生の傷をおったのは、もしかしたらツネオの方かもしれない。
ジョゼはツネオに出会うまで『不自由な足』のために世の中から隠されてきた。ジョゼの世界は人目の少ない早朝の散歩(乳母車で)とお婆、そして一緒に孤児院を飛び出した幸治(新井浩文)だけ。ツネオが去ったことでもとの暮らしに戻るけれど、この結末は決して悲劇ではなく、成るべくしてなった結果。でも、ツネオが『いた人生』と『いない人生』では、ジョゼの一生は大きく違う。そして「ジョゼから逃げたい」とは絶対に思わない『幸治』の存在もまた、彼女の幸せだと思う。(ブッキーと池脇千鶴に☆☆☆☆☆☆☆☆☆)