フリーランス的発想のススメ

~フリー満喫講座~

Love Letter

2005年07月30日 | アジア映画
「Love Letter」
監督:岩井俊二
主演:中山美穂
   豊川悦司

 ひっさびさに日本映画を見ました。岩井俊二好きの、同姓同名のM嬢にDVDを借りたのがキッカケ。ちょっと前までは韓国映画に興味があって、そっちの方をけっこう見てましたが、日本映画もいいよなぁ~と再確認。10年前の作品だけど、DVDの高画質も手伝ってか、まったく古さを感じなかったです。
 死んだ恋人に宛てた一通の手紙。その手紙をきっかけに、恋人『藤井樹』と同じ名前の女性との、奇妙な文通がはじまる。恋人に手紙を送った女性と、同性同名なために手紙を受け取った女性の、2人の女性を中山美穂が演じています。(ミポリンはぜんぜん変わらないよなぁ~)中山美穂の演技がウマイかヘタかは別として、この映画の雰囲気にはとても合ってたと思う。
 岩井俊二の映画は「スワロウテイル」しか見たことなかったが(「スワロウテイル」もかなりおもしろい映画。けっこう毒がある)、その1年前に、こんなせつないラブストーリーを撮ってたとは、驚きです。(もう1つのM嬢のオススメ「リリィシュシュのすべて」は、見るのにある程度心構えが必要な気がしてて、ちょっと躊躇ぎみ。近々見てみようとは思ってますが。)
 さて、本題の「Love Letter」。『クマさん』こと篠原勝之が、い~いおじいちゃん役を好演してて、ホロリとさせてくれます。中学時代の『藤井樹』をやった、柏原崇と酒井美紀もなかなかよかった。恋人が死んでいるという設定が、とってもせつないんだけど、なるほど、時間をおいて何度も見たくなるのは、よく分かる。なんだか私も、ラブレターを出したくなりました。(日本映画もいいね。☆☆☆☆☆☆☆)

7月、番外編

2005年07月29日 | ふと思う…
「Happy Together」~その2
韓国ドラマ
主演:ビョンビョン
   フカセ君
   その他韓流スター

 1度詳細を書いているので、あらすじ等は省きます。全部見ました。しかも1人で。(Y嬢、O嬢ゴメンなさい)も~~~ぉ!よかった!!テブン兄ちゃん(イ・ビョンホン)サイコー!!ジソク(ソン・スンホン)カッコイイー!!ユンジュ(チャン・ジヒョン)けなげ!!スハ(キム・ハヌル)カワイイー!!その他の出演者みんないい!!とにかく、テブン兄ちゃん!アナタはなんていい奴なの!!
 それこそ最初は、イ・ビョンホンのあまりのカッコ悪さに、正直ビックリしましたが、後半、話がシリアスになるにつれ、どんどんかっこよくなるのですよ。(もうこっからは『イ・ビョンホン祭り』でディープな世界になっていくので、興味のない方はリタイアしてくださいね)いや、かっこ悪いんだけど、元々2枚目だから真剣な顔をすると、とたんにいつものイ・ビョンホンに戻ってしまうのです。(これはしょーがない)で、「あっ、いかんいかん、3枚目だった」と、思い出したように、ちょいちょいヘンな行動をとったりしますが、コレがまたおかしくていい!イ・ビョンホンにガッツリ笑わせてもらいました。(たぶん本人も楽しんでやってたに違いない)
 実は「美しき日々」の『室長』をちょっとだけ見直してみたのです。あ~やっぱり室長はカッコイイなぁ~と思うと思ったのに、ナント!かっこよく見えなかった。あんなにカッコよかった室長が、とってもいけすかない奴に見えるのはナゼ? キザなところが好きだったのに、それが鼻につくのはナゼ??
 どちらかと言うと、『イ・ビョンホン』が好きというよりも、『室長』が好きだったのに、テブン兄ちゃんの出現で、室長が遠くへ飛んでしまいました。テブンの人間味あふれる表情と行動が(時々おかしな行動もしますが)、笑わせてくれるし、泣かせてくれる。そんな愛すべきキャラクター『テブン』の方がよく見えるのです。(「美しき日々」をちゃんと見直せば、『室長ステキ』に戻るとは思いますが…)
 何度も言うように、テブン兄ちゃんはかっこ悪いです。地位も名誉も職もない。でも兄弟を思いやる心だけは誰よりも持っている。あ~こんなお兄ちゃんが居てくれたら、私もユンジュのように何でもしてあげたくなるだろうなぁ。願わくば「Happy Together 2」があって、テブンを幸せにしてあげたい!
 しっかし、この振り幅の広さはナンだろう? ホント、室長とテブンが同一人物だとは思えない。恐るべし、イ・ビョンホンの演技力! 最近はカッコイイ役ばかりなので、またコメディもやってもらいたいし、悪役なんてのも見てみたいものです。(テブン兄ちゃんに☆☆☆☆☆☆☆)

閉ざされた森

2005年07月28日 | ハリウッド映画
「閉ざされた森」
監督:ジョン・マクティアナン
主演:ジョン・トラボルタ
   サミュエル・L・ジャクソン

 どんでん返しオンパレードの映画。あまりの展開の早さと、どんでん、どんでんの繰り返しで、「アレがこーなって、それで、、、えーっと?」と考えてる間に、終わってしまいます。しかもなぜかハッピーエンド。(ミステリー映画なのに『ハッピーエンド』という言葉がピッタリはまる、ってどーなの)とにかく、2転3転(どころじゃありません!)するストーリー展開に、このまま転がり続けて、結局最初に戻るんじゃないでしょーね??と心配しましたが、さすがにそんなオチではなかったので、ご安心を。
 とりあえず、どんでん返しが好きな人にとっては垂涎モノですが、以下の項目に該当する方は見ない方がいいかと思われます。
 □何ごとも『うやむや』にできない。
 □記憶力に自信がない。
 □外人は全て同じ顔に見える。
 □私は竹を割ったような性格だ。
以上。(真実は藪(森)の中☆☆☆)

ストレイト・ストーリー

2005年07月27日 | ハリウッド映画
「ストレイト・ストーリー」
監督:デビット・リンチ
主演:リチャード・ファーンズワース
   シシー・スペイセク
 
 よかった。ホント、見てよかった。おばあちゃん映画(「おばあちゃんの家」)に続き、おじいちゃん映画なのですが、感想を書こうとすると、やっぱり涙がでてしまいます。(きっとスタイリストO嬢なら号泣です)
 デビット・リンチ版ロードムービーであり、ヒューマンドラマであるこの映画。実は私、ロードムービーも苦手なのです。19才の時にジム・ジャームッシュの「ストレンジャー・ザン・パラダイス」を見て「なんだコリャ?」と思ってからダメになりました。(どーしても「タイクツ」だと思ってしまう、せっかちな性格)
 が、ですよ。普通のロードムービーよりもさらに遅い、トラクター移動。なのによかった。おじいちゃんのセリフはとてもゆっくり、でも聞き入ってしまった。なんでだろう。そのセリフ1つ1つに、物凄く『ジン』ときたのです。おじいちゃんの歩調に合わせて、全てがゆっくりと進んでいく―、そのゆっくりさが心地いい。
 そして、ラスト。こんなにも素敵な終わり方があっていいのだろうか!このラストの素晴らしさは、もう、言葉につくし難い!
 映像は、デビット・リンチらしさをちゃんと残してます。どこまでも美しく、そして(少しだけ)恐ろしい。ところで、シシー・スペイセクと聞いて「キャリー」を思い出す人はどれくらいいるんでしょう?(スティーブン・キング原作、ブライアン・デ・パルマ監督の映画で、主役のキャリーをやってます)娘役、シシー・スペイセクの危うい存在感は、まさにリンチワールドです。
 それにしても、おじいちゃん(そしておばあちゃん)の強いこと。もちろん身体は曲がり、歩くのも不自由です。でも心が強い。私が年をとった時、この人たちのようになれるのだろうか。年をとることは悲しいことでもあるけど、こんな風になれるのなら、そう悲観しなくてもいいんだな、と思うのでした。(満天の星空に☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆)

セレンディピティ

2005年07月26日 | ハリウッド映画
「セレンディピティ」
監督:ピーター・チェルソム
主演:ジョン・キューザック
   ケイト・ベッキンセール

 今日はいいことがありました。打ち合わせ先の某広告代理店で、コピーライター(&プランナー)K氏が、ドコモの『N901is』のリーフをくれました。ピンときた方もいるかもしれませんが、この機種のイメージキャラクターはイ・ビョンホンなのです。K氏曰く「マニアにあげるなら、3部は必要ですよね」と笑顔で渡されたんですが、ここでハッキリさせておきます。私は『マニア』ではありません!!でも3部いただきますっ!
 さて、こんないい日にはアメリカンラブコメなんかいかがでしょう?ということで、「セレンディピティ」です。男性版メグ・ライアンな感じのジョン・キューザック。ある日、偶然出会った女性に運命を感じ、数年後、結婚式を目前にして、また会いたい!と願う。手掛かりはほとんどナシ。果たして彼らは、また出会うことが出来るのか?
 韓国ドラマばりのニアミス続きですが、ここはアメリカ。正統派ラブコメで、なかなかよかったです。天気のいい午後に、ゆったりした気持ちで楽しい映画が見たい!って時にはもってこい。随所で笑わせてくれ、ラストは絶対に期待を裏切りません。最近、男性的な映画が多かったので、たまにこういうのを見ると、素直にいいなぁ~と思いますね。(ジョン・キューザックに☆☆☆☆☆☆☆)

スター・ウォーズ・エピソード3/シスの復讐

2005年07月25日 | ハリウッド映画
「スター・ウォーズ・エピソード3/シスの復讐」
監督:ジョージ・ルーカス
主演:ユアン・マクレガー
   ヘイデン・クリステンセン
  
 見てきました!「スターウォーズ・エピソード3」。あ~~~ついに終わったような、でも終わらないような、なんかフシギな感覚。また「4」から見なおさなきゃ!と思いつつ、CG技術の差に落胆しそうでちょっと怖い(笑)。
 今回「エピソード3」を見に行くにあたって、「エピソード2」を借りてしっかり家で復習しました。最近、料理学校の講師も始めたN嬢と一緒に。うちは自慢じゃありませんが、ナンチャッテホームシアターです。(スピーカー5個付きDVD。むちゃくちゃ安かったから「ナンチャッテ」です)でもこういう映画を見る時は、ナンチャッテでも、四方八方から音が聞こえるのはいいものです。(結局自慢か)
 「エピソード2」に関しては、私もN嬢も「ナンダカナ~」という感想でした。ヨーダが物凄く動けるというのは分かりましたが。(杖いらないじゃん)実際、私はスター・ウォーズの何が好きかというと、『ハン・ソロ=ハリソン・フォード』が好きなのです。エピソード編になってからは(当然)出てこないので、興味も半減、片手間に見てたのでした。(純粋なスター・ウォーズファンじゃなくて、スミマセン。。)
 でもですよ。やっぱよかった「スター・ウォーズ」は!! もうラスト泣きそうになりましたよ~。
ア~~~ッ、ルーク!(泣)。オ~~~ッ、レイア!(泣)。
(一緒に行ったN嬢は、ラストどころか、そのずっと前から号泣しそうになってたらしい。)
 最初の戦闘シーンは、遊園地のアトラクションに乗ってる様な感覚になれるし(座席が動けば完璧!)、2番目に好きなチューバッカも出てくるし(最初いっぱい居すぎて、どれがチューバッカなの?と探しましたが、後半分かりました)、なんと言っても今回「RH-40」もとい「R2-D2」がホントかわいかった!!(あの子は何であんなにカワイイの!)
 ストーリーがうんぬんとか、もうそんなことはどーでもいいのです! 戦闘シーンにワクワクしたり、キャラクターに笑わせてもらったり、ライトセーバーでの一対一の戦いにドキドキしたり、これぞ!「スター・ウォーズ」なのです。(コレが見たかった~!)やっぱり「4」からまた見なおそう。(2つの太陽に☆☆☆☆☆☆☆☆☆)

ショート・カッツ

2005年07月25日 | 番外編
「ショート・カッツ」
監督:ロバート・アルトマン
主演:たくさんいて書ききれない…
   (というか登場人物すべてが主役)

 細谷巌氏がこの映画を好きだという情報を得て(宣伝会議のT氏、ありがとうございます)そりゃ~見るしかない!と思い借りて見ました。2本組みの3時間。ちょっと勇気がいりましたが。
 この話は、登場人物(20人程度)それぞれの、日常の出来事です。日常と言っても、ある人は息子が交通事故に遇ったり、ある人は釣りの途中で死体を見つけたり、ある人は何年も音信不通だった父親と再会したり、とさまざまな出来事が起こり、それをその人の目線で見るのです。自分が自分の人生の主役であるように、この登場人物すべてが主役です。これはたぶん、神様に特殊な力を与えられ、他人の体に入り込んでその人の人生を垣間見てる、ような感覚。。
 とにかく、登場人物の生活と悩み(狂気)を断片的に見せられるので、たくさんの映画をいっぺんに見たような気になります。そして後半、それぞれが怒濤の結末を迎えていきます。幸せを得る者、不幸が訪れる者、さらなる展開をみせる者。中でも一番怖かったのは、ジャック・レモン。(最後のあの写真は、どういう意味だったんだろう…)
 私はこれを見て「見るべき時を間違えた!」と思いました。。10年前、公開当時に見ていたら「なんか物凄いモノ見ちゃった…」と思ったかもしれないし、10年後、自分に家族が出来た状態で見たら「なるほどね。分かる分かる」と思ったかもしれない。しかし今の私は、ここに出てくる10組の夫婦や親子(家族)に、共感できる経験もなく、しかも、単に映画の凄さに圧倒されるという純粋な心も失われつつあります(悲しいかな)。共感も驚嘆も出来なかったことが、とても残念。大人になって食べ物の好みが変わるように、この映画も何年か後にもう一度見ると、感じ方が違うかもしれない、っていうか違っててほしい!のでした。
 1つ「サイコー!」だと思ったのは、エンドロールで流れる歌です。(シャンソンかな?)エンドロールを見るというよりは、聞き入ってしまいました。(今回星はつけません。。もう一回リベンジ!)

トゥルー・ロマンス

2005年07月24日 | ハリウッド映画
「トゥルー・ロマンス」
監督:トニー・スコット
主演:クリスチャン・スレーター
   パトリシア・アークエット

 まさに、タランティーノの脚本!ってカンジでおもしろかった。(彼が実際に撮ってたら、もっとテンポがよくてクレイジーだったろうな、と思いますが。)
 とにかくビックネームが次々と出て来ます。サミュエル・L・ジャクソンは、ペラペラとしゃべってたかと思うとあっさり殺されちゃうし、バル・キルマーとかハッキリ顔がでてこないエルビス・プレスリー役だし。クリスチャン・スレーターの父親役デニス・ホッパーは、息子に人としての道徳を説いた後、クリストファー・ウォーケンと対峙。物スゴイ見せ場で、ムチャクチャかっこよかったりします。(その他、ゲイリー・オールドマンやブラッド・ピットなど贅沢三昧)
 痛いシーンもやっぱりあったりしますが、後半「三つ巴」の銃撃戦には、大笑いさせてもらいました。こうでなくっちゃ、タランティーノ! 道徳もなにもあったもんじゃありませんが、サイコーの娯楽作品であることに、間違いナシ!(タランティーノに☆☆☆☆☆☆☆)

Y嬢邸の怪

2005年07月22日 | ふと思う…
 最近、モテモテコピーライターY嬢の「放置プレイ組」に入ってたんじゃないかと思うくらい、Y嬢邸に行ってませんでしたが、やっとお呼びがかかりました。久々の手料理は、かぼちゃのそぼろ煮、オクラとなめたけの和え物、水菜と夏野菜のサラダ、サバの竜田揚げ、そしてお味噌汁とごはん。もう「お母さ~ん」ってカンジです(涙)。ちなみにこの野菜たちは、Y嬢のお友達、M嬢手作りの有機野菜で、ものスゴ~クおいしい。(いつも便乗していただいております。ごちそうさまです!)
 さて、相方のボケボケスタイリストO嬢は、ちょっと遅れて合流。到着早々、傍若無人っぷりを存分に発揮しておりました。彼女の基本は「しゃべるか、食べるか、寝るか」です。食べながらでもしゃべります。なんか静かね、と思うと寝てます。今日も、出来上がった料理をパクパク食している最中、「あっ!今石焼き芋が通った!食べたい!」と言ってみたり(確実に幻聴です)、「ヤバイ!眠くなった!早く食べなきゃ」と慌てだしたり(ゼンマイ仕掛けか?)。見てて飽きません。
 と、O嬢のことばかり言ってますが、実はY嬢もかなり変わってます。O嬢がしゃべり疲れて寝た後、Y嬢の合成コレクションを見せてもらいましたが、短期間でかなり腕が上がってて、ビックリ! 繰り返し言いますが、Y嬢はモテモテコピーライター(あらゆる意味で)なので、合成技術を上げる必要性は、まったくありません。っていうか、私がブログを書いて、コピー技術を上げてる場合でもありません。(私とY嬢はどうなりたいんでしょうね)
 まあ今回も、ビョンホン&フカセ君の韓国ドラマ「Happy Together」の続きを見たりしてるのですが、ナゼか「キザな室長が見たい!」という方向で大盛り上がり。「Happy Together」が終わる前に「美しき日々」に逆行する日も近し。

ニューオーリンズ・トライアル

2005年07月20日 | ハリウッド映画
「ニューオーリンズ・トライアル」
監督:ゲイリー・フレダー
主演:ジョン・キューザック
   ジーン・ハックマン
   ダスティン・ホフマン
 
 あ~~~面白かった。しかし、面白い映画ってまだまだあるんだなぁ~。今回も、最近お気に入りの『サスペンス』です。しかもジョン・キューザック主演。「アイデンティティ」のコメントで「昔の青春映画に出てたイメージしかない」みたいなことを書きましたが、私がただ単に無知なだけでした。。彼最近もけっこういい映画にバンバン主演してます。善人も、悪人も、プレイボーイも、ダメ男も、なんでも違和感なくこなしちゃう、悪く言えば薄い(特徴のない)顔。だからこそ、どんな役でも先入観なく見られるんでしょうね。
 あらすじはというと、ニューオーリンズの証券会社で銃の乱射事件が発生。2年後、犯人が自殺しているため、遺族は銃の製造会社を相手に訴訟を起す。弁護士にはダスティン・ホフマン(今回ダスティン・ホフマンは損な役です)。そして『陪審員』を選ぶために、銃製造会社が用意した、陪審コンサルタントにジーン・ハックマン(ジーン・ハックマンは役得)。
 「陪審コンサルタント」とは、陪審員1人1人の素性、経歴、弱みまでも調べ尽くして、自分達に有利な考え方をする人物を選別する、という仕事。この「陪審コンサルタント」が、も~うやりたい放題のなんでもアリ状態です。(この職業ホントにあるらしい。恐ろし~い!)そして、陪審員の中に彼等を操る男(ジョン・キューザック)が入り込む。それぞれの思惑が入り乱れ、最後に陪審員の票を手に入れるのは、いったい誰か!?
 この映画でもジョン・キューザックは、前述した特徴を存分に活かしてます。彼はいったい何者なのか?(善か悪かが分からない!)そしてジーン・ハックマンは勝つのか?負けるのか?? 正直やりすぎな部分や、そんな都合のいい!と思う部分もありますが、それでも充分に話に引き込まれました。ラストはもうちょっと工夫されてれば、尚よかったんですが。(ゼイタク言うとキリないが)
 しっかし、タイトルが悪い!「ニューオーリンズ・トライアル」って分かりヅライし、覚えにくい。原題は「RUNAWAY JURY(訳:逃走した陪審員)」いや、コレも訳分かんないんだけどね。でも、もうちょっと想像をかき立てるような日本用のタイトルがあるでしょう~に。いいの思いついたらココで発表します!(今回はジーン・ハックマンに☆☆☆☆☆☆☆)