フリーランス的発想のススメ

~フリー満喫講座~

タイフーン

2006年10月31日 | アジア映画
監督:クァク・キョンテク
主演:チャン・ドンゴン
   イ・ジョンジェ
   イ・ミヨン
 
 その昔、『typhoon』を『タヨパホーン』と読んでヒンシュクを買ったことがあります。そんなことはどうでもいいんですが、久々に見た韓国映画は文字どおり『大作』でした。いろいろツッコミどころはあるんですけど、それでも主役の3人(チャン・ドンゴン、イ・ジョンジェ、イ・ミヨン)の素晴らしい演技の前には、ちょっとしたことなんてどーでもよくなります。
 北朝鮮と韓国のホントのところは知るよしもないんですが、それでも日本に生まれたことを感謝せずにはいられない。命がけで北朝鮮を脱出し、ほんの一瞬だけ幸せな日を過ごす家族。そのあと家族のほとんどが射殺され、小さな姉と弟は生き別れになる。2人はそれぞれ壮絶な人生を送りながらもお互いを探し求め、やっと再会できるその時に、韓国政府は姉の身柄を確保し、弟をおびきよせる道具にします。
 もうね、再会のシーンは号泣ですよ。それに韓国政府側のイ・ジョンジェがまたいい味だしてます。都合のいいセリフや展開に難くせつける人もいるでしょうけど、それでも『俳優バンザイ!』の映画なのでした。(3人の演技力に☆☆☆☆☆☆☆☆)

給料日は月2回

2006年10月30日 | ふと思う…
 実は、10月はノーギャラです。さかのぼること8月に、請求書がきれなかったのです。きれなかったのか忘れてたのかはよく覚えてませんが、あきらかに働いてなかった気もする…。で、10月のノーギャラは11月にひびきます。11月にギャラが入るまでの辛抱、辛抱・・と書くと、11月の末まで待たなければならないカンジですが、ギャラが入る日は取引会社によって違うのです。最短は15日で、あとはたいてい末日。ふぅ、15日振り込みの物件があってよかった。。

ぼくを葬(おく)る

2006年10月29日 | ヨーロッパ・その他
監督:フランソワ・オゾン
主演:メルヴィル・プポー
   ジャンヌ・モロー
   ヴァレリア・ブルーニ=チデスキ

 この手の映画を見ると、『生きる』とはなにか、ということを考え込んでしまう。主人公は新進気鋭のカメラマン。これからという時にガンを宣告され、余命3ヵ月と診断される。この「余命宣告」ってすごく不思議です。人間は誰でもいつかは死ぬワケで、それが10年後なのか20年後なのか、はたまた明日なのかは、自分では分からない。が、病気で「余命宣告」を受けると、あと3ヵ月だということが(誤差はあっても)分かるのです。当然来るはずの明日が、3ヵ月後にはやって来ない。それを知った時、今までやれなかったことや、やり残してきたことを、死ぬ前に必死でやるような気がします。
 逆に、事故などで突然死んだ場合、なにも出来ずに死んでしまうことになる。どちらがいいんでしょう。やり残したことをやれる前者と、やり残したまま死んでしまう後者と。本当の意味で『生きる』ことが出来る前者の方がいいようにも思えますが、死ぬ時期を知るということは「その時」が来るまで、ずっと死の恐怖と闘わなければならないということでもある。
 主人公ロマンは「余命宣告」を受けました。その後、彼はどう生きたのか―。いい映画だったので、興味のある方は見てみてください。(美しすぎる映像に☆☆☆☆☆☆☆☆)

サウンド・オブ・カラー

2006年10月28日 | アジア映画
監督:ジョー・マ
主演:トニー・レオン
   ミリアム・ヨン
   チャン・チェン

 トニー・レオン&ミリアム・ヨン、そしてチャン・チェン&ドン・ジェの、2組の恋愛模様。どちらも不器用なんだけど、クリスマスの魔法が彼らを幸せへと導いてくれます。
 原作は、台湾の絵本作家ジミー・リャオの「地下鉄」です。彼の絵本はいくつか映画化されていて、「ターンレフト・ターンライト」もその1つ。「ターン~」は大好きな映画ですが、この「サウンド・オブ・カラー」も原作がいいので安心して見られます。香港では有名な絵本なのか、ちょっと説明不足なところもあるんですけど、ポイントはいたずら天使がちょこっと背中を押してあげてる部分なので、誰が天使かをお見逃しなく。
 しかし、香港映画はアクションや黒社会系サスペンスも得意だけど、年末年始にはファミリー向けほのぼのコメディが絶対作られるので、この手の映画もホントにうまい。クリスマスの奇跡ということで、ぜひクリスマスシーズンにご覧あれ。(絵本作家ジミーに☆☆☆☆☆☆)

山猫は眠らない

2006年10月27日 | ハリウッド映画
監督:ルイス・ロッサ
主演:トム・ベレンジャー
   ビリー・ゼイン
   J.T.ウォルシュ
 
 これはオモシロイ!カメラワークのおかげか、それとも編集のよさか、とにかく1つ1つのシーンがもの凄い緊張感を持っています。
 将軍暗殺のために、パナマのジャングルに送り込まれた2人のスナイパー。そして、その2人を執拗に追う、顔の見えないもう1人の暗殺者。すべてを飲み込んでしまう『ジャングル』もまた、もう1人の敵であり、このジャングルの中にいるというだけで、手に汗にぎるのです。勧善懲悪のアクション物とはあきらかに違う、骨太サスペンス。オススメ!(トム・ベレンジャーに☆☆☆☆☆☆☆☆☆)

アンナ・オズ

2006年10月26日 | ヨーロッパ・その他
監督:エリック・ロシャン
主演:シャルロット・ゲンズブール
   ジェラール・ランバン
   サミ・ブラジア

 シャルロット・ゲンズブール好きにとっては、たまらない1本となっております。特にシャルロットが好きじゃない人には、難解かつたいくつな1本となっております。また、フランス映画を見て「コレ何が言いたいの?」な~んてことを口にしてはいけません。ご注意を。(私はシャルロット好き。☆☆☆☆☆☆)

BOOK天国

2006年10月25日 | ふと思う…
 福岡のイベントを裏で牛耳っている(?)アポロ計画所属のI嬢から「今度本のイベントをやります!」との連絡が入ったのは先々週。んで、資料探しのため街をウロウロしていたら、I嬢主催の『BOOKUOKA』の、素敵なポスターやらフライヤーやらをそこかしこで発見!見事に福岡を侵蝕してました。スバラシイ~ですねぇ。
 I嬢は最近、本屋も開業するなど、もう目覚ましい活躍ブリ。見習うべき若手がたくさんいるってことは、年寄りにはホント刺激になっていいです。さて、『BOOKUOKA』のイベントの詳細はコチラ。ぜひ皆さん足を運んで、福岡を活気づけてる人たちがどんなことをやっているのか、確認してみてください。

苦節6ヵ月

2006年10月22日 | ふと思う…
 Jリーグ大好きM嬢と、アビスパの試合を初めて見に行ったのは4月でした。対戦相手は「浦和レッズ」。レッズファンの地鳴りがするような応援には面喰らいましたが、アビスパはなかなかいい試合を見せてくれました。(0-1で負けたけど…)
 それから6ヵ月。何度か博多の森へ足を運びましたが、いつも負けてばかり。ってか、ほとんど勝ってないんです!気が付けば「降格」圏内の常連さん。。勝ち試合を生で見れたら奇跡かも・・と思いはじめた昨日、ついに!ついに!目の前で勝ってくれましたよ!!しかも!ごひいき中村北斗の先制点!さらに!若い城後が追加点!スバラシイ得点でした~。大好きなジュビロのゴン中山が、途中交代で入ってきたのにも気付かないくらい狂喜乱舞(笑)。やっぱ勝ってくれるとウレシイなぁ~。

そして、ひと粒のひかり

2006年10月20日 | ヨーロッパ・その他
監督:ジョシュア・マーストン
主演:カタリーナ・サンディノ・モレノ
   イェニー・パオラ・ヴェガ
   ジョン・アレックス・トロ
 
 コロンビアの閉鎖的な村で、家族のために働く事を余儀なくされ、そこから出て行くことも、また、裕福になることもない。将来に対する『希望』が見いだせない状況下で、17才の少女がとった大胆な行動は、若さゆえのあさはかさでもあり、生きていくための選択でもあった。この映画を見て、少なくとも17才の時の私は、とっても幸せだったんだなぁとカンジました。彼女が不幸かどうかは別として、ラストの彼女の選択には、『希望』があふれてます。(タイトルも秀逸。☆☆☆☆☆☆☆)
コソコソ更新中→ADどうでしょう

レンタルビデオ屋始めました

2006年10月18日 | 番外編
 「レンタルビデオ屋始めました」バトンなるものを、よく行くブログ「愛すべき映画たち」で発見。なになに、『あなたはレンタルビデオ店をオープンしなければならなくなりました。 つきましては五十音につき一本ずつタイトルを揃えてください!  1、自分の好きな映画から選ぶ。 2、1監督につき1作品とする。 3、自力で思い出す。 4、外国映画、日本映画は問わず。』とな。というワケで、遊び半分本気半分でやってみました。

<ア>青いパパイヤの香り
   「ア」はいい映画がたくさんありすぎて困った。。困ったけどコレはハズせません!
<イ>イージー・ライダー
   王道ですね。
<ウ>浮き雲
   アキ・カウリスマキ監督は「過去のない男」も好き。
<エ>エターナル・サンシャイン
   「L.A.コンフィデンシャル」も捨て難い。
<オ>オール・アバウト・マイ・マザー
   順当。これっきゃない!

<カ>蒲田行進曲
   「カンバセーション」も「ガープの世界」もいいけど、やっぱり銀ちゃんカッコイー!
<キ>ギルバート・グレイプ
   超激選区!「キャット・ピープル」「鬼龍院花子の生涯」「キリクと魔女」どれも捨て難し…
<ク>グラン・ブルー
   超超激選区!「暗い日曜日」「グロリア」「クラッシュ」「くるみ割り人形」あげたらキリがない。
<ケ>ゲット・ショーティ
   トラボルタがいい味だしてる。
<コ>ゴーリキーパーク
   本当なら「ゴッド・ファーザー」ですが、コッポラは別で出て来るので。

<サ>サウンド・オブ・ミュージック
   「ザ・ミッション」もコレの前では撃沈…
<シ>シザー・ハンズ
   「シン・シティ」を泣く泣くあきらめる。
<ス>スター・ウォーズ
   「ストレイト・ストーリー」を泣く泣くあきらめる。
<セ>瀬戸内少年野球団
   夏目雅子はハズせません!
<ソ>その男、凶暴につき
   初めて見た時のインパクトがすごかった。

<タ>太陽がいっぱい
   アラン・ドロンの美しさは奇跡的。
<チ>地獄の黙示録
   これぞ「ザ・映画」です。えっ?「ヂ」じゃないの??
<ツ>つきせぬ想い
   い~い映画なのです。
<テ>テオレマ
   「天空の城ラピュタ」と迷ったすえ、テレンス・スタンプに軍配。
<ト>突然炎のごとく
   「トーク・トゥ・ハー」もいいけどね。

<ナ>眺めのいい部屋
   大好き。順当です。
<ニ>Needing You
   ここでジョニー・トーを使うか(笑)。
<ヌ>

<ネ>ねらわれた学園
   円谷プロ並のCG(?)技術は今では見られませんよ。
<ノ>ノーマンズ・ランド
   ピーター・ワーナー版もダニス・ダノヴィッチ版もどっちでもOK。話はぜんぜん違うけどね。

<ハ>バクダッド・カフェ
   「バーバレラ」「バック・トゥ・ザ・フューチャー」と迷った。
<ヒ>ピアノ・レッスン
   映画館で3回見たと言ったら、某CMディレクターにバカにされた経験あり。
<フ>ブレード・ランナー
   コレしかございません!!
<ヘ>ベティ・ブルー
   ここもハズせないですねぇ。
<ホ>ホテル・ニューハンプシャー
   私の映画に対する概念を、180度変えてくれた映画。

<マ>マッド・マックス
   「1」のみです。
<ミ>未来世紀ブラジル
   独特の世界観が好き。
<ム>無間道
   「インファナル・アフェア」のことです。「ム」がなかったので…
<メ>メメント
   展開にくぎづけ。
<モ>もののけ姫   
   やっとこ宮崎駿登場!

<ヤ>野郎どもと女たち
   マーロン・ブランドとフランク・シナトラのミュージカル。最高!
<ユ>ユージュアル・サスペクツ
   気持ちよくだまされました。
<ヨ>欲望の翼
   大好き。レスリー・チャンにメロメロ。

<ラ>ラスト・ショー
   い~い青春映画。シビル・シェパードが美しい。
<リ>リキッド・スカイ
   カルトすぎっ。
<ル>ルナ・パパ
   おもしろかった(気がする)。年とると記憶が…
<レ>レザボア・ドッグス
   タランティーノならコレでしょう。
<ロ>ロード・オブ・ザ・リング
   「ローマの休日」もいいんだけどね。

<ワ>ワイルド・アット・ハート
   大トリはデビッド・リンチということで。

お付き合いありがとうございました。見てのとおり<ヌ>がありません。ヌってなんやねん。