フリーランス的発想のススメ

~フリー満喫講座~

13階段

2006年04月30日 | アジア映画
「13階段」
監督:長澤雅彦
主演:山崎努
   反町隆史

 小説「13階段」を読み終えたキラキラコピーライターY嬢が「映画も見てみたいの」とおっしゃるので、さっそくビデオを借りて、日焼けスタイリストO嬢と共に鑑賞。公開当時は『反町隆史主演!』を前面に出してたのでまったく興味がなかったんですが、コレ、途中まではかなりオモシロイです。ええ、途中までは…。
 曲者役者(鶴瓶、宮迫、クドカン等々)が脇を固めてるし、原作はそーとーオモシロイらしいので、中盤まではグイグイストーリーに引き寄せられます。食わずぎらいしてて今まで見なかったことを後悔しはじめた頃、なんだか話がどんどんチープな方向に進みはじめ、ラストに至っては「なんじゃこりゃ!?」な『大往生』で終わってしまいました。。途中までは本当にオモシロかったので、この展開はかなり残念。
 Y嬢いわく、ラストは小説と違うそうです。ナゼか映画の場合、全てをいい方向(ハッピーエンド)にもっていきたがるんですよねぇ。あとソリマッチンの役どころ。この役は、善人か悪人か最後まで分からないところがオモシロイらしい(小説では)。コレってけっこう難しい役です。「ニューオーリンズ・トライアル」のジョン・キューザックや「インファナル・アフェア3」のレオン・ライは、かなり上手かった。ソリマッチンには申し訳ないけど…。(曲者役者陣に☆☆☆)

楽しい出張

2006年04月29日 | ふと思う…
 木、金曜日は時間を作って東京出張してきました。いや~~~ぁ楽しかった!!何が楽しいって、ナント!憧れのアートディレクター葛西薫氏とお話が出来たのです!一生お会いする機会なんてないだろうと思っていたのに、人生ってオモシロイですねぇ。しかも!同じサン・アドの女性アートディレクター高井薫さん(今年JAGDA新人賞を獲られてます!)からも、たくさんためになるお話を聞かせていただきました。ウレシイ!ってか、ほとんどミーハーです。(サン・アドの藤村君もお久しぶりでした)
 ナゼお会いできたかと言うと、5月25日に行われる福岡アートディレクターズクラブ(f-adc)主催の講演会に、葛西さん&高井さんがゲストで来ていただけることとなり、代表の伊藤氏にムリムリついて行って、打ち合わせに参加させてもらった、というワケです。(決して一緒に来てくれと言われたワケではない)この講演会にともない、5月24日から6月4日まで福岡の青山ブックセンターで『薫展(仮)』が開かれます。みなさん乞うご期待!
 さらにさらに次の日は、アートディレクター青木克憲氏の事務所(バタフライ・ストローク)にも伺い(コレも伊藤氏にムリムリついて行きました)これまた6月に福岡の青山ブックセンターで行われる『コペット展』のお話を聞いて(勝手に?)、濃い~濃い~2日間の出張を終えました。(伊藤さん、本当にありがとうございました!)
 もうお分かりだとは思いますが、今回の出張は私が<勝手に>伊藤氏について行ったものです。(『出張』って言っていいのかな?)「私も行きたい!」と言ってみたら、伊藤氏は快く了解してくれました。ナンデモ言ってみるものです。それにしても、私ばっかりこんなにいい思いをしていいのだろうか??ということで、f-adc会員のみなさん!次回はぜひ自ら手を挙げて幹事役になってくだい。きっといいことがありますよ!あ~~~楽しかった。

ダニー・ザ・ドッグ

2006年04月26日 | ヨーロッパ・その他
「ダニー・ザ・ドッグ」
監督:ルイ・レテリエ
主演:ジェット・リー
   モーガン・フリーマン
 
 脚本はリュック・ベッソンで、「キス・オブ・ザ・ドラゴン」に続きジェット・リーを起用。ワタシ的には「キス・オブ・ザ・ドラゴン」の方がおもしろかったかな。アクション的にも、ストーリー的にも。
 ジェット・リーを起用するからには、見応えあるアクションを期待してしまいます。それはジェットが強いだけじゃダメで、敵が非道であればあるほど、強大であればあるほどオモシロイ。そういう意味では、今回の敵は小粒でした。。最初っからジェットには到底かなわないカンジ。
 ということは、アクション映画として見ない方がいいのかもしれません。闘犬として育てられたジェットが、人間としてあたたかい生活を取り戻すまでのヒューマンストーリー。ってなトコでしょうか。(4/26はジェット・リー43才のお誕生日。☆☆☆☆☆+☆←誕生祝い)

8人の女たち

2006年04月26日 | ヨーロッパ・その他
「8人の女たち」
監督:フランソワ・オゾン
主演:カトリーヌ・ドヌーブ
   ファニー・アルダン
 
 やっぱりというか、この監督、手をかえ品をかえあらゆる方法で映画を撮っていますが、根本は女性の『性(心理)』を描いてます。この「8人の女たち」も、サスペンスタッチで、ミュージカル風で、舞台劇のような演出で、といろいろやってはいますが、結局は、女たちの表の顔と裏の顔、騙しあいや駆け引きを通じて『女ってオモシロイよねぇ』と言ってるような気がします。(男性から見れば『怖いよねぇ』になるのかもしれませんが。)
 この8人の女性、みんな善人ではないのに、誰1人としてイヤな感じがしない。それは監督の手腕なのか、女優たちのうまさなのか。それにしても、一番年下で少年のような役どころのリュディヴィーヌ・サニエは、この映画の2年後「スイミング・プール」で妖艶な小悪魔に変身してます。やっぱり『オンナ』って怖いですねぇ~。(フランス映画界のミューズたちに☆☆☆☆☆☆☆)

まぼろし

2006年04月25日 | ヨーロッパ・その他
「まぼろし」
監督:フランソワ・オゾン
主演:シャーロット・ランプリング
   ブリュノ・クレメール
 
 「スイミング・プール」のラストに唖然としてからというもの、フランソワ・オゾンが気になって、ついつい「まぼろし」も見ちゃいました。で、これはすんなりラストも受け入れられて、かなりおもしろかったです。(「スイミング・プール」でとんでもない監督だと分かってたから『免疫』ついてたのかもしれませんが…)
 子供のいない熟年夫婦が、海辺の別荘へバカンスに行く。地元の人しか知らない静かな海で、妻が眠っている間に夫がこつ然と姿を消してしまい、それから妻には夫の『まぼろし』が見えはじめる―。今回も主演はシャーロット・ランプリングなのですが、かなりイイ!です。『理性』と『狂気』がうまい具合に混在していて、もう彼女から目がはなせません。(ファッションもステキ)
 そして、フランソワ・オゾン監督。この人女性の心理描写がうますぎる!(なんでこんなに女性の気持ちが分かるんだろう?)特に夫の母親との対峙シーンは、女の『執念』や『怨念』までもが見えてきて、とっても短いシーンなのにかなりのインパクトでした。
 クラッシックな雰囲気漂うヌーベルバーグ的な映画ですが、フランソワ・オゾンはまだ38才。(若っ!)恐るべしですよ。(「愛の嵐」から33年。シャーロット・ランプリングに☆☆☆☆☆☆☆☆☆)

Mr. & Mrs. スミス

2006年04月24日 | ハリウッド映画
「Mr. & Mrs. スミス」
監督:ダグ・リーマン
主演:ブラッド・ピット
   アンジェリーナ・ジョリー

 信じてもらえないかもしれませんが、先週や先々週はかなりハードに忙しく、ほとんど映画を見てません。(毎日のように(いや、毎日か)アップしていた感想は、書きためてたモノです。)で、久しぶりにキラキラコピーライターY嬢と食事をして、Y嬢邸で「Mr. & Mrs. スミス」を鑑賞しました。もちろん1ヵ月ぶりに会う働きすぎスタイリストO嬢も、途中で合流。(いつもスイーツをありがとう!)
 映画は、一言で言えば『ド派手な夫婦ゲンカ』です。コメディなので、ストーリーに無理があってもソコはご愛嬌。とにかくカッコイイ(って言うかよすぎる!)アンジェリーナ・ジョリーを堪能するための映画で、天下のブラピもかすんでました。(アンジー以外にゃ出来ません!☆☆☆☆☆☆)

スイミング・プール

2006年04月20日 | ヨーロッパ・その他
「スイミング・プール」
監督:フランソワ・オゾン
主演:シャーロット・ランプリング
   リュディヴィーヌ・サニエ

 どうしたもんでしょう…。なかなか解釈に苦しみます。例えるならば、なぞなぞ遊びをしたとします。あなたはその『なぞなぞ』の答えがわからない。どんなにどんなに考えてもわからない。で、相手に聞きます。「答えを教えてちょうだい」相手は答えます。「教えたくない」
 その時あなたならどうします?「ここまで引っぱっといて!ナニよっ!」と憤慨。もしくは「このまま一生わからないの?」と落胆。果ては「ポカン」と開いた口がふさがらない状態。(私は「ポカン」でした)そんなモヤモヤ気分になれる、見どころ満載の映画です。(困ったちゃんなフランソワ・オゾンに☆☆☆☆)

友は風の彼方に

2006年04月19日 | アジア映画
「友は風の彼方に」
監督:リンゴ・ラム
主演:チョウ・ユンファ
   ダニー・リー

 初期の『潜入捜査』映画の名作、いや秀作、いや傑作!です。「インファナル・アフェア」で潜入モノのすごさに圧倒されたのですが、16年前に、すでにこんないい映画が出来てたんですねぇ。知らなかった~。
 とにかくユンファ!ですよ。潜入した先での友情に苦悩する捜査官。ユンファもダニー・リー(マフィア)もとにかくいい!よっ!名コンビ!ラストはも~う男泣きです。
 有名な話しらしいのですが「レザボアドッグス」でタランティーノがこの映画のワンシーンをマネてます。見た人なら分かる、あの名シーン。今ではよく見かける手法で、私は「タランティーノをパクってる…」と思いこんでたのですが、オリジナルは香港映画だったんですよ。もう、ごめんなさい!(そーいえばタランティーノはパクリ…いやいや、リスペクト上手だった。。)ぜひ、オリジナルもご覧あれ!!(ユンファはイイよ☆☆☆☆☆☆☆☆☆)

スパイダーマン

2006年04月18日 | ハリウッド映画
「スパイダーマン」
監督:サム・ライミ
主演:トビー・マグワイア
   キルスティン・ダンスト

 サム・ライミ監督といえば、私のイメージは今だに「死霊のはらわた」のB級ホラー監督なのです。前にも書きましたが、私はホラー&スプラッター系は苦手なので、当然ダブルパンチの「死霊のはらわた」は見てません。しかし、何かの番組で「死霊のはらわた」の映像は画期的ですばらしく、視覚効果に優れているのだと聞いてからは、ちょっと見たいと思ってます。(いつか見れる日がくるだろうか??)
 そんなサム・ライミが監督した「スパイダーマン」。やはり、一筋縄ではいきませんね。「スーパーマン」や「バットマン」のような、痛快アメコミヒーローものとはちょっと違ってます。なんだかやっぱりダークネス。オモシロイかどうかで言うと、う~ん、どうでしょう。CGの部分はスゴイなぁとは思うんですけど、いかんせん、ヒーローは全身タイツで顔が見えないし、ヒロインのキルスティン・ダンストもちょっと苦手なので、どっちにも感情移入しづらい…。ウィレム・デフォーは最初っから悪人顔だし、ねぇ。
 なんですが、実は『2』はけっこうオモシロイらしい。そっちに期待します!(サム・ライミの「ダークマン」も気になる。☆☆☆☆☆)

腱鞘炎?!

2006年04月17日 | ふと思う…
 いやはや、アートディレクターN氏はかなり忙しいらしい、との噂は聞いていたんですが、こんなモノ作ってたんですねぇ。こんなモノ(呼ばわりでゴメンなさい)とは、北九州市にある遊園地『スペースワールド』の新しい乗り物、『ザターン』のためのアニメーション!! このアニメーション、かなりよく出来てるんですが、なんと全てN氏が自分で描いてます。(普通の人なら無謀です!)でも彼は以前にも、15秒CMのアニメーションを1人で描き上げたという実績アリ。これはモノスゴイ根気と精神力ですよ。いや~、恐れいりました。
 さらに、コレにはコミック本も存在するらしい。短期間(たぶん)で、よくぞそこまで!(コミックはカフェとかに置くみたいです)イケイケN氏はどこまで行くの?! とにもかくにも、百聞は一見にしかず。下のホームページでご確認ください。オモシロイですよ~。(けっこう感動)
http://www.zaturn.jp/pc/index.html