ブラジルとの親善試合

　アギーレ監督、かなり好きかも。理由は毎回新しい選手を観ることができるから（笑）。Jリーグをあまり観ていないので（サガン鳥栖とアビスパはちょこっと観てる）こんな選手がいたんだぁ～へぇ～と、代表戦がけっこう楽しいのです。とはいえ、現状はまだチームになっていないので、すごく弱い。でもこれはしょうがないですね。アギーレ監督が自身の目で見て『使えそう』な選手を、本当に使えるのかどうか試している段階なので、チームになるまでけっこう時間がかかると思われます。
　最大の目標が４年後のW杯であるならば、私はこのやり方でいいと思います。ってか、正直もの凄く楽しみ！ただし、アジア杯が間近に控えてるんですよねぇ。これをどう考えるかなんですが、もうアジア杯は捨てていいんじゃないかなぁと思う。優勝すれば『アジア王者』の称号がもらえるし、日本としては２連覇達成にもなる。そして最大の利点は、W杯前年に開催地で行なわれる、各大陸王者が集結したコンフェデレーションズ杯に出ることができる。だがちょっと待て。日本は昨年このコンフェデに出ています。んで、W杯の結果は…グループリーグ敗退（苦笑）。でもそれを恥じる必要はありません！同じようにコンフェデに出ていたスペインやイタリアだってグループリーグ敗退しています（爆）
　何が言いたいかと言うと、コンフェデに出たところで、W杯で優位に立てるワケじゃないってことです。それどころか、足かせになるんじゃないの？とさえ思う。ザックジャパンは、コンフェデのために１度チームを完成させなければならなかった。もしもコンフェデに出ていなければ、その期間もっと新しい選手を試したり、新しい戦術を覚えられたりしたんじゃなかろうか？と思うのです。ええ、妄想です。

　ブラジルとの親善試合はコテンパンにやられました。。でもコテンパンにやられたことで、Jリーガー達の目の色が変わった。結局、自国のリーグを強くしていかなければ、代表チームも強くはならない。強くなれ！！Jリーガー！！

有明の錦織君

　楽天ジャパンオープンで、錦織くんが今季４回目のツアー優勝を果たしました！



　優勝が決まった後、錦織くんの目から止めどなく涙が溢れ出していて、この大会がどれほど体力的にも、精神的にも困難だったかを知りました。USオープンの準優勝からマレーシアオープンでの優勝、そして休む間もなくジャパンオープンに入っていて、錦織くんの身体は悲鳴を上げていたようです。元々痛みを抱えていた臀部が、試合を重ねるごとに悪化していたようで、治療しながらプレーしていました。
　身体的なこともさることながら、精神的にも相当きつかったと思います。USオープンでの完璧なプレーが、残像となって逆に錦織くんにプレッシャーをかけていたのかもしれない。連戦が続けば疲労もするし、追いつくはずのボールに追いつかなかったり、入るはずのショットが入らなかったり、そういう自分のプレーに苦しんでるようにも見えました。まさに自分との戦い。でもそれに打ち勝たないと、ナンバー１にはなれないんですね。。



　こんな風に錦織くんが泣くのを初めて見ましたねぇ。ナダルやフェデラーも優勝してよく泣いているシーンを見ますが、何百回と優勝している彼らが、初めて優勝したみたいに泣きじゃくるほど『ナンバー１』であることが、もの凄い重圧で身体的にも過酷なんだと思い知った気がします。錦織くんが本当に『ナンバー１』になろうと思ったら、この日の苦しみの何十倍もの苦しみを味わうことになる思うと、ちょっとだけかわいそうになります。