フリーランス的発想のススメ

~フリー満喫講座~

ゲット・ショーティ

2005年08月31日 | ハリウッド映画
「ゲット・ショーティ」
監督:バリー・ソネンフェルド
主演:ジョン・トラボルタ
   ジーン・ハックマン
   ダニー・デビート

 コレ、10年前に映画館で見ました。再度DVDで見直したワケではありませんが、もうすぐ公開の映画「ビー・クール」(ジョン・トラボルタ主演)が、実はこの「ゲット・ショーティ」の続編だと分かったので、ちょっと紹介します。
 私のカンでは(ほぼ当たったことはないが)近日公開の「ビー・クール」は、オモシロクない気がする。10年前の続編ってだけでも怪しいのに、ユマ・サーマンまでひっぱりだしてるとこが(「パルプ・フィクション」を狙ってるのか?)内容に難アリって気がしてならない。(重ねて言いますが、私のカンはあまり当てにならない。女のカンもロクに働きません。)
 まあ、まだ見てない続編のことはおいといて「ゲット・ショーティ」です。コレおもしろいですよ。とにかくトラボルタがカッコイイ!彼のファンなら、DVDは買いです。ちなみに私はサントラを買いました。陽気でノーテンキなサウンドは、海に向かう車の中で聴くといいカンジ。
 内容はノーテンキ・サスペンス・コメディ。主役のトラボルタは終始笑顔&スマート。脇の大物俳優ジーン・ハックマンとダニー・デビートが笑わせてくれます。タイトルの「ゲット・ショーティ」とは『ショーティ』=『ダニー・デビート(小さい人)』を手にいれろっ!てことです。なぜそうなるかは、映画を見てのお楽しみ。
 映画館で見た時は「ちょっと料金高いな」と思ってしまったが、ビデオで見るにはちょーどいいカンジです。しかし、私の近所のレンタルビデオ屋には置いてなかった…。続編が公開されるから、あってもいいハズなんだけどなぁ。もしラッキーにも「ゲット・ショーティ」を見ることが出来た場合、おもしろかったからといって、速攻映画館に「ビー・クール」を見に行くのだけは、やめた方がいいと思われます。カンだけどね。(トラボルタに☆☆☆☆☆☆)

天国のO嬢

2005年08月29日 | ふと思う…
 韓国ドラマ「天国の階段」って見ました? 最近では、ヨン様もびょん様も押し退けて、物凄い勢いでファン数を伸ばしている『モムチャン(ナイスバディ)』ことクォン・サンウ(我々の間では『ボン・サンク』と呼んでいる)と、チェ・ジウ(またもや!)主演のジェットコースタードラマ。これでもかっの波状攻撃(展開)に、続きが気になって気になって、Y嬢邸で『6時間』ブッ通しで見た日もアリ。(O嬢も含む)
 そんなドラマのオープニングで、クォン様がピアノを弾いているのですが、なぜか場所は海(砂浜)。「ナンデ?」と聞くのは愚問です(だって韓国ドラマだもん)。哀愁を漂わせながらピアノを弾くボン・サンク(クォン・サンウ)の足下には、どんどん波がせまってくる。ザッパーーーン!と波に飲まれて死んじゃうんじゃないかと、のっけから心配しました。(そんな事にはなりませんが)
 で、ドラマも全部見終わったある日、O嬢から写真付きのメールが。(右上写真参照)オォッ!コレはまさに「天国の階段」じゃないか!合成??でもホンモノっぽい。「どーしたのコレッ?!」と聞いてみると、ある広告の撮影で『海辺にピアノ』のネタをやったらしく、撮影が終わった後、片付ける前に記念撮影をした、と言うのです。ウラヤマシ~~~ィ。私もやってみた~い!でも海にピアノを持って行くのは至難の技、っていうか無謀な計画なので、大人としてそこはわきまえました。
 この広告は、九州のとある場所でポスターになってます。(もう掲載されてると思いますが)ちなみに元ネタは「天国の階段」ではなく「ピアノレッスン」だったらしい。関係者の皆さん、グレード下げてスミマセン。。

皇帝ペンギン

2005年08月28日 | ヨーロッパ・その他
「皇帝ペンギン」
監督:リュック・ジャケ
声:ロマーヌ・ボーランジェ
  シャルル・ベルリング

 金曜日の夜、おフランス通N嬢にただ券があると誘われて、初めて動物ものドキュメンタリー映画を見に行く。館内は30人くらいだったが、映画の内容と時間を考えれば、よく入ってる方かな。
 オープニングの映像はスゴかったです。自然が作り出す『氷の柱』のなんと美しいことか。人の手では作り得ない造形の神秘。これは、その美しさからは想像もつかない、極寒(-40℃)の南極で生きるペンギンの物語です。この主人公「皇帝ペンギン」にフランス人の俳優がセリフをつけて語ります。(日本語版は大沢たかおと石田ひかり)
 長い長い道のりを経て、集結するペンギン達。外敵の来ない安全な場所に辿り着くと、それぞれパートナーを見つけてカップルになります。が、オスがかなり少ないらしくて、隅っこでメス同士が殴り合ったりしている。と、ココでふと思う。「どっちがオスでどっちがメスか、よく分からん…」そのうえ、セリフをしゃべる(主役の)ペンギンカップルと、そうじゃないペンギン達との見た目の差も、ほとんどない。「ホントに最初っからおまえ達だったのか?!分からないと思って都合のいいように入れ代わってないか?!」と、思ってしまう。そうすると、何を信じて見ていいのか分からなくなって、映画の途中で睡魔が襲ってくる始末。
 「こんな状態は私だけ?」と、バレないようにまわりを見回すと、みんな真剣に映画を見ている。まさしく「こんな状態は私だけ」なのでした。そんなこんなで、気を抜くとカックンとなりそうな頭を必死に上げてなんとか見続けること90分。結局は、子どもが見ても楽しめるように、『物語り』としておもしろく作ってあったみたいです。もっと過酷で、もっと残酷で、もっと厳しいはずの自然界で、必死に生きていくペンギンの姿に涙したいと思っていたので、個人的には肩透かしをくらいましたが、これはこれでかわいいく美しい映画になってます。それにしても、ロマーヌ・ボーランジェの声はかなりシワがれてたな。貫禄つきすぎです。(公式サイトの『ペン様日記』に大笑い☆☆☆☆)http://welcome-penpen.ameblo.jp/

ゴッドファーザー

2005年08月27日 | ハリウッド映画
「ゴッドファーザー」
監督:フランシス・フォード・コッポラ
主演:マーロン・ブランド
   アル・パチーノ

 福岡のソラリアシネマで、『パラマウント・セレクション』と題して、不朽の名作(迷作も含む)数本が上映されていました。大トリは「ゴッドファーザー」。1日だけの上映だったので、見逃してなるものか!とかなり前からチェック。大きなスクリーンで見れるチャンスはそうそうないもんね。ここで気付く方もいると思うので、カミングアウトいたします。ただいま現在進行形でお仕事させていただいてる皆様、本当にごめんなさい!平日の昼間に行ってきました。。(でもその分、土日働いているんですよ)
 そんなバチ当たりな事をしてでも見てきた「ゴッドファーザー」。も~~~う、濃かったです。一気に2本見たカンジ。(ビデオは2本組みだから当然といえば当然か)初めて見たのは相当前で、印象的なシーンはハッキリ覚えていたものの、細かいディティールはすっかりヌケ落ちてました。おかげで、初見の様に楽しめてホントよかった~。(しかもでっかいスクリーンだし)マーロン・ブランドの存在感(と高めの声)に圧倒され、アル・パチーノの美男子っぷりにクラクラし、目まぐるしく変わる情勢と殺し合いにハラハラドキドキ。ラスト、ニーノ・ロータの旋律に酔いしれながら、「やっぱスゴイよ、ゴッドファーザーは」と改めて納得するのでした。
 映画館は、平日なのに満席状態。(立ち見の人もいました)おじいちゃん、おばあちゃんのカップルも多かった。この勢いでPart2、Part3も大画面で見たいなぁ。ソラリアシネマに投書してみるか。(ドン・コルレオーネに☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆)

コメント

2005年08月26日 | ふと思う…
 「最近コメントないですね」という、寂しい指摘をよく受けます。「見てるんなら、コメントちょーだいよ」と思うのですが、「見たことある映画じゃないと書きづらい」とのご意見も。ええ、ごもっともです。ときどき、感想のメールが直接来たり、電話がかかってきたりします。(もちろん知人から)ソレ、今からでも遅くないので、ブログにコメントしてください。(だって、だぁ~れも見てないないのに1人でしゃべってるヘンな人、な気がしてくるのよ。)

グロリア

2005年08月25日 | ハリウッド映画
「グロリア」(1980年)
監督:ジョン・カサヴェテス
主演:ジーナ・ローランズ
   ジョン・アダムス

 もう、オープニングのタイトルバックからして、カッコイイのです。しかしこれを見ると、リュック・ベッソンの「レオン」がいかにハリウッド的かが、よく分かるなぁ。(「レオン」と「グロリア」は内容がよく似ている)
 グロリアはおばさんである。(ジーナ・ローランズは当時46才)特別頭がいいわけでも、強いわけでもない。ちょっとだけ人生経験が豊かな不良中年。ある日、親友の一家がマフィアに殺され、1人生き残った6才の少年を見捨てる事ができず、連れて逃げるハメになる。この時のグロリアは、物凄くカッコイイ。地に両足をしっかりつけ、マフィアの車に向かって、何発も弾を撃ち込む。(パッケージ参照)躊躇もしないし、容赦もない。相手をしっかり見据えて、絶対に目線をはずさないとこも、かなりシビレます。
 グロリアはオシャレである。(着ている服は全てウンガロだそうな)ピンクのブラウスが金髪によく合っている。墓地に行く時は黒のスーツを着こなし、寝る時はキモノ風の真っ赤なガウンをはおる。ゴブラン織りのスーツケース(自分の衣裳が入ってる)を子どもに持たせ、ピンヒールでニューヨークの街を闊歩する。
 レストランで子どもがグロリアに言います。「あなたはストロングじゃなくて、タフなんだ。」まさしく、そう。グロリアはただのオバさん(女性)で、巨大な組織に1人で立ち向かうには、あまりにも弱すぎる。でも精神が『タフ』なのです。そんなグロリアを、ジーナ・ローランズがホレボレするほど見事に演じてます。 
 見るのは2回めで、1度めはたぶん10年くらい前。いや、「レオン」を見る前だからもうちょっと前か。今回見直してみて、ハッキリ「レオン」と「グロリア」の差が分かりました。
 「レオン」には、絶対的な敵役(ゲイリー・オールドマン)が出てきます。ハリウッド映画ですから、勧善懲悪なワケですよ。しかし「グロリア」にはそれが存在しない。ジーナ・ローランズだけで、成り立っているのです。また、子どもと打ち解けるための『モノマネごっこ』(遊び)もしないし、むやみに撃ちまくったり、爆破したりのハデなシーンもない。(こんな言い方して申し訳ないが、)「レオン」はいい映画だと思うし、好きな方ではあるけれど、どーしてもハリウッド的な匂いがして、ちょっとダメなのです。
 そういう意味でも「グロリア」は傑作なんじゃなかろうか。ジーナ・ローランズはマジでカッコイイ!!こんなオバさんには到底なれないけど、『タフ』な精神力は持っていたい、と思うのです。1998年にシドニー・ルメットがシャロン・ストーンでリメイクしてますが、間違ってそっちを借りないように、気をつけてね。(文句ナシ!☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆)

ネバーランド

2005年08月24日 | ハリウッド映画
「ネバーランド」
監督:マーク・フォースター
主演:ジョニー・デップ
   ケイト・ウィンスレット

 ジョニー・デップは本作で『オスカー』を獲る、という噂が公開当時流れました。(宣伝文句だったのかもしれないが)ところが、マーチン・スコセッシの「アビエイター」が公開されるやいなや、オスカー最有力候補はレオナルド・ディカプリオにあっさり変更。今年のアカデミー賞の話題は、レオはオスカーを手にする事ができるのか?に終始し、で、結局獲ったのは「レイ」のジェイミー・フォックスでした。
 この3人、それぞれ実在の人物を演じています。一番判断しづらいのは、ジョニデ扮する『ピーターパン』の生みの親、ジェームズ・バリ。似てるのか似てないのか、今じゃ誰にも分かりません。で、次にレオ扮するハワード・ヒューズ。彼の場合は資料もたくさんあるし、動いてる映像も残ってるから充分比べられる。そして思うのは「顔が似てないのよねぇ」である。最後に、ジェイミー・フォックス扮するレイ・チャールズ。「似てるやん!」と審査員の誰もが納得、オスカー獲得です。(勝手な妄想)
 ところで、ここに「ドアーズ」でジム・モリソンを演じた、バル・キルマーが加わっていたら、どうなってたでしょう。ソックリ具合からいくと、バル・キルマーが僅差で勝利か。ただしこの作品は、当時(1991年)もオスカー候補にはなってませんが。
 話はズレましたが、「ネバーランド」よかったですよ。とにかくジョニー・デップはスゴイ。とりたてて特徴のない人物なのに、とっても魅力的なのです。ジョニー・デップを見るためだけに借りても、決してソンはしないかな。(ジョニデに☆☆☆☆☆☆)

スウィングガールズ

2005年08月21日 | アジア映画
「スウィングガールズ」
監督:矢口史靖
主演:上野樹里
   貫地谷しほり

 「ウォーターボーイズ」に気をよくし、ついつい借りて見ちゃった本作。内容は悪くないです。ラストはけっこう感動モノでした。ただ「ウォーターボーイズ」と比べると、オモシロさは半分くらい。突拍子もないハチャメチャ振りは(ところどころ)健在だったものの、ジャズとは別のエピソードの方が多くて、ちょっと物足りなかった、というのが正直な感想です。
 というのも、私は中学時代、吹奏楽部だったのです。(トランペット吹いてました)楽器を吹くエピソードだけでも、もっとたくさんオモシロ要素はあったんです。そこらへんの掘り下げがなかったのが、ザンネンでしたね。矢口監督は楽器を演奏したことがないのかなぁ。(つっても、シンクロもしたことないでしょうけど)
 なんかこんな風に書いてると、全然ダメダメみたいに聞こえるかもしれませんが、トータルではよかったんです。見てソンはなし。TVのロードショー放映まで、待つもよし。(ジャズっていいね。☆☆☆☆☆)

ボビー・フィッシャーを探して

2005年08月20日 | ハリウッド映画
「ボビー・フィッシャーを探して」
監督:スティーブン・ザイリアン
主演:マックス・ポメランツ
   ベン・キングズレー

 子ども好きさん、あつまれ~っ!そしてこの映画を見よう~!とにもかくにも、主演の男の子が超カワイイ。全然こまっしゃくれてなくて、とってもいい子。ガンバレ~ガンバレ~と応援したくなります。
 タイトルの『ボビー・フィッシャー』とは、実在の人物で、チェスの天才プレーヤー。ある時謎の失踪をし、それ以後姿を現わさないため伝説となっている。物語は7才の男の子が、公園で『賭けチェス』をやっているところを見て、驚異的なスピードでチェスを覚え『ボビー・フィッシャーの再来』と噂されるところから始まります。
 ストーリーはかなりよく出来てる。自分の息子が天才かもしれない、と分かった時の父親の行動。天才プレーヤーを育てたいと思う、チェスのコーチ。息子を傷つける者は誰であろうと許さない、と言う母親。そして、大人たち(親たち)の期待を一身に受けてチェスをやる、たくさんの子どもたち。自分を見失うことなく、一生懸命プレッシャーと戦う小さな姿に「親ってなんてバカなの!」と憤慨してしまいました。
 これは、小さなお子さんを持つお父さんお母さんが見ると、とってもいいんじゃないかなぁと思います。もちろん子どもと一緒に。万が一、自分の子どもが『天才』と呼ばれた時のための、予行演習になりますよ。で、実はこの物語も、実在の人物をモデルにしています。ここでは7才の男の子も、今では18才。この子がこの先どうなるのかは、映画のラストを見てくださいね。
 余談ですが、公園で賭けチェスをやる役で「マトリックス」の『モーフィアス』が出てます。本名は『ローレンス・フィッシュバーン』。でも『ローレンス』って顔じゃないから、私の中では一生『モーフィアス』だな。田中麗奈が今でも『なっちゃん』なように。(えっ、私だけ?)『ヤンミミ』もまた、どんな役をやっても『ヤンミミ』でしょう。(分かる人、何人いるんだろう?)(マックス君に☆☆☆☆☆☆)

初恋のきた道

2005年08月19日 | アジア映画
「初恋のきた道」
監督:チャン・イーモウ
主演:チャン・ツィイー
   スン・ホンレイ

 昨日はいいことがありました。打ち合わせ先の某広告代理店で、コピーライター(&クリエイティブディレクター)のT氏が、ドコモ『N901is』のスイングPOPをくれました。ええ、そうです。イ・ビョンホンです。今回も同じものを、2コです。いやいや、私はマニアではないので、別に数はいらないのです。でも2コいただきます。(仕事もガンバリます!)
 で、こんなくりかえし揺れるスウィングな日には、「初恋のきた道」なんていかがでしょう。正直言ってこの映画、いい作品だと聞いてはいたものの、毎回「今度でいいや」と、後回しにしてました。だって「初恋のきた道」というタイトルと、パッケージのチャン・ツィイーの笑顔で、なんとなく内容が想像できるんだもん。ところが!です。私のお粗末な思考回路では到底追いつかない、い~~~い映画でした。
 初恋を題材にした映画はたくさんあれど、その大半は、恋が成就したところで終わります。でもこの映画は、それが「まっとう」されるまでを描いている。しかも90分という短い時間で。その手法は、巨匠チャン・イーモウですから、とにかくウマイ!(ダテに何本も撮ってませんよ)まず、年をとった現在を、静かなモノクロで。そして若かりし頃の思い出を、鮮やかなカラーで表現。そのカラーの中を、ひたすら走り回るチャン・ツィイー。走って、走って、走って…ってまだ走るんかい!ってくらい走ってます。ただ、そのひたむきさが、後半のモノクロ(現在)に繋がるんですよ。あっこうなるな、と分かっていても、泣かされました。(ラストの息子に☆☆☆☆☆☆☆☆☆)