アジア杯2015

　前回大会覇者の日本代表は、連覇を狙い、また、アジア王者としてコンフェデに出場することを目標に、アジア杯を戦っていたと思います。優勝しか考えていなかったでしょうけど、2015年のアジア杯はベスト８で終わりました。
　たぶんですが、日本が勝ち進んでいたとしても、優勝はなかったんじゃないかなぁと思います。理由は、選手の疲労がハンパなかったから。長友がハムストリングを痛めたのも、本田がPKをふかしたのも、香川が枠をとらえられなかったのも、全て、走って走って走りまくった結果だと思われます。夏のオーストラリアで、中２日で、４年前より４つ年を取った選手たちが、あのときと同じように「ハードワークじゃ負けねぇぜ！」と果敢に走ったけれども、同じようにはいかなかった。。こういう短期間の大会は、一にも二にも、選手のコンディション維持が大切だと思われます。アギーレのミスが１つあるならば、それはスタメンを固定してしまったことかもしれません。
　ただ、アジアサッカー１年生のアギーレを責めるのは、やっぱり酷な話しだと思います。なにより、私はコンフェデには出ない方がいいと思っている派なので（←オイ）そういう意味では、これでよかったんだと思います。とにかく、チームは新たにスタートしたばかりです。他国だって同じ状況なワケですが、こんなW杯から半年しか経っていない時期に、アジア王者を決めようってのが、そもそもの間違いなのです。欧州を見てくださいな。ヨーロッパ王者を決める大会は、W杯から２年後ですよ。めっちゃ理にかなってます。アジアはもっといろいろ考え直さないといけないんじゃないかしら…



　全員が同じように走るサッカーは、もしかしたら短命なのかもしれないなぁと、ドルトムントの失速を見て思い始めたんですが、例えば前線にお散歩してる選手がいたとしても、ここぞ！で点を獲ってくれればOKなワケです。その分、人の２倍も３倍も走ってくれる選手が必要になりますが…しかも、ここぞ！で点を獲ってくれる選手って、世界に数人しかいないんですよねぇ（苦笑）どうやって戦うのが、日本にとって一番いい方法なんでしょうねぇ。