フリーランス的発想のススメ

~フリー満喫講座~

2020ベストムービー

2020年12月29日 | 年間ベストムービー
 前回「年間ベストムービー」をやったのは、2009年…10年前です(苦笑)で、久々に年間ベスト復活させます!(ってか、空白の10年間は何をしていたのだろうか??)とは言ってもそんなに数は観てなくって、ここに感想を載せていないのを含めても、60本程度です。しかもほとんどが韓国映画という偏りっぷり… まぁ少ない中でですが『ベスト10』を発表します!

【1位】スウィング・キッズ
タップのリズムにいつの間にか自分の足も動き出す!楽しくて、悲しくて、そして何度でも観たくなるエンターテインメント戦争映画。

【2位】ボーダーライン:ソルジャーズ・デイ
とにかくベニチオ・デル・トロを観てほしい!そして大好きになってほしい!

【3位】神と共に 第一章:罪と罰
地獄めぐりアトラクションツアー的な映像がおもしろい!笑いあり、涙ありで、お正月向き。続編『第二章:因と縁』もオススメ!

【4位】国際市場で逢いましょう
家族のために生きたひとりの男の半生。ファン・ジョンミンがとことんカッコイイ!

【5位】パラサイト 半地下の家族
やるせない展開も含めて、かなり好き。

【6位】新感染 ファイナル・エクスプレス
家族と一緒に観られる、泣けるゾンビ映画。

【7位】The Witch/魔女
強い少女が出る映画にハズレなし!

【8位】バーニング
役者が魅力的+映像が魅力的=好き♡(たぶん万人ウケしない)

【9位】毒戦 BELIEVER
本家の香港版は必要以上にベタベタせず、韓国版は必要以上にベタベタする。お国柄が出ていて、どちらもいい!

【10位】search/サーチ
20代監督の若い感性と着眼点が新鮮でした。

 トップ10中8本が韓国映画ですね(苦笑)んで、この中の3本に出演している俳優さんがいます。その人は、チェ・ウシクさん(↓)


<左から「パラサイト」「魔女」「新感染」>

 おもしろサブキャラ(情けなくてちょっとドジな役)で多数のドラマにも出演していて、いい味の俳優さんだと思っていたら、一気にアカデミー賞俳優になっちゃいました。格とギャラは上がりまくりでしょうねぇ。ってことは、これからは出演作が減っちゃうのかしら? 格は上がっても出演作は決して減らない香港人俳優のように(笑)今後もたくさん出てほしい!

神と共に 第一章:罪と罰

2020年12月28日 | アジア映画


「神と共に 第一章:罪と罰」
監督:キム・ヨンファ
出演:ハ・ジョンウ
   チュ・ジフン
   キム・ヒャンギ
   チャ・テヒョン

 人は死ぬと冥界で7つの裁判を受けなければならない。〔殺人/怠惰/ウソ/不義/裏切り/暴力/天倫〕の7つの地獄を巡り、すべての裁判で無罪を勝ち取ると生まれ変わることができるー。というWEBマンガの世界をVFXを駆使してビジュアル化した『地獄めぐりアドベンチャー』映画。
 とにかく地獄の描写が凄い!ハリウッド並みのクオリティの高さで、正直驚きました。ここまでの世界観を韓国映画は作れるんだなぁ〜とうらやましくなりましたねぇ。日本のエンタメの衰退は、文化や研究といった経済に即効性のない事業に対して政府がことごとく予算を削ってきたからで、国を会社のように考えてる人たちが権力を握ってることが、いかに国を弱体化させるかということを表してますね(涙)
 地獄の裁判を受けるのは、”いい人”チャ・テヒョンが演じる消防士のジャホン。善行の限りを尽くしてきた”いい人”は、次々と無罪を勝ち取っていくものの、実は、自分自身をどうしても許せない出来事があった。死んでなお母親に伝えなければいけなかったこととは…。
 3人の使者と巡る地獄のアドベンチャーワールドにワクワクしながら、最後は思いっきり号泣させる手腕に脱帽です。(続編『第二章:因と縁』も面白い!☆☆☆☆☆☆☆☆☆)

ラストレター

2020年12月19日 | アジア映画


「ラストレター」
監督:岩井俊二
主演:松たか子
   福山雅治
   広瀬すず
   神木隆之介

 姉・美咲の葬儀の帰りに、高校の同窓会ハガキを受け取った妹の裕里は、姉の代わりに同窓会に参加する。25年ぶりに会う同窓生たちは、妹の裕里を美咲と勘違い。姉の死を言い出すことができず、姉のフリをする裕里に、同窓生の乙坂が声をかける。「君にまだ恋してると言ったら、信じますか?」裕里は姉のフリをしたまま、乙坂に手紙を出すことにする。
 乙坂は美咲(のフリをする裕里)から手紙をもらうも、美咲の連絡先が書かれていなかった。困った乙坂は、卒業アルバムに載っていた美咲の実家に手紙を出す。実家に届いた美咲宛ての手紙。受け取ったのは、娘の鮎美だった。鮎美は、母・美咲のフリをして乙坂に返事を書く。
 乙坂の元に届く『美咲』と名乗る2人の別人からの手紙。この手紙が乙坂の人生を大きく動かす。

 物語は美咲を軸に、妹の裕里、同級生の乙坂、そして娘の鮎美のパートに分かれて、それぞれのストーリーが語られます。3人3様の人生だけど、それぞれがちょっとした後悔を抱えている。最後に語られるのは、亡くなる前に美咲が高校生の娘に宛てたラストレター。この手紙の内容が、私にはガツンときました。これからの人生を歩む高校生と、人生にちょっと疲れた大人のみなさんに、美咲が最後に残した言葉をぜひ聞いてほしい。(やっぱり岩井俊二が好き。☆☆☆☆☆☆☆☆☆)

ジョン・ウィック:パラベラム

2020年12月17日 | ハリウッド映画


「ジョン・ウィック:パラベラム」
監督:チャド・スタエルスキ
主演:キアヌ・リーブス
   ハル・ベリー
   ローレンス・フィッシュバーン

ザンネン!!!おもしろくなかった!!!(泣)

 元々ストーリーはあって無いようなものなので、このシリーズにストーリー性を求めていたワケではなくって、今まで見たことのないアクションを堪能したかっただけなんですが、その重要なアクションシーンがマンネリ化してしまったと言うか、ワクワクしなかったと言うか…とにかく期待ハズレでした。。もうこのシリーズはムリなのかなぁ。(キアヌはがんばってた。☆☆☆☆)

工作 黒金星と呼ばれた男

2020年12月16日 | アジア映画


「工作 黒金星と呼ばれた男」
監督:ユン・ジョンビン
主演:ファン・ジョンミン
   イ・ソンミン
   チョ・ジヌン
   チュ・ジフン

 北朝鮮に工作員として潜入した韓国軍将校の実話を元にした映画で、1992年から始まり、1997年の大統領選挙を経て、2016年で終わります。そうです、つい最近の話です。北と南は今も臨戦状態で、その状態を利用して、私腹を肥やしている人たちが明らかに存在するということを思い知らされます。
 工作員は正体がバレたら一巻の終わりなので、ず〜っとドキドキしっぱなしでした(汗)主人公の工作員「黒金星」は何度も銃を突きつけられるし、キム・ジョンイルは似すぎてて怖いし(可愛いワンちゃんも不気味に感じた)、出てくる人みんなが敵か味方か分からないし、最後は本当にどうなるのぉ〜(泣)と怖かった。。でも、ラストカットは凄くよかったです。あのラストのために観ていい映画だと思います。(リアルな北朝鮮のセットも素晴らしい。☆☆☆☆☆☆☆☆)

ヲタクに恋は難しい

2020年12月15日 | アジア映画


「ヲタクに恋は難しい」
監督:福田雄一
主演:高畑充希
   山﨑賢人
   賀来賢人

 原作があるみたいなんですけど、原作を知らないのでストレスなく観ることができました。とにかく、高畑充希が異常にカワイイ♡ それだけで観てよかったと思えるほどに。
 内容は…ヲタクをリアルに極めた映画ではなく、『勇者ヨシヒコ』とか『聖☆おにいさん』とか、まぁそんなカンジの福田雄一ワールドです(笑)斎藤工さんはコメディに向かないことが確認できました。(気ラ〜クに観ましょう。☆☆☆☆☆☆)

ぼくのエリ 200歳の少女

2020年12月12日 | ヨーロッパ・その他


「ぼくのエリ 200歳の少女」
監督:トーマス・アルフレッドソン
主演:カーレ・ヘーデブラント
   リーナ・レアンデション
   ヘンリック・ダール

 12歳でヴァンパイアになってしまったエリ。子供がひとりで生きていくのは容易じゃなかったでしょうね。12歳では働くことも、結婚することもできない。でも成長は止まってしまっていて、いつまで経っても12歳のまま。トム・クルーズの映画『インタビュー・ウィズ・ヴァンパイア』でも子供のヴァンパイアが登場しますが、彼女は子供であることを恨んでいた。心は成長しているのに、見た目のせいで大人と一緒じゃないと何もできなかったから。
 エリには父親らしき人物が側についていて、その関係は主従関係(エリが主)のように見えました。映画ではハッキリと描かれてはいないけど、原作にその人物は小児性愛者だと書かれているようで、エリはそうやって生き延びてきたんだろうなと想像します。
 子供同士の逃避行は、長くは続かないでしょうね。。いずれオスカーは大人の男性へと成長してしまう。オスカーの成長を止めるには同類にするしかない。でもオスカーが大人になった方が生活はしやすくなる。成長したオスカーにとって、エリが重荷になる日が来るのだろうか。その後エリは、どうやって生きていくのだろうか…(男の子でも女の子でもないエリに。☆☆☆☆☆☆☆☆)

パラサイト 半地下の家族

2020年12月05日 | アジア映画


「パラサイト 半地下の家族」
監督:ポン・ジュノ
主演:ソン・ガンホ
   チェ・ウシク
   パク・ソダム

 ポン・ジュノ監督の映画に出てくる貧しい人々は、だいたい行き当たりばったりで無計画なんですが、この映画の半地下に暮らすキム家族は、ちょっとした計画を企てます。
 始まりは偶然から。親友の代わりに家庭教師をすることになったお金持ちの家に、妹を美術の先生と偽って招き入れ、妹の策略によって父親が主人の運転手に、そして計画的に家政婦を追い出し、母親を後釜につけることに成功する。無職だった彼らは、家族全員が職に就けたことを素直に喜んだ。ただそれだけだったのに、あることをきっかけに、全てが崩壊する。
 父親は言う。「計画を立てても人生はその通りにいかない。だったら無計画が一番いい」それを聞いた息子は「(計画を立てて)ごめんなさい」と謝るんですが、ラスト、息子は再び計画を立てます。その計画があまりにも”哀れ”でした。
 流されて無計画に生きれば父親のようになり、半端な計画を立てれば息子のようになる。じゃあどうするのか? しっかり考えなきゃいけないなと思わせてくれる映画で、伏線に次ぐ伏線、暗示だらけの映像もおもしろかったです!(流されて生きるのはイヤだな。☆☆☆☆☆☆☆☆☆)

犯罪都市

2020年12月03日 | アジア映画


「犯罪都市」
監督:カン・ユンソン
主演:マ・ドンソク
   ユン・ゲサン
   チン・ソンギュ


マ・ドンソク兄貴ィ〜!!!サイコォ〜!!!

という映画でした。

おわり。


ってカンジなんですが(笑)ちょっとあらすじを紹介すると、中国マフィアが韓国の中華街にやって来て、ボスの1人を惨殺。街を恐怖に落とし入れていたところを、俺たちのマ・ドンソク兄貴の怒りの鉄拳が炸裂する!というお話です。
 とにかくまぁ〜兄貴が強いんですが、相手は人殺しをなんとも思わない超極悪人なので、兄貴の周りに被害者がどんどん増えていきます。その描写が香港映画ばりに強烈で(基本的に斧!)もうめっちゃ怖いんですけど、いい感じにコメディ要素も差し込まれていて、さすが兄貴の映画だわぁと感心しました。
 現在、拳(こぶし)の殴り合いで兄貴の右に出る人はいないだろうなと思うんですが、ハリウッドでもその名声は轟いていて、来年(2021年)ハリウッドデビュー作『ジ・エターナルズ』が公開されるようです。楽しみ〜。(兄貴の拳に!☆☆☆☆☆☆☆☆)