ちいさなうさこちゃん

私がこどもの頃、ミッフィーは「ミッフィー」ではなく、「うさこちゃん」でした。
口がバッテンのちいさなうさこちゃんは、とてもかわいくて大好きで、自分でうさこちゃんのぬいぐるみを作ったりもしました。
あれから、10年がたち、20年がたち、30年、40年がたち、「うさこちゃん」が「ミッフィー」と呼ばれるようになっても、
私の中のうさこちゃん好きは変わらなかった。
うさこちゃんの表情はどれも同じだけど、楽しいときは楽しそうに、悲しいときは悲しそうに見えました。
今、うさこちゃんは悲しそうにはしていない気がします。
「ディックがきた！ディックがきた！」と、ブルーナさんのまわりを駆け回って、歓迎しているのではないでしょうか。



うさこちゃんを描き続けてくれて、本当にありがとうございました。
（R.I.P. Dick Bruna）