フリーランス的発想のススメ

~フリー満喫講座~

暗戦 ~デッド・エンド~

2006年01月31日 | アジア映画
「暗戦~デッド・エンド~」
監督:ジョニー・トー
主演:アンディ・ラウ
   ラウ・チンワン
 
 ああ、やめられない止まらない。まだまだ続くよ、ジョニー・トー。この監督、ものすっごい数の映画撮ってます。全部が全部おもしろいとは思えないので、評判がいいヤツを厳選して鑑賞中。
 ということで、評判がとってもいい「暗戦~デッド・エンド~」なんですが、コレはちょっとソフトめの犯罪サスペンス。余命4週間と宣告された男(アンディ・ラウ)が、最後に仕掛けた完全犯罪。頭脳犯なので、ハデなアクションシーンや銃撃戦はありません。「ヒーロー・ネバー・ダイ」が好きな人にはちょっと物足りないかもですが、ラウ・チンワンはここでもいい味だしてるし、笑えるシーンも多々あって、私は好きです。一番笑えたのは「は~い!アッコです」(アニメ)がTVで流れてたコト。香港でもやってたのね。(もちろん広東語)
 なにはともあれ、今回も『熱き男の友情』を軸に、ストーリーは展開。騙し騙されて、ラスト、完全犯罪は成立するのか? そーいえば音楽は可もなく不可もなくだったなぁ。ちょいと残念。(まさにデッド・エンド。☆☆☆☆☆☆☆☆)

ヒーロー・ネバー・ダイ

2006年01月30日 | アジア映画
「ヒーロー・ネバー・ダイ」
監督:ジョニー・トー
主演:レオン・ライ
   ラウ・チンワン
 
 いかん!ヤバすぎる!もう、ジョニー・トーに完敗です。前半は笑えて、中盤から後半にかけては手に汗にぎり、そしてラストは男泣き…。最高のアクションノワールでした。
 さて、恒例の音楽チェックですが(毎回『ヘン』だから)、テーマソングはなんと『スキヤキ』。(九ちゃんの『上を向いて歩こう』の英語バージョンですね)やっぱ、この曲いいわぁ~。ということで、今回はサイコーです。(ストーリーをさらに盛り上げてくれます!)
 それにしても、「ヒーロー・ネバー・ダイ」ってタイトルがよくないよなぁ。(「007」のサブタイトルみたい…)前回紹介した「ザ・ミッション」にも実は『~非情の掟~』ってサブタイトルがついてるんですよ~。急激に格が落ちちゃうから、勝手に削除したんですけどね。
 そんなこんなで、タイトルからは想像もつかないホンモノの『男』の映画です。男性陣は絶対見るべし!(レオン・ライに☆☆☆☆☆☆☆☆☆)

ザ・ミッション

2006年01月27日 | アジア映画
「ザ・ミッション」
監督:ジョニー・トー
主演:アンソニー・ウォン
   フランシス・ン

 これは、オモシロイ!!!なんだこれってくらいカッコイイ!!!こんなにおもしろいアクション・ノワールは初めて見たかも~って思えるほど、掘り出しモノです。
 ある香港マフィアのボスを守るために、集められた5人のボディーガード。もうこの5人がとにかく魅力的。そのプロフェッショナルさに惚れ惚れします。そしてやっぱり、音楽がヘン!!『やっぱり』と書いたのは、先日感想を書いた「PTU」と同じ監督ジョニー・トーだから。「PTU」もヘンだったけど「ザ・ミッション」もかなりキテます。でもその『ヘン』な音楽さえも愛おしく思えるほど、この映画はサイコーです!世の男性は、みんな見るべし!(傑作中の傑作です!☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆)

死ぬまでにしたい10のこと

2006年01月26日 | ヨーロッパ・その他
「死ぬまでにしたい10のこと」
監督:イザベル・コヘット
主演:サラ・ポーリー
   スコット・スピードマン

 見たいと思っていながら、なかなか見ることが出来なかったのは、『死ぬこと』が決まっている映画だから。つらいラストがやってくることを分かってて見るのは、けっこう勇気がいります。が、この映画、お涙ちょーだいモノではありませんでした。しかも、ラストはハッピーエンドです。(たぶん)
 とは言うものの、やはりイロイロ考えますね。「ミリオンダラー・ベイビー」の時も悩みましたが、コレも「自分だったらどうするか…」と考えちゃう。その答えは『死を宣告』されてみないと、出てこないんでしょうけどね。(今年は健康診断を受けよう!☆☆☆☆☆☆☆)

エブリデイ・イズ・バレンタイン

2006年01月24日 | アジア映画
「エブリデイ・イズ・バレンタイン」
監督:バリー・ウォン
主演:レオン・ライ
   セシリア・チャン

 『セシリア・チャン・フェスティバル』のラストは、ラブコメです。王道のラブコメ。最近コッチ系統にあんまり興味がわかないのですが(いかん、いかん)セシリア・チャンの魅力全開という意味では、この映画がダントツです。レオン・ライもかなり明るくおもしろい。(「インファナル・アフェア 3」の時とは大違い)セシリア好き、もしくはレオン・ライ好きにはオススメです。アンド、ラブコメ大好きさんにもオススメ。そしてそして、香港映画大好きさんにもススメます。が、どれにも該当しない方には、特にススメません。(チャン・ドンゴンと真田広之の「PROMISE」<2月公開>にも出るらしい。☆☆☆☆☆☆)

ドニー・ダーコ

2006年01月23日 | ハリウッド映画
「ドニー・ダーコ」
監督:リチャード・ケリー
主演:ジェイク・ギレンホール
   ジェナ・マローン
 
 ある日、無気味なウサギが世界の終わりを告げに来る。あと28日と6時間42分12秒。物語はここから始まりますが、もしかしたらこの時には、もう世界は終わっていたのかもしれない。はたまた、ウサギの言うとおり、28日後に終わったのか…。
 たぶんですね、いろんな解釈ができる映画なのですよ。ただ、ここでいろいろ書いちゃうと、全部ネタバレになっちゃうのでまったく書けません。。私は『すでに終わってた』と思ってるんですが、見た人います?ご意見聞かせて!(ドニー・ダーコとは主人公の名前です。☆☆☆☆☆☆☆☆)

PTU

2006年01月22日 | アジア映画
「PTU」
監督:ジョニー・トー
主演:サイモン・ヤム
   ラム・シュー

 今年に入ってから、アジアン映画率はかなり高い。ハマると続けて見ちゃうんですよねぇ。で、「PTU」。知らない役者さんばっかりなのにナゼ見たかというと、香港映画祭で「インファナル・アフェア」を抑えてアカデミー監督賞を取ってたから。いやぁ~この映画、かなり『ヘン』です。
 まず、セリフの間が長い。ワンシーンもミョ~に長い。そしてストーリーとまったく合ってない音楽。なんか違う、なんかヘンだと思わせる、デビット・リンチと北野たけしをミックスしたような(謎と暴力と笑い)独特の雰囲気があります。おもしろいかおもしろくないかで言うと、私はかなりおもしろかった。90分という短さもいい。もし、この映画を見る機会があった場合、冒頭のニュースの内容をしっかり覚えててね。(けっこうオススメ。☆☆☆☆☆☆☆☆)

星願~あなたにもういちど~

2006年01月20日 | アジア映画
「星願~あなたにもういちど~」
監督:シングル・マ
主演:リッチー・レン
   セシリア・チャン

 『セシリア・チャン』3回めは、たぶん彼女の主演映画中、一番ヒットした(のではなかろうか)「星願~あなたにもういちど~」です。日本でも竹内結子でリメイクされてるほど、人気の高い映画。
 はじまりがスゴクいいし、主演の2人もとてもいい。途中でストーリーがちょっとだけ入り組みますが、しっかりついていければ、大好きな映画のひとつになるんじゃないでしょうか。私も20代なら、おいおい泣いてたことでしょう。あぁ20代なら…。(いい映画であることまちがいなし。☆☆☆☆☆☆☆)

ミリオンダラー・ベイビー

2006年01月18日 | ハリウッド映画
「ミリオンダラー・ベイビー」
監督:クリント・イーストウッド
主演:クリント・イーストウッド
   ヒラリー・スワンク

 いや~難しい。。これを語るのは難しい。。「おもしろい」と言っていいのかどうかさえ分からない。自分だったらどうするか?あなただったらどうするの??永遠のテーマかもしれないし、あれでよかったとも、悪かったとも言うことが出来ない。。ないアタマ振り絞って考えましたが、これが限界です。。(今も結論は出ないまま☆☆☆☆☆☆☆☆☆)

ワンナイト・イン・モンコック

2006年01月16日 | アジア映画
「ワンナイト・イン・モンコック」
監督:イー・トンシン
主演:ダニエル・ウー
   セシリア・チャン

 『セシリア・チャン・フェスティバル』の2回めは、良くも悪くも香港らしい香港映画。最近は、韓国ドラマ(映画)にばっかりうつつをぬかしてましたが、いやいや香港映画もまだまだ熱かったです。
 『モンコック』という香港一人口密度と犯罪率が高い都市で起こる、3日間の攻防。抗争する香港マフィアの視点、それを食い止めようとする警察の視点、そして、マフィアに雇われた暗殺者の視点から話は展開します。セシリアは暗殺者と深く関わる娼婦の役。いや~なかなかどうして、見てる最中はモノスッゴクおもしろかったですよ。「暗殺なんかやめてそのお金持って逃げりぃ」と何度も思いました。
 ところが、です。映画が終わると、さっきまでの感動はどこへやらーってカンジで、余韻が残らない。例えばジェットコースターに乗った時、乗ってる最中もエキサイティングですが、降りた後も興奮覚めやらぬ!ってカンジですよね。おもしろい映画もそうで、エンドロールの間もずっと感動は続くのです。が、この映画はそこまでなかったなぁ。見てる時はあんなにおもしろかったのに…。(おヒマならいいかも☆☆☆☆☆☆)