フリーランス的発想のススメ

~フリー満喫講座~

キングスマン:ゴールデン・サークル

2020年09月21日 | ヨーロッパ・その他


「キングスマン:ゴールデン・サークル」
監督:マシュー・ヴォーン
主演:タロン・エガートン
   コリン・ファース
   ジュリアン・ムーア
 
 明るく、楽しく、皆殺し〜的な、普通に考えるとかなりエグイ、アクション・ブラックコメディ。大量の人の頭を吹っ飛ばしながら、映像はキレイな花火だった前作「キングスマン」よりは、今回若干おとなし目でしたね。(いいのか悪いのか?)
 前作を見ていればある程度耐性ができているので、ヒドイ描写も笑って見られるんですが、さすがにミンチマシーンは無理でした。。エルトン・ジョンはソックリさんかと思いきやご本人様で(!)嬉々として演じていたのがこの映画の楽しさを物語っています。最新作が2021年2月公開だそうで、なんだかんだまた見ちゃうんだろうなぁ。(たぶん主役が死んでも驚かない。☆☆☆☆☆☆☆)


search/サーチ

2020年09月18日 | ハリウッド映画


「search/サーチ」
監督:アニーシュ・チャガンティ
主演:ジョン・チョー
   ミシェル・ラー
   ジョセフ・リー
 
 映画の視点が変わっていて、とても面白かったです。どういう”視点”かと言うと「画面越し」。1時間42分の間ず〜っとパソコンの画面(ときどきスマホ&隠しカメラ)を通して展開します。行方不明になった娘を探すために、父親が娘のパソコンからヒントを探ろうと奮闘する物語で、ここで出てくる”ネットあるある”が、かなり面白い。SNSは全て非公開でパスワードが必要だったり、友達登録されている人の大半が大した知人じゃなかったり、娘の親友や失踪時の行動が知りたいのに、核心になかなかたどり着けない。。そして、ネットから得られる情報には、たくさんの”嘘”が隠されている、というところもよかったです。
 娘のことをなにも知らなかった父親が、ネットを通していろんな顔を見せる娘に驚く様子は、もしかしたら世のお父さんたちにはグサグサ刺さるんじゃないかなぁと想像しながら観てました。
 この映画で「オオッ」と思ったのが、パソコンのスリープ画面が全面に出てきた時。斬新!と思いましたね(笑)。監督は20代だそうで、若い感性と手法がピッタリ合っていて、それがこの映画をさらに面白くしていたと思います。新しい情報が出てくる度に、状況が二転三転して最後まで楽しめたし、オススメです!(娘のことをよく知らなくても、それはあなたのせいじゃない。☆☆☆☆☆☆☆☆)

アシュラ

2020年09月15日 | アジア映画


「アシュラ」
監督:キム・ソンス
主演:チョン・ウソン
   ファン・ジョンミン
   チュ・ジフン

 香港黒社会モノが大好き!と公言している私でさえ、これはちょっと…いやちょっとどころか、相当キツかった…(大汗)。R15なんですけど、逆に16歳から観てもいいの??と心配になるほど、直視できないシーンのオンパレード。。最初っからキツイんですけど、もう終盤は字幕だけなんとか見たってカンジ(涙)それでも、です。それでも、面白かったと言わざるを得ない、強烈でパワフルな映画でした。
 そうなんです。これは映画です。すべて演技でホントに殴ってはいないし、この真っ赤に染まった床は全部血糊だ!と、自分に言い聞かせてなんとか精神を保ちました。。いい人なんか1人も出てこないし、気が狂った人々が一切の手加減なしに暴走していくその先に、いったい何があるのか? 結局、見終わって思い出すのは、血みどろの凄惨なシーンではなく、チョン・ウソンとチュ・ジフンの哀れさでした。
 いろいろ振り切れてる映画なんですが、暴力の見せ方やカーアクションは他と一線を画すほど凄かったし、倫理観はぶっ飛んでるんだけど、認めざるを得ない圧倒的なパワーがあって、とにかく凄い映画であることは間違いありません。誰にでもオススメはしないけど…この映画の後はなんでもいいから楽しい映画を観てくださいね。(覚悟必須。☆☆☆☆☆☆☆☆)

ボーダーライン:ソルジャーズ・デイ

2020年09月12日 | ハリウッド映画


「ボーダーライン:ソルジャーズ・デイ」
監督:ステファノ・ソリマ
主演:ベニチオ・デル・トロ
   ジョシュ・ブローリン
   イザベラ・モナー

 『ボーダーライン』のスピンオフと位置づけられたこの映画、前回から監督が変わっているのでトーンは若干違うんですけど、それでもやっぱりおもしろかった!!! もしもあなたが『ボーダーライン』を見ずにこの映画を見ようとしているなら、ちょっと待った!! 悪いこと言いません。先に『ボーダーライン』を見てください。そうすると、より一層ベニチオ・デル・トロに対する思い入れが深まります。ハッキリ言いますが、この『ボーダーライン』シリーズは、ベニチオ・デル・トロを愛でるための映画です! もう一度言います。ベニチオ・デル・トロを愛でるための映画なんです!! どうぞ、骨の髄までご堪能ください。(デル・トロ様ぁぁぁ。☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆)

ボーダーライン

2020年09月11日 | ハリウッド映画


「ボーダーライン」
監督:ドゥニ・ヴィルヌーヴ
主演:エミリー・ブラント
   ベニチオ・デル・トロ
   ジョシュ・ブローリン

 とんでもない映画でした。ひとことで言うなら”怖い”。優秀なFBI捜査官の女性が特別部隊の一員としてメキシコに入国。現地では「後ろでただ見ていろ」としか言われず、作戦の内容も教えてもらえない。なぜ彼女は派遣されたのか? 理由は後で分かるんですが、アメリカとは何もかも違うメキシコの状況は、目を覆いたくなるほど残忍な犯罪が横行していて、何もさせてもらえないのは当然だなと感じました。エミリー・ブラントが主役だけど、ベニチオ・デル・トロの存在感に後半は圧倒されまくりで、こういう世界が本当に存在していると思うと、何もできないエミリーは私たちなんだなと感じます。続編の『ボーダーライン:ソルジャーズ・デイ』も見なければ!(必要悪に。☆☆☆☆☆☆☆☆☆)

プレミアム・ラッシュ

2020年09月10日 | ハリウッド映画


「プレミアム・ラッシュ」
監督:デヴィッド・コープ
主演:ジョセフ・ゴードン=レヴィット
   マイケル・シャノン
   ダニア・ラミレス

 アマゾンで高評価だったので観てみたんですが、正直…面白くなかったです。。自転車(ロードバイク)が大好きで、NYの街をチャリ(チャリ言うな)で疾走する疑似体験ができて楽しい!と思える方にはいい映画なのかもしれない。車と自転車のカーチェイスや、チャリ対チャリ(チャリ言うな)のスピードレースなど、自転車で走るスリルを魅せる映画で、ストーリー?何ソレ?的な雑さは否めなかった(汗)。何も考えずに見るといいのかしら…であれば、ツール・ド・フランス見た方が100倍楽しいと思うのは私だけ?(交通ルールは守りましょう!☆☆☆)

国際市場で逢いましょう

2020年09月08日 | アジア映画


「国際市場で逢いましょう」
監督:ユン・ジェギュン
主演:ファン・ジョンミン
   キム・ユンジン
   オ・ダルス

 激動の時代、中国軍に占領された故郷を離れる途中で、父親そして幼い妹と生き別れになり、長男として、また家長として、母親と弟妹のために必死に働き生きてきた1人の男性の人生を描いた作品。主人公ドクスを演じたファン・ジョンミンのことが、大好きになる映画です。(ってか、ファン・ジョンミンのこと嫌いな人ってこの世にいるのかな?)
 父親と生き別れになる前、ドクスは言われます。「俺がいなくなったら、お前が家長だ。家長はどんなときも家族を優先しなければならない」この言葉が、生涯ドクスを家族のためだけに生きる男にしてしまいます。父親の言霊に取り憑かれた男。ドクスは自分を犠牲にして家族に尽くし、どんなことがあっても笑顔で「大丈夫だ」と言ってきたけど、年老いて、自分の人生を振り返ってみた時「辛かった…」と本音が溢れます。この時やっと、父親の言霊から解放されたんだと思いました。
 言葉の力は強い。だから言葉で誰かの人生を縛ってはいけない。例えば死ぬ間際に誰々を頼むとか、会社や家を頼むとか、そういうことは言ってはいけない。だって自分はもう死ぬんですから、後のことは生きてる人の自由にさせていいのです。「みんなお幸せに」と言って死にたいものですね。(ファン・ジョンミンがべらぼうにカッコ良かった!☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆)

バーン・アフター・リーディング

2020年09月05日 | ハリウッド映画


「バーン・アフター・リーディング」
監督:コーエン兄弟
主演:ジョージ・クルーニー
   フランシス・マクドーマンド
   ジョン・マルコヴィッチ
   ブラッド・ピット

 主役級の役者が総出でふざけ倒す映画でした(笑)。この話には裏があるのでは?とか、なにか大きな陰謀と繋がるのでは?などと勘ぐってはいけません。人間という愚かな生き物(これくらいならそんなに怒られないよね?というちょっとした欲望を満たそうと邁進する普通の人々)が巻き起こす、哀れだけど笑える事件を、CIAが甲斐甲斐しく見張ってるだけの映画です。えっ? ナニ言ってるか分からない? そりゃそうです。当のCIAも何やってるか分かってないんですから。(エンディング曲『CIAマン』に。☆☆☆☆☆☆)

新感染 ファイナル・エクスプレス

2020年09月03日 | アジア映画


「新感染 ファイナル・エクスプレス」
監督:ヨン・サンホ
主演:コン・ユ
   マ・ドンソク
   チョン・ユミ
 
 オカルト・ホラー・スプラッター系はまったくダメなので、もちろんゾンビ映画も見たことなかったんですが、めちゃめちゃ評判がいいし、AbemaTVで無料配信されていたので(9/5まで)いい機会だと思い、観てみました。
 コレ、単なるパニック映画じゃなかったです! ゾンビを通してあぶり出される人間ドラマで、自分だけが助かりたいと思う醜さや、集団心理、その中において、妊娠中の妻や幼い我が子、仲間を守りたいと必死に闘う人々も出てくる。善人だから助かる、なーんてことはありません。ゾンビは誰にでも平等に襲いかかってきます(泣)
 ゾンビの描写は思ったよりグロくないのでまだ見れるんですが、それでも次から次に増殖されていく様は絶望でしかなかった。。そして国は、必死に逃げて来た人に対して「射殺」の命令を出します。も〜〜〜ラストは涙涙でした。それにしても、ゾンビ映画って泣けるジャンルだったのね?(マ・ドンソク兄貴に。☆☆☆☆☆☆☆☆☆)

オススメ韓国ドラマ -ラブコメ編-

2020年09月02日 | オススメ韓国ドラマ
ロマンスにはほぼほぼ興味のないお年頃ですが(笑)ロマンチックコメディは大好きです! 大いに笑って大いに泣いて、その上ヒーリング効果もあるオススメのラブコメドラマをご紹介。

【おすすめラブコメ】
キルミー・ヒールミー(2015年制作/全20話)
現時点でのナンバーワン韓国ドラマがコレ! 爆笑&号泣&癒しのストーリーで、多重人格を演じたチソンと、相手役のファン・ジョンウムがも〜う素晴らしかった!この年の賞レースでは、なぜかチソンとパク・ソジュンが男優同士でベストカップルを受賞しています(笑)




30だけど17です(2018年制作/全16話)
17歳で事故にあい、昏睡状態のまま30歳で意識が戻った女性と、同じ事故をきっかけに17歳の時から心を閉ざして生きてきた男性。30歳だけど17歳みたいな可愛い2人に、笑ったり、泣かされたり…。優しくておかしな人々に囲まれて、私も一緒に癒されまくりでした。




運命のように君を愛してる(2014年制作/全20話)
財閥と冴えないOLという身分差以上のハードルがあったり、交通事故・記憶喪失・不治の病の”韓流あるある3点セット”も付いてなお、斬新だと思えるストーリー。ドタバタのラブコメですが、途中で大号泣します。(←マジで)




フルハウス(2004年制作/全16話)
2004年のドラマなので「なんなのその服は…」と毎回ツッコミを入れてしまいますが(汗)どんな格好をしても超絶かわいいソン・ヘギョの魅力を、これでもかと見せつけられるドラマです。16年経った今でも、やっぱりソン・ヘギョが最強!