ひまわりの種

毎日の診療や暮しの中で感じたことを、思いつくまま書いていきます。
不定期更新、ご容赦下さい。

放射線学入門~福島原発事故を受けて~

2011年04月14日 | 東日本大震災
産業医科大学医学部放射線衛生学講座のHPに、
「一般向け緊急被曝ガイド」として公開されている。
http://www.uoeh-u.ac.jp/kouza/hosyaeis/hibakuguide.pdf

当市の医師会MLで、ある先生がご紹介して下さった。
イラスト入りで、わかりやすく説明されている。
どうしてみんな、「本当の専門家」の意見は信用しないのだろう?






最新の画像もっと見る

14 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
本当に。 (ちびはは)
2011-04-14 10:21:45
資料、とても勉強になりました。
*うんちの比喩判りやすいですね~!
無知が差別も恐怖も生み出すのだと思います。

数日前にTVで現時点では放射能を浴びてがんになる可能性は
普通の生活をしていてがんになる可能性よりはるかに低い。
がんになった所で放射能でがんになったとは一概に言えない。
という話を聞きました。なるほど、と思いました。

我々一般人は知らないからやはり怖いです。
でももっともっと自分の事として知る努力をしていかねば
ならないと思います。

ありがとうございます。
返信する
リンクに感謝 (スライド作成者)
2011-04-14 20:58:38
本日、家で自分のホームページをチェックしようと思い、「放射線 入門 福島」で検索したら、昨日まで1番にヒットしていたのが、2番目になっていました。1番目はどこかと思い、クリックしてみるとこちらでした。「わかりやすい」とのご評価ありがとうございました。どちらの市か分かりませんが、スライドがどんどん広がっているようで、作った甲斐がありました。また更新していきます。ご質問がおありでしたら、いつでも承ります。
返信する
よかったです (管理人)
2011-04-16 23:20:51
ちびははさん、そう言っていただけると、嬉しいです。
もちろん、これから先のことはわかりません。
でもそれは、青信号をちゃんと渡っているのに、トラックにはねられることだってある、
世の中に「こうすれば100%安全」なんてことはありえないのと同じことだと思うんです。
福島県の被災地から親戚のいる他県に行ったものの、放射能がうつる」といじめられ、
結局福島市に避難してきたお子さんのニュースが先日ありました。
(あとでこれも記事に書こうかと思ってますが)

これも、知らないことからくる悲しい出来事ですよね。
わたしはそういったことも、何とかなくちゃならないな、と思っています。

返信する
スライド作成者さんへ (管理人)
2011-04-16 23:26:06
管理人です。(福島市民です)
勝手にリンクしてしまい、申し訳ございませんでした。

スライドは、とてもわかりやすく、このブログを読んで下さっている他の方々からも、
とても参考になったと言っていただいております。

恥ずかしながらわたしも、はるか昔に受けた放射線科の講義の復習ができました。
外来での患者さんからの質問にも、「うんち」に例えて説明すると、安心してご理解いただいています。

こちらこそ、ありがとうございました。
返信する
大学では講師をしてます (スライド作成者)
2011-04-17 23:30:55
なんとなく福島の方かなと思ってました。
南相馬市からの避難者を福島市の医師が診療拒否したというニュースを聞いて、なんと馬鹿な医師いるのかと思いました。医師の恥ですね。実に情けない! 一般の方が、放射線がうつると言ったり、福島出身の女性が結婚破談になったと言う話のも、実に残念ですが、一般市民は無知なので仕方ない面もあります。なんといっても日本人は放射線に対してある意味アレルギーがありますからね。本当はよくないと思いますが、しかし医師がそんなことではだめです。原爆被爆者同士が結婚しても、奇形率や流産率などの異常が増加することもありません。遺伝的影響はないということは周知の事実です。そのスライドは近日更新します。
相模原市の医師会のホームページにもリンク依頼があり、OKしてます。福島の医師会にもそのような話があるなら、どうぞ勧めていただいて結構です。講演に行ってもいいですよ!とういうか、どこのわけの分からんやつには、お声はかからないですね(笑)。勝手なことばかりですみません。でも、スライドは営利目的でなく、一般の方にも放射線の知識を深めてもらいたいという願いで作ってます。どんどん広めていただけると私もうれしいです。よろしくお願いします。
返信する
スライド作成者さんへ (管理人)
2011-04-21 01:52:03
わたしも診療拒否のニュースを新聞で読んで、まったく同じことを思いました。
ほかにも、家族で避難して、未だに休診中の医院もあるみたいです。
これでは、福島県民自らが風評被害を作っているようなものだと非常に残念に思います。

医師といえども、所詮はただのヒト。
逃げたいという気持ちを止めることはできないし、非難すべきでもないのかも知れません。
でも、「医師」だからこその「使命感」は最後まで持ち続けたいと、わたしは思っています。

さまざまな情報が錯綜していて、そのために起こる風評被害を少なくするためには、
医師の立場として知りうる「まっとうな情報」をきちんとセレクトして一般の方々にお伝えする必要性を、
最近つくづく感じています。

今日は校医をしている中学校の内科検診がありましたので、
早速先生のスライドをプリントして置いてきました。

これからもよろしくお願いいたします。
返信する
Unknown (スライド作成者さんへ)
2011-04-21 08:05:04
「「医師」だからこその「使命感」は最後まで持ち続けたい」というのは、先生は医師としてご立派な方と思います。自分としては医師として普通のこと思うのですが、この普通のことがきちんとできることはやはり立派なことと思います。若輩者が偉そうに、すみません。この近くにも何も知らない「ヤブ」と言われる医師はいますね。残念なことです。

いわき市の方から質問を受け、原発から50km離れていても心配されている方がいますね。放射線で危険なのは、高線量の放射線が出ている原発で働く方々。マスコミの報道は、住民不安をあおっているようで、腹が立ちます。積算線量の値が出てきました。どんどん高くなるのは当たり前で、何も知らない人は心配になりますよね。

スライドはその点を含めて、更新しました。こちらこそ、よろしくお願いします。
返信する
スライドを見て (いわき市の住人)
2011-04-21 12:28:40
初めまして。いわき市の住人です。
スライドを拝見しました。とても分かりやすく理解できました。(少し不安だったことをメールで放射線学入門に聞きました)
現状、福島は安全だよという人と、この線量だと白血病になるとかいう人がいたりとか、一体何なんでしょうね。
報道も、何倍のヨウ素がでたとか、それしか言いませんよね。何倍のヨウ素がでたから、どうなの?って聞きたい。
今頃になって風評被害をなくしましょうとかメディアは言っていますが、初期の報道が今の風評被害を生んでいる気がしてなりません。
同じ福島県人として私も頑張っていきたいと思います。(支離滅裂な文章ですいません・・)
返信する
いわき市の住民さんへ (スライド作成者)
2011-04-22 07:42:45
スライドわかりやすいとの評価、ありがとうございました。
元々マスコミの報道は、興味を引かせるためにオーバーに言いすぎです。何倍と言う表現やベクレル表記は値が大きすぎて、一般の方には理解できないと思います。風評被害はマスコミのせいと言っても過言でないです。某国有放送の解説員やA新聞の社説、その新聞内容も放射線に関してはうそが多くて腹が立ってました。
福島の皆さんがんばってください。産業医科大学は福島のために、本格的に支援をしていくプロジェクトを立ち上げます。
スライドは毎日のように更新してます。正確な情報を提供していきます。何かあれば、連絡してください。
返信する
すっきりしました! (べりー)
2011-04-22 11:33:30
原発事故以来、
小学生の子どもの健康や将来が心配で、
TVやインターネットで情報収集をしてきました。
自分のとる行動はできるだけ冷静に判断したいと思い、
考えてきたつもりです。

総合すると今の福島市なら大きな健康被害はないと考えられるのですが、
気持ちの上でどうしても納得がいかず、
TVで聞く国や東電、TV局の解説に疑いの気持ちが捨てられませんでした。

しかし先生のブログを読んで、
「本当に大丈夫なのね」
とほっとした気持ちになりました。
リンク資料もたいへんわかりやすかったです。
ありがとうございました。
友人たちにも知らせました。

今までは福島に居続けることは、
親としての責任を果たしていないのではないかと迷いがありましたが、
今後は無駄な被ばくを避けるための方法は取りながら、
でももうびくびくして暮らさない!
と決意しました。

どうもありがとうございました!

先週、実家の母が甥っ子の診察に伺ったときに資料をいただき参考になりました。
早速ブログをチェックしてよかったです!

それと別の視点ですが、
同じメッセージでも発信者によって、
受け入れられ方が違うというのは実感しました。

実は先生方には妊娠・出産時からお世話になっています。
(最近は小学生になりほとんど病気せず、
しばらくお邪魔しておりませんが。)
ストレートな先生がおっしゃるなら間違いないだろう、
とすっきしりたのです。
総理大臣の言葉も「この人なら!」と信じられるといいのですが…


私も子どもが大人になった時に、
元気満々の大人に育つように、
私もまた元気満々のばあちゃんでいられるように、
頑張ります!
そうした私たちの姿を多くの皆さんに見ていただきましょうね。

ありがとうございました。





返信する

コメントを投稿

ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。