ひまわりの種

毎日の診療や暮しの中で感じたことを、思いつくまま書いていきます。
不定期更新、ご容赦下さい。

三度目の春

2014年03月11日 | 東日本大震災

いつものように目が覚めた。

いつものように顔を洗って

いつものようにごはんを食べて

いつものように歯磨きして

いつものように仕事をして

いつものように笑い

いつものように一日を過ごそう。


ここで暮らしていることに感謝して。





思うところあって・・・

2014年03月05日 | 日々のつぶやき
久々に更新しました。
コメントお寄せ下さった方々、ありがとうございました。
遅まきながらお返事を書きました。

いい加減ずぼらブログですが、
これからもゆるゆるとおつきあいのほど、
どうぞよろしくお願いたします。

  ・・・・・・・・・・・・・・

タイトルは思うところあって・・・、としたけれど、
実はそれほど思うところがあったという訳ではなくて。

昨年いろいろあって以来、
パソコン開くのに「よいしょ!!」と構えないといけないような心理状態が続いたので、
書いてもなかなかアップすることができないでいた。

あれから、もうすぐ3年になるのだなあ。

いろいろな過去の出来事を振り返るとき、
あれは震災前のこと、それは震災以降のこと、みたいな、
「3.11」を境にして振り返るクセがついてしまった。

ほかの人たちはどうなのかな。

最近のテレビでは毎日のように震災関連の番組がある。
ドラマだったり。ドキュメントだったり。
全国版。東北版。福島版。
どれも作り手・報道側の思いはわかるのだけれど・・・。

・・・ちょっと待ってよ。
と思ってしまう自分がいる。

 悲惨な状態のままの被災地。
 これからの生活に見通しのつかない被災者。
 けなげな子ども達。
 復興はいつなの。

そういったメッセージが散りばめられていて、それは全国・世界のひとたちに、
「忘れないでね」
と伝える大きな役割を果たしているのだと思うのだけれど、

でも、ちょっと、待って・・・。
わたし、それ、見たくない。

忘れては欲しくない。
でも、そっとしておいて欲しい。なんか矛盾。

8月15日の記念日の特集のような気持ちで、
太平洋戦争を振り返るような気持ちで、
3年前の3月11日を振り返ることは、まだできない。

・・・そんな気持ちが、わたしの中にはある。

こんな風に思うのって、勝手なことなのかな。

きっとこれから毎年、3月11日が近づくたびに、
特集番組が作られるのだろう。

そのたびに、揺り戻しがくる。

本当に被災したひとたちは、どんな気持ちなのかな。
揺り戻しは来ないのかな。

だけど、こういったことにも、慣れていかなくちゃならないんだろうな。


太平洋戦争を経験したひとたち、
沖縄のひとたち、
広島・長崎のひとたち、
神戸のひとたち、
みんな、こんな気持ちだったんだろうな・・・。