ひまわりの種

毎日の診療や暮しの中で感じたことを、思いつくまま書いていきます。
不定期更新、ご容赦下さい。

クリスマス・イヴ

2014年12月24日 | 日々のつぶやき
今日はクリスマス・イヴ。

昨年もおととしもその前の年も、わたしの外来では、
クリスマスやサンタクロースの話に花が咲くことが少なく感じてたのだけれど、
今年はどの子もみんなサンタさんを楽しみにしていた。

フトコロの余裕というよりも、
お父さんやお母さんたちの気持ちにもゆとりが出てきたのかなと思う。
いままで営んできた「楽しいこと」をフツーに楽しんでいいんだ、っていう。

さて、わたしにはもちろんサンタはきませんが、
先日友人からこんなプレゼントをいただいていた。

 

可愛い小さなブック型の箱をあけると・・・、

 

中身はこれまた可愛らしいチョコレート♪

今夜食べようと思ってとっておいたのですが、食べる前に記念撮影。

一緒にいただいたCDの、ピアノ伴奏で柔らかく語りかけるような歌声を聴きながら。






「不将、不迎、応而、不蔵」

2014年12月23日 | 日々のつぶやき

 おくらず、むかえず、おうじて、おさめず

と読む。

尊敬する方から教えていただいた。
荘子の言葉だそうだ。

「いつまでもくよくよせず、取り越し苦労をしないで、事柄を処理し、終わったら忘れるというものです」

・・・とわたしに教えて下さったその方はおっしゃっていた。


言葉の意味は、

 不将 過ぎ去ったことをくよくよ悔やまない
 不迎 先のことをあれこれ取り越し苦労をしない
 応而 事態の変化に臨機応変対応して
 不蔵 心に何もとどめない

あれこれ昔のことをくよくよしないで、
どうなるかわからない先のことも先回りして悩まないで
起きたことにはさからわずに粛々と対応して
終わったあとは(禍根を)心に残さずきれいに忘れよう

そういうことなのかなと考えた。


昨年から今年にかけて、

 よく生きてきたな

こう思う日々だった。だった、というかそれは現在進行形なのだけれど。

もう消えてしまいたい。
そう思うこともあった。

だけど消えずにいるのはやっぱりこの世が楽しいことを知っているからだ。

 不蔵 心に何もとどめない
    終わったら忘れる

という気持ちにはなかなかなれないけれど、
多分凡人にはそれが容易にできることではないことがわかっているから、
荘子サンもこのような言葉をおっしゃったのだろう。

いまわたしが毎日もがいていることも、
わたしでない人たちからみれば取るに足りないこと、
そしてずっとあとになって、
あぁ、あんなことあったね、頑張ったなぁ、 
きっとそう思える日が来るにちがいない。