季節感

久々の更新。
お正月だ～、休日当番だ～、
と慌ただしく新年が明けたと思っていたら、もうすでにあたりは新緑の季節。

今年は、温暖化の影響か、雪は確かに少なかった。
地球はどうなるのかな・・・。

わたしが子どもの頃に暮らした村は、前を向いても後ろを向いても山。
早春の雪解けの頃になると、まだ葉を落としたままの薄茶色の山のあちこちに、
ほんのり黄色のまんさくの花が咲く。
少し遅れて白いこぶしの花も。
川べりの柳の木が最初に芽が萌え出し、４月下旬に桜が咲き出す。
そして、山すその桃畑には、濃いピンクの桃の花が開花する。
家の前には広い桑畑があって、そのあちこちに桐の木があった。
５月の新緑の頃には、ひときわ背が高い桐の木に、薄紫の花が咲く。

今暮らしているこの街にも、まだまだ田んぼや畑があるけれど、
目の前には小さな山があるけれど、ふるさとで感じていたような季節感にはほど遠い。
ここの暮しに不満がある訳ではないけれど、
いつもこの季節になると、無性にふるさとが恋しくなる。