ひまわりの種

毎日の診療や暮しの中で感じたことを、思いつくまま書いていきます。
不定期更新、ご容赦下さい。

記憶のかけら

2016年03月11日 | 東日本大震災





5年前の今日はどんな朝だったか、よく覚えていない

グラグラッときたあの瞬間を境に
「あの日」の前、「あの日」のあと、
そう記憶をたどるクセがついてしまった

5年がたった
悲しみも 悔しさも 喜びも あった

空を見上げて深呼吸してみる
今年はいつもより早く庭の梅が咲いた
人の心がどんなふうでも
季節は変わらずめぐり
朝はかならずやってくる

今日もいちにち、感謝して過ごそう





最新の画像もっと見る

3 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
はい! (なおみ)
2016-03-12 14:30:56
綺麗な空ですね。
返信する
凛々しいです (F1ABS)
2016-03-12 16:13:33
ひまわり先生

ちょっと関係ない話題で恐縮ですが・・・

昨夜の報道ステーションをご覧になりましたでしょうか?
あいかわらず印象操作で、デマをまき散らしておりましたね。

全く触れてなかったことがひとつ、甲状腺がんの自然史の開始点と終末点です。

潜在がんが非常に多く、微小なものを含めると死後剖検例のの1~3割に見つかること(本人が癌をもっていることを知らずに亡くなっているので、生きている人だって成人の1~3割が持っているはず、韓国の検診でも一端がみえた)、これがエンドポイント。

開始点が何歳ぐらいからか、どのように増加していくのか、が科学的にほとんど分かっていなかった、今回の福島の検診で「多発」と言われているのは、症状が出る前の自然に発生する開始点を見ているからだと思います。

また2周目の本格検査で新たに多数見つかったことを番組では問題視していましたが、がんは突然変異の蓄積により生じますから、検査集団の2歳の加齢により「がん」が新たに生じることは奇妙なことではないですね。
成人で潜在がんが大量に見つかることを考えると、県民健康調査で発見されているペースで、若い時分から徐々に増えていくということは容易に推定できます。

現在検討が進んでいるようですが、がんの発生から進展(大多数は他の疾病による死亡)まで、早急にきっちりした数理モデルを作ってもらいたいものです。
http://www.pref.fukushima.lg.jp/uploaded/attachment/129307.pdf
それをベースに議論することができますから、治療選択の際のアウトカムも考えやすくなるはずですね。
返信する
Unknown (F1ABS)
2016-03-12 16:48:29
つづきです。長々とごめんなさい。

手術を受けられた方、ご家族の方のインタビューがでておりました。
取材をうけること、勇気の要ったことだったと思います。
また、手術の後遺症や健康不安を感じられていること、大変な思いをされているのですね。

あのような事故の結果、多くの方が検査や避難による環境の変化で健康に問題をかかえるようになってしまった、本当に痛ましいことです。
放射線のせいであったのか、なかったのか、明らかにしてほしいと言う思いも持っておられるでしょう。

原爆やチェルノブイリ原発事故など、過去の不幸な出来事を教訓にして放射線科学はすすんでまいりましたし、放射線防護対策も決められてきました。
今回の事故では初期の防護対策は必ずしも上手く機能せず、多くの方が不安を抱える状態になってしまった、残念なことです。

過去の経験から現時点で予測できることは、放射線発がんの検出が難しいくらい線量が低かったということです。
「誰もが被ばくのせいでがんになる」という過剰な不安を持つ必要はないということは、ひまわり先生も仰っているようにはっきりしています。
甲状腺がんについては、ありふれた予後の良いがんだ、ということが一般の方に知られておらず、今回周知されるようになって驚いておられるという現状があります。

番組内でも取り上げられていた、過剰診断・医療には十分に留意し、慎重に見守っていく必要があると思っています。
返信する

コメントを投稿

ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。