ひまわりの種

毎日の診療や暮しの中で感じたことを、思いつくまま書いていきます。
不定期更新、ご容赦下さい。

なんか、おかしい

2009年06月28日 | Weblog
 図は、農林水産省で出した各国の食料自給率です。
 先進諸国の中で、日本は圧倒的に低いんですね。

 わたしが子どもの頃、よく言われたこと。

   ごはんは最後のひとつぶまで残さず食べましょう。
   お百姓さんがせっかく手間をかけて作ったのだから。

 あるコンビニでは、売れ残りそうになったお弁当やおにぎりを値下げしてはいけないことになってるのだそうです。
 それを守らずに値下げ販売したコンビニに対して、コンビニ本社から「値下げしてはいけない」という圧力をかけるような方針を、公正取引委員会は「違法」としました。
 では、値下げせずに売れ残ったお弁当類はどうなるかというと、全部、その加盟店コンビニで廃棄するのだそうな。

 ネットでの意見を読んでみると、賛否両論、いろいろです。
 値下げ反対派は、コンビニはスーパーと同じ役割をしなくてもいい、つまり、多少値が高くても、24時間いつでも手に入る、という役割でいいのだ、という意見。
 値下げ賛成派は、食べ物を粗末にするのはよくない、という意見。

 経済学的な側面では、簡単に賛成・反対とはいえない事情もあるようです。

 でもさ。
 なんか、おかしくないですか。
 日本は、食料の半数以上を輸入に頼っているのに、一方では大量に捨てるなんて。

    食べ物を粗末にすると、ばちがあたるよ。

 これも、小さい時に、よく言われたっけなぁ。

宿題

2009年06月19日 | 日々のつぶやき
 子どもの頃から、早めに宿題を終わらせたためしがありません。
 小学校の夏休みの最後の数日間は、夏休みの友と読書感想文と自由研究と他もろもろ、
 朝から晩までかかって間に合わせてました。
 勉強なんて毎日やったこともありません、
 中学校の中間テストも期末テストも、殆ど一夜漬けでした。
 さすがに高校では一夜漬けは通用せず、大学は浪人しました。

 国家試験に受かったとき、いわゆる「勉強」はもうこれで終わりだとせいせいしました。
 仕事上の調べものぐらいは「勉強」よりは気楽だろうなんて、勝手に想像してました。
 でも、そんなに世の中は甘くはありませんでした。(当然ですが)
 医学部に合格した時、大先輩の先生から、
 「キミ、医者は死ぬまで勉強だよ」
 と言われた言葉の意味を、今さらながら実感する日々です。
 
 大人になって社会人になると、仕事に必要な「勉強」以外の「宿題」がたくさんあります。
 ひとつひとつは大したことがないのだけれど、あれもこれも重なるときは重なるもので・・・。
 こういう時は、自分の先延ばし性格が心底恨めしくなってしまいます。
 その上、本業以外の趣味にも手を染めているので、始末に困ります。
 でも、やめられない、とまらない。
 
 来週の水曜日には勉強会があって、わたしが当番なので、その資料作りもやらなくちゃだし、
 7月の最初の日曜も研究会があって、そこでも発表しなくちゃならないのに、
 まだ何にも準備してません。
 なのに、明日のジャズバンドの練習で弾く曲のアドリブの譜面起こしなんかして、
 夜が更けてしまいました。
 で、いざ資料作ろうと取り掛かると眠くなるんだよね。(>_<)

 眠気覚ましに日記書いて、また時間が過ぎてしまいました。

 なんか、逃げてないか、わたし。σ(^_^;)


ひえぇ~!!(^O^;)

2009年06月17日 | 日々のつぶやき
や、やってしもうた!!!( ̄□ ̄;)
うちのクリニックのHPにも日記があって、
このブログ載せてた写真入り日記をそっちにもコピーする作業してたら、
「謹賀新年」の日記を、間違って消してしまいました・・・(x_x)ゞ

夜中にパソコンをカチャカチャやってるワタシを見かねて、
ナニゴトかと夫も起きて復元を試みてくれましたが、
ダメでありました・・・。(T_T)

あ~あ、いつかはやるかと思ったんだよね。こういう失敗。

でも、学会やら研究会用の文書でなくてよかった。

ということで、「謹賀新年」は、
お読みいただいた方々の記憶の隅にでもありましたら、
それで幸いでございます。

クリスチャン・ツィメルマン

2009年06月14日 | 音楽
 ピアノ・リサイタルを聴いてきました。
 彼はわたしが中学だか高校生の頃に、史上最年少でショパンコンクールで優勝。
 クラシック界ではちょっとしたアイドルのような存在だった記憶があります。
 FMで彼の演奏が放送されないか、勉強そっちのけでチェックしました。
 
 年間にリサイタル回数を50回に制限しているという彼の演奏を聴くチャンスは、
 めったにないこと。
 機械を通してしか聴いたことのない彼の「ナマ」の音を聴きに、
 わくわくしながら出かけました。

 1曲目のバッハのパルティータ。
 こんなロマンチックなバッハを、わたしは聴いたことがありません。
 古典をロマンチックと表現してはいけないのでしょうけど。
 
 2曲目のベートーヴェン、ソナタ32番。
 なんという深い響きでしょう。

 3曲目のブラームス。
 4つの小品がひとつの物語のように、音を紡ぎます。

 そして4曲めのシマノフスキ。初めて聴く作曲家です。
 ポーランド民謡の主題による変奏曲。
 愛用のスタインウェイはまるで彼の一部のように、というより彼と一体になって、
 あとからあとから溢れるように「音の光」をホール中にちりばめました。
 
 素晴らしい演奏でした。
 月並みだけど、生きててよかった、って気分。

 ピアノの神様って、いるんだな。