漫画家アシスタント物語

漫画家アシスタントの馬鹿人生40年と、リタイア後のタイ移住生活。

漫画家アシスタント 諦めま章 その7

2012年08月22日 21時33分18秒 | 漫画

 ( この写真は、Jプロが入っている東京目白のマンションです。吉さんが亡くなって2週間ほどしてから撮影
  した写真です。中央の銀杏は、後に枝打ちされて今は見る影もありません・・・・・・《 2009年12月、撮影 》 )


  【 はじめての方は、どうぞ 「第1章 改訂版」 よりご覧ください。 】

 

                   その7  


   《 漫画家アシスタントが・・・お通夜のコーヒーを飲む・・・!? 》


戦場で戦う兵士というものは、同じ戦場で戦った者( 味方 )がたとえ誰であろうとも、まる
で兄弟かそれ以上に親しい関係になるそうです。

それほどではないにしても、10年以上も漫画家を目指して同じ釜の飯を食い、同じ様に漫画を
描いて出版社へ投稿し、毎日、顔を合わせて仕事をしている者同士を「 仲間 」と呼べないな
ら、それは、一体何ンなのでしょうか・・・・・・


私は、吉さん( ※参照 )が亡くなったのを知ったその日のうちに、Jプロ( ※参照 )を去った私の
知る全てのスタッフに連絡しました。

1970年代に一緒に仕事をした先輩たちのショックが大きかったのはもちろんですが、それ以外
にも吉さんの後輩として仕事を一緒にした人もみなガックリと落ち込んだのではないかと思い
ます。

私が連絡した先輩の中には長さん( ※参照 )もいました・・・・・・・・・

 「 5ヶ月ほど前から入院していて・・・・・・・・・・・ 」

吉さんが亡くなった事をどう話したかは、よく覚えていませんが・・・・・・・ただ、長さん
が大変驚いていた事が印象に残っています・・・・・・・・

お通夜とか告別式とか、その日程などについて話すと・・・・長さんは即座に・・・・・・・

 「 行くよ! 是非、行かせてもらうよ! 」

私は、吉さんが長さんの事をよく思っていない事や、「 地下駐車場での事 」「 無言電話の事 」
なども頭に浮かんだのですが・・・・・・・( もちろん、長さんには何も知らせてはいません )

それらの事は、単純な吉さんの誤解に過ぎない事だし、そんな些細な事よりも「 仲間 」として
の最後の別れの方が重要だと考えたのです。

これだけは、ハッキリしておきたいのですが・・・・・・長さんにとって吉さんは、Jプロの先
輩であり同じ志をもった仲間以外の何者でもないという事です。


2009年、11月21日・・・・・・

郷里の岡山に暮らすリョウさん( ※参照 )から「 香典 」の入った書留郵便が届きました。事情
があってリョウさんはお通夜に出席出来ないため・・・・翌日、私が代わりに荒川区M町での
お通夜に届ける事になりました。

お通夜の夜・・・・・・喫茶店で落ち合う約束をした往年のスタッフが集まって来ます・・・
・・・

滅多に顔を揃える事もないメンバーが黒い喪服に身を固めて味のないコーヒーをすすりながら
黙っています・・・・・・

結局、一口もコーヒーを飲まなかった一番先輩格のガンさん( ※参照 )が・・・・・・

 「 そろそろ行こうか・・・・・ 」

夜のM町の葬儀場には、何組ものお通夜が行われていました・・・・白い大きな提灯をいくつ
も通り過ぎながら、せわしなく行き交う会葬者の中をかき分けて吉さんの式場へ・・・・・・

遺影の中の吉さんは、嬉しそうに笑っています・・・・・これほど明るく幸せそうに笑う吉さ
んを初めて見ました。( 愛する家族に囲まれ、幸せいっぱいだった姿を思い出します )

何十年ぶりかで揃ったスタッフやJ先生( ※参照 )を、吉さんは笑顔で迎えてくれている・・・
・・・・そんな感じで・・・・・・・・

この時、私が犯す最大の過ちが・・・・・・頭の中にひらめいてしまいます・・・・・・・・

 『 ご家族と先生とスタッフ全員で、吉さん( 遺影 )を中心にして写真を撮ったら
   どうだろう・・・・・ 』

吉さんの笑う遺影を見ながらそんな事をボンヤリと考えながら・・・・・・

 『 明日の告別式の日に、ちょっと( 吉さんの )奥さんに話してみようかな・・・ 』


翌日の告別式はお昼頃からだったと思います。 私は黒いコートのポケットに小さなデジカメ
を入れて葬儀場へ向かったのですが・・・・・・・

この日の出来事の前哨戦はすでに私の知らない所で始まっていたのです・・・・・・


「 明日も来るよ 」・・・・そう言っていた長さんが告別式に来ていませんでした。 

この時、私は全然知らなかったのですが・・・・・・お通夜の日に誰かが( スタッフ以外の
人物 )長さんに例の「 地下駐車場 」の件などを話したのです。

・・・・・・それは、吉さんが長さんを嫌っていた事や、色々な長さんの陰口だったのではな
いかと思います

・・・・・あらぬ濡れ衣や中傷を受けて、傷ついたであろう長さんの気持ちを考えると・・・
・・・申し訳ない事をしてしまったと・・・・・・・・・

私もアシスタント全員も・・・・・吉さんの話をただの冗談か幼稚な誤解とバカにしていたの
ですから、話題にする事もありませんでしたが・・・・・・・それは、甘い判断でした。

まさか、吉さんが第三者( 仕事とは関係のない家族や友人たち! )にまである事ない事喋っ
ていたとは、想像もしませんでした・・・・・・・・
 

 
        「 漫画家アシスタント 諦めま章 その8 」( 9月1日頃公開 ) へつづく・・・・


            ★前の記事へ→ 「漫画家アシスタント諦めま章 その6」へ戻る 】

 


 
  【 ※参照 】
 ・吉さん・・・・・・・・Jプロ勤続40年の大先輩。古株のガンさんとは仲が良かったのですが、
  なぜか、一つ年上の長さんとは距離を置いていました。
 ・Jプロ・・・・・・・・漫画家J先生の仕事場。東京目白にあり、バブル期には6~7人のスタ
  ッフが在籍。しかし今年2012年にはスタッフ2名。連載は1誌。ちょっと淋しい今日この
  頃です。
 ・長さん・・・・・・・・70年から34年間、Jプロに勤務。現在は童話画などを制作し個展を開
  いたりしながらサラリーマンをしている。
 ・リョウさん・・・・「第6章」で紹介した先輩アシスタント。74年にJプロに入り、14年間勤務。
  坂本龍馬の大ファンでしたが、最近は少し飽きてきたとか・・・・・。
 ・ガンさん・・・・・・78年にJプロから独立。しかし、連載が続かずに数種類の職業(山谷の
  労働者など)を点々とした後に池袋のソープランド勤務の経験を元にした漫画作品で
  カムバック。現在はサラリーマンで良き夫、良き父親として暮らしている。
 ・J先生・・・・・・・・有名漫画家、1966年、23歳で売れっ子作家に。70年には週刊連載6誌
  という逸話もある。現在は1誌に連載中。09年当時、66歳。
 



~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~ お知らせ ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
 ★ 単行本「漫画家アシスタント物語」にも登場したガンさん(本中では『ハアさん』)
   が描いたソープランドの実録漫画「親不孝通り」(一部)を公開中です・・・・・
   ・・・以下のバナーをクリックして漫画をご鑑賞下さい!

       特別寄稿「 親不孝通り 」 第40話お父さん
 
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~   




【 各章案内 】   「第1章 改訂版」  「第2章 改訂版」  「第3章 改訂版」
          「第4章 その1」  「第5章 その1」  「第6章 その1」
          「第7章 その1」  「第8章 その1」  「第9章 その1」
          「諦めま章 その1」   「古い話で章 その1」
          
「もう終わりで章 その1」 「移住物語 こりゃタイ編 その1」





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10 コメント

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意外性にびっくり (遅れてきた男)
2012-08-23 21:52:57
何かのいやな謎の事件が起きた時、きっとあいつだろうと思うと、それを肯定するようなエビデンス(証拠)のかけらがちらほらと見つかることも多いのですが、防犯カメラなどを24時間仕掛けておくと、実はアライグマの仕業だったり、カラスだったり、近所の猫の仕業だったりすることがあります。

したがって、駐車場の糞も犬の仕業とも考えられます。

最近、私のオートバイの座席が切られたり、車のフロントガラスが傷付けられたりする事件が起きて、WEBカメラを仕掛けておいたところ、時々家の前を通過する高校1年生の仕業とわかりました。

近所の大人かなとも思っていたのですが、特に面識のない学生の仕業だったとは、驚きました。

なにか本人だけの特殊な事情があるのでしょう。

近所の特定の大人かと思っていたのですが、その結果の意外性にびっくりしました。

そこでこれまで入ったことのない「車両保険」に10万円分加入したのですが、2ヵ月後に接触事故が起きて、早速役に立ちました。

まぁ、塞翁が馬といった感じでした。
返信する
遅れてきた男さん、コメントどうもありがとうございました! (yes)
2012-08-24 20:16:52
 
 >家の前を通過する高校1年生の仕業とわかりました・・・

子供(?)のいたずらだと分かって驚くやら、呆れるやら・・・・
大変だっと思いますが・・・・・

ちなみに、それからどうなったのでしょうか・・・・・・また、なぜ
「1年生」と分かったのでしょうか・・・・・・?

 >2ヵ月後に接触事故が起きて、早速役に立ちました。

それは、良かった事なのか・・・それとも悪い事だったのか・・・・・
・・・とりあえず、大きな事故でなくて何よりでした・・・!

返信する
事故 (遅れてきた男)
2012-08-25 09:18:36
>、それからどうなったのでしょうか・なぜ
「1年生」と分かったのでしょうか・

いまは、夏休みなので通過しなくなり、9月以降に対策を考えていますが、高1が中3かという程度の予測です。

>事故は良かった事なのか・・・それとも悪い事?

車両保険はこれまで私の車だと「14年ものなので、古すぎて、加入できない」と会社の全労災担当の組合幹部から聞かされて(10年前)、あきらめていたのですが、定年になって、東京の全労災支部に配置換えになり、聞いたところ「10万分の車両保険に加入できる」ということなので、早速加入し、毎年24000円の対物対人保険が27000円に値上がりしたのですが、2ヵ月後に日本橋蛎殻町で路上駐車帯から発進して、第一レーンをそのままゆっくり走っていたところ、突然車が動かなくなり、トルコンのギアでもいかれたか、と思ったところ、目の前にグレーの日産車が斜めに停車しており、私の右バンパーが、相手の後部ドアに接触していたのです。

警察が来て、事故調査を行っているさなか、相手の「○(発音はRI)」と名乗る韓国人と思われる人が、「私は左折中、横断歩道に歩行者がいたので、手前で停車していたところ、あのトヨタ社がぶつかって来た」という、うそと思われる説明をしていました。

ぶつかった場所も、実際のところより、4メートルも先だと言い張っていました。
あとで保険屋がデジカメ写真を見たところ、相手車の中へのへこみ傷がほとんどなく(つまり、私がぶつかったのではない)、逆に相手車に横に40センチ払うような擦り傷が発見され、相手車が、私のトヨタ車の右バンパーを掠めながら横切ったということが、証拠から判明しました。

いずれにせよ、うちの保険屋によると、「第一レーンは駐車的スペ-スなので、第二レーンの走行車に左折優先権があるので、7:3でこちらの負担が大きい」とのこと。

車両保険に入っていたので、自分の車の修理費10万円のうち、7万円の修理費は自己負担となるが、「車両保険に入っていたので、全額保険から出ます。」
とのことで、これが塞翁が馬の中身です。

なお、保険を使うと2階級割引率が減って、現在の22等級(最高ランク)から、20等級まで、来年から落ちるが、20-22までは保険料は、同額なので特に負担増はないとのことです。

路肩駐車の四角い白線がある道では、第二レーンに優先権があるとは、今まで警察講習で習ったこともなく、勉強になりました。
返信する
遅れてきた男さん、コメントどうもありがとうございました! (yes)
2012-08-26 06:18:13

 >高1が中3かという程度の予測で・・・・

わざわざ、お答えいただきまして恐縮です!

子供(?)のイタズラとして大人の対応が求められると思います
が、どうか、大事にならない様に・・・・・・

明治の小説家、内田百間は自宅に侵入するであろう泥棒のために
「泥棒入口」だの「泥棒休憩室」だのを作ったり、立ち小便を予
防するために板塀に「鳥居の絵」ではなく「ハサミの絵」を描い
たりするユーモアがあったみたいです。(映画などでご存知かも
知れませんが)

 >警察が来て、事故調査を行っているさなか・・・

それは大変でしたね・・・・・・

相手の嘘を黙って聞いているのは、さぞ辛い事だったと思います
・・・・・・・。

誰でも、自分が可愛いので・・・・・・つい、適当な事を言ってしまう
のでしょうが・・・・・それを覆して事実を明らかにするのは、大変な
労力を要する事だったろうと・・・・・・

それにしても、事故の調査が綿密に行われて良かったですね。物
的証拠で自分の正しさが証明された時の爽快感は、また格別だっ
たのではないかと思います。

 >うちの保険屋によると・・・・・・

色々と専門的なお話をありがとうございました。

私には難しくて、一度読んだだけでは分かりそうもありませんで
す・・・はい。

返信する
『アシュラ』のインタビュー記事の紹介です (オレンジボーイ)
2012-08-26 11:02:59
つい先日、8月25日(土)発売のプラモデル雑誌『電撃ホビーマガジン』にて、
アニメ映画『アシュラ』の『さとうけいいち監督』のインタビュー記事が載っておりました
要約して紹介します

<プラモ雑誌>電撃ホビーマガジン10月号(8月25日(土)発売)209ページ目
『さとうけいいち監督、最新作のアニメ映画『アシュラ』について語る!』
『ケダモノは、人間になれるのか…?』

●食料不足や戦乱により混乱した社会、「人肉を食らう」というショッキングな描写を描き
「社会問題を」巻き起こした伝説のマンガ「アシュラ」。
連載開始から40年を経て、アニメ映画化!。
監督を務めた「さとうけいいち」さんに、『アシュラ』に込めた思いを語って頂きました。
今、平成の世に改めて問う『アシュラ』の意味とは…?

●Q1:「人間社会の極限状態」を描いた異色作を映像化するうえで、心がけたことは何ですか?
◎A1:僕は、アクションものが得意で、実は「アシュラ」は、自分の得意なジャンルの作品ではないんです。
だから始めは「どこでアクションを盛り込むか?」という娯楽向けの作品として考えていました。
でも制作中に、3・11の『東日本大震災』が起きて、『アシュラ』を
『アクション娯楽もの』として作るのは『違うな』と考えました。
「なぜ人の肉を食べてまで、生きることにこだわるのか?」というテーマで、
大勢の人の死を見てきたアシュラが、どう成長していったのかを、きちんと描くべきだと考え直しました。
そこでシナリオを始めからやり直して、『法師』が『父親』、少女『若狭』を『母親』として、
『アシュラ』が人間の心をもって成長していく、というお話にしました。

●Q2:ジョージ秋山先生の『独特のキャラクター』を描くうえで、気を付けたことは、何ですか?
◎A2:本来は、原作に敬意を払って、『極力、似せて描くのが普通』なんだけど…
アシュラに関しては、より『印象に残る絵作り』を心がけました
>例えば、原作のカラーイラストは、水彩の淡い色の絵なんですが、
人の生死を扱った作品なので、もっとコントラストを強めにしました。
>CG映画は、キャラクターの“眼力”が弱くて、
見終わってもキャラクターの印象が残らない、ということが多かった…。
>そこで『アシュラ』では、人間らしいときは、丸くつぶらな目にして、
獣モード(?)のときは、リング状に目を光らせる、という演出を取りました。
村人たちがアシュラを殺しに来る場面でも、村人たちの目を光らせて、
村人たちが『怒りで常軌を逸していること』を『らんらんと光る目、で表現する』という演出をしております。

●Q3:声優のキャスティングについては?
◎A3:ジブリ映画みたいに、『宣伝も兼ねて、有名な俳優さんにアテてもらう』ことも考えたけど…
『アシュラ』は、そういう作品ではないです。
先入観をもって見られるのはイヤなので、固定されたイメージの芸能人じゃなくて、
ちゃんとアテレコの技術があって、
自然な演技の出来る、実力のある声優さんに声をあててもらいました。

●Q4:この物語のラストは、どこへ向かうのでしょうか?
◎A4:原作マンガの完結編では、アシュラが全国行脚の旅に出発するところで終わるのですが…
今回は、僕(さとう監督)なりのラストシーンを用意してあります。
大震災以降、映像作品を作って世に送り出すことの意義について、考えることが多くなりました。
『どんなことがあっても、生き続けることに価値がある』というのが、この作品のテーマです。
>実は、先日、完成した映画をジョージ秋山先生に見ていただきました(!)
直接、お会いしてはいないのですが、先生の息子さんづてに、「映画の出来に、納得している」と聞き、安心しております

※東北の映画館は1館も上映しないのに『全国で上映!』と銘打っているのは、納得いかんですな(プンプン)
※東北地方は、日本国じゃないのか!と怒りたい…れす
返信する
ようやく・・ (ねこねこ)
2012-08-28 22:43:05
都内のブックオフで、「1Q84」(村上春樹)の上下2巻を一冊350円で買うことができました。

定価1800円なので、2年前だととても手が出ない状態でしたが、ようやく話題の本を手に入れることができて、少し幸せな気分です。

読後感はのちほど・・・。
返信する
Unknown (ラティ)
2012-08-28 23:52:14
この話の最後を読んで・・続きの展開が
読めてきました・・・。

私も、にたような経験があるので。

その時思ったのが、やっぱり親族には勝てないな。
と思ったことです。


YESさんのつらさが、ほんの少しわかるような気がします。

先が気になります><そしてこのネタを渋っていた
理由がわかったような気がします。



返信する
オレンジボーイさん、ねこねこさん、ラティさん、コメントありがとうございました! (yes)
2012-08-30 05:51:52

 >オレンジボーイさん へ ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

「インタビュー記事の紹介」・・・ありがとうございました。

 >始めは「どこでアクションを盛り込むか?」という娯楽向
 >けの作品として考えていました・・・

この監督さんもそうですが、以前テレビドラマ化された「○ゲバ」
の監督さんも、皆さん、原作のテーマよりも何処に「娯楽性」を
注ぐかという点に注意している様ですが・・・・・・

師匠の持っているあまりにも大きなテーマに手も足も出ないので、
結局、自分の小さな「娯楽性」にこだわる事で、作品が小さなモ
ノになってしまうのではないでしょうか・・・・・

もっとも、まだ完成した劇場版を見ていないので何とも言えませ
んが・・・・・・

あの作品をまともにやったらその出だしのシーンだけで「吐き気」
や「不快感」に襲われて、通常の神経なら見るに耐えないものに
なると思われ・・・・・・(だからこそ面白いのですが)

それが、「R指定」になっていないとすると・・・・・・・・・

たぶん・・・・・・見せ方を上手に編集しているのでしょう(直接的に
表現するのではなく、血しぶきや顔や凶器のアップ、などで表す)
・・・・・・・・

最大の見せ場は・・・・・・・・飢えた親子が極限状況の中で、どう人を
食べるのか・・・・・・・・・これまともにやったら絶対に「上映禁止」で
すよね・・・・・・・・・

ただ・・・・・・うちの師匠も当時の編集部も、「上映禁止」を「上映」
した確信犯みたいなもんだったわけで・・・・・・!(1970年8月・・・
そんな時代でした)


 >ねこねこさん へ ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

 >上下2巻を一冊350円で買うことができました・・・

この作家さん、私も何度か読んだことがありますが・・・・・・全然、印
象に残っていません。

私には、ちょっとクール過ぎて・・・・・・もっと味付けの濃いい方が私
は好きなのです。

ちなみに、この本も凄く評判になっていて、世界的なベストセラー
かと思いますが・・・・・・

思いの外・・・・・・アマゾンでのカスタマービューが良くありませんね
・・・・・・

それはともかく・・・・・・ねこねこさんの「読後感」を楽しみにしてお
ります!


 >ラティさん へ ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

 >続きの展開が読めてきました・・・

ラティさん、見えて来ましたね・・・・・・

たぶん・・・・・・その「続きの展開」が出て来ることになるかも知れま
せん・・・・・・

今までの話は、全てその瞬間のための伏線だったと言えなくもあり
ません。


返信する
尖閣、竹島 (海坊主)
2012-09-03 01:12:33
尖閣、竹島が騒がしいが、韓国のブログによると「尖閣は日本が実効支配しているので、日本のもの」という意見が多いらしい。
 一方、中国のネット社会では、「竹島は日本がもともと持っていて、韓国の史実に日本領と認める記述があるので、日本のもの」という認識らしい。
 こうなるのも、中国と韓国は、国境の山、白頭山の帰属をめぐって激しい争いがあり、また、黄海の島「蘇○岩礁」をめぐって、同じような争いがあり、直接国境が接しているので、日本より憎しみ相が激しいとのこと。(今日のサンケイ夕刊)
 韓国の保安庁は、年間百隻ぐらいの中国漁船を拿捕しているというし、争いごとは日本だけじゃないというので、やっぱりそうだったのかと、変な安心をしているところです。
返信する
海坊主さん、コメントどうもありがとうございました! (yes)
2012-09-04 08:10:00

「竹島」はアメリカの地図では「Dokuto」となっているそうです。
・・・・・外国の印象はそんなもんかも知れません。

私にとって「領土問題の解決」には、一つの答えしかないんじゃ
ないかと思っています。

それは、「お互いに敗者になる」事で、自分だけが「勝者」にな
ろうとすれば、必然的にお互いに争い合う事しか解決策がなくな
るからです。

「お互いに敗者になる」とは、50%は自分が勝ち、50%を相手に
譲って自分が負けるという意味です。

北方領土や竹島にしても、いくら実行支配していても、それがネ
ックになって経済や友好関係がストップする(デメリットになる)
なら半分づつに分けてしまうという事です。

よくある兄弟喧嘩で、おやつの取り合いになった時には、それを
半分にして解決できるのに、国家間の喧嘩となると頭の程度は子
供以下になってしまう。

いつまでたっても「問題」だの「争い」だの「緊張」だのが拭え
ない。

このまま100年経っても、200年経っても「問題」が起き続けるで
はないでしょうか・・・・・

何処の国もお互い様ですが・・・・・・

中国や韓国を信用できな日本人は沢山いるかと思います。

でも、この日本(政府)も同じ様に信用できないんじゃないか・・・・
・・・・・その事の方が問題かも知れない・・・・・・そんな風に私は考え
ています。

例えば、韓国と竹島の問題を国際裁判で闘おうと持ちかけても韓
国は、既得権(実効支配している)があるので裁判はしません。

その事ばかりを日本のマスコミは報道します・・・・・・まるで韓国が
悪い様な印象を与えます。

ところが、尖閣諸島では、中国が国際裁判を求めているのに、日
本は応じようとはしないわけです。(まったく同じ理由)

私には、どの国も同じ事を言っている・・・・・・

 「これは俺のだ! 元々、自分のものだった!」

と・・・・・・

一般によく言われる国際政治の常識で・・・・・・

 「力のあるものが正しい」

という考え方ですが、私は・・・・・・

 「知恵のあるものが正しい」

・・・・・・そう考えています。

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