漫画家アシスタント物語

漫画家アシスタントの馬鹿人生40年と、リタイア後のタイ移住生活。

漫画家アシスタント 第5章 その41

2008年05月17日 12時51分57秒 | 漫画背景
( この漫画は、前回と同じ「覇王の船」の一部です。導入部の12.13ページです。 大正から昭和
  初期の過酷な労働者の姿を描いたものですが、もっと沢山、もっと大きく描いていれば良かった
  と後悔しています。 )
   

【 はじめての方は、どうぞ 「第1章 改訂版」 よりご覧ください。 】
 
   
   
               その41
 
 
1978年、23歳でJプロに入った私は、1年も経たないうちに月末の金欠状態
からJ先生に借金をする様になります。 2,3ヶ月に一回、1万円から2万円
を借りました。
 
月末の金欠状態は、いつもの事でしたが・・・『 2,3年してデビューすれば
借金なんてすぐ返せる・・・ 』程度の思考能力しかありませんので、J先生
への借金は1年ごとに10万円くらいづつ増えていきました・・・・・。( 何ン
でこんな恥ずかしい話を書いているんだろう・・・? だんだん自分が分らな
くなって・・・ )
 
Jプロ入社3年目。 いつもの様に月末になると仕事が終わってから、私はオ
ズオズとJ先生の背中に声をかけます・・・
 
 私  「 あのォ・・・センセ・・・1万円ほど・・・前借りしたいので・・・ 」
 
 先生 「 ん・・・何でィ~? 」
 
 私  「 月末は金が無くて・・・ 」 
 
『 金がないので 』『 金がないから 』・・・先生が大嫌いな言葉です・・・・。
 
 先生 「 おめィ~はいつも同じじゃねィ~かよォ! 」
 
 私  「 す・・・すいま・・・せ・・・・・・ 」
 
 先生 「 だいたい、一度も返した事ねィ~んだからよォ、前借りとは
      言わねィ~だろォ? 」
 
ここまで叱っても、結局1万円出してくれるJ先生なのですが・・・・・さす
がに30万円( 当時の私の月給は12万円ほど )ほどにも膨れてくると・・・
 
 私  「 セ・・・センセ・・・また前借りをお願いしたいのですが・・・ 」
 
 先生 「 おめィ~のは前借りじゃねィ~だろォがよォ! 」
 
初めの頃は、黙って貸してくれたJ先生でも、さすがにあきれ果てたのか、私
が借りに行くたび小言が増えて来ました。
 
こうして私はついにJ先生からではなく、サラ金に手を出してしまうのです・・
・・・。( 実は・・・この時30万円ほどに溜まった先生からの借金は今だに借
りっぱなしで・・・でも、単行本の印税が入ったらきっと返します! 本当です!
本当に返します! )
 
 
借金なんてものは、関係ない人には全然関係ない話です。貧乏とはいえ、漫画
家アシスタントをしている人の中でもサラ金のお世話になる人は少数派だと思
います。 しかし、少数派とはいえ・・・意外と多いのです・・・・・。
 
私の知る限りでも20代後半で社会保険を持っているアシスタントの3割くらいの
人は利用しているのではないでしょうか・・・
 
私は、ある時(Jプロ10年目頃)仕事場で原稿用紙のスミに鉛筆で小さく・・・・
 
 「 プ1・5 第2 日1・・・ 」
 
と、落書きしたのです。これは、サラ金や銀行ローンの月々の返済金額です。多
重債務のない人には意味が分かりません。しかし・・・私の隣に座る先輩アシス
タントが・・・私のその原稿を見つめながら・・・
 
 「 Yちゃん(私)、俺には分るよォ・・・ 」
 
 「 え・・・? 」
 
 「 トボケてもダメだよォ・・・。 分る人には分るんだからァ・・・ 」
 
そう言って、ニヤ~~ッと笑うのです・・・・・。ちなみにこの『 プ1・5 第2
日1・・・ 』の意味は・・・『 プ○ミス1万5千円 第一○銀2万円 日○信販1万円 』
という意味です。
 
 
 「 サラ金は誰でもすぐ、簡単に貸してくれる 」
 
そう教えてくれたのは、先輩アシスタントでした・・・。
 
ある先輩アシスタントは・・・・・
 
 「 サラ金は便利だよ・・・ 」
 
と言っていましたが・・・本当は・・・
 
 「 サラ金は便利な地獄だよ・・・ 」
 
・・・だったのです・・・・・・・

 
 
 
            「 漫画家アシスタント 第5章 その42 」 へつづく・・・



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「もう終わりで章 その1」 「移住物語 こりゃタイ編 その1」




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11 コメント

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連合赤軍 (ハヤブサ)
2008-05-18 09:45:30
漫画家アシスタント物語の著者の写真もっとおおきくてもよかったですねー(笑い)著者の経歴をみていてフと思ったのですが(いつかちょっと書かれていたとおもいますが)牛乳販売店は
イエスさんが何歳ぐらいのころまでやられていましたか?私も近くの販売店で働いていたことがあるので興味あります。
話はかわりますけど

連合赤軍、浅間山荘への道見てきました。いやーすごいですね。
食い入るように見てしまいました。よくあそこまで詳しく取材されたものだと感心しました。ちょっとオウム真理教の若者達とダブルところが
あるような、、。知ってたつもりでもあそこまで赤裸裸に見せられるとショックをかんじます。夢に見なきゃいいけど、、。
返信する
書店にて (通りすがりの女)
2008-05-18 15:15:45
ローカルな話になってしまい恐縮ですが、関西の大型書店紀伊○屋梅田店とジュ○ク堂難波店では「漫画家アシスタント物語」、ちゃんと表紙を見せて陳列されていましたよ!

もっと売れて、重版がかかることを願っています。

ところで、私は漫画をちゃんと画材で描いたことは無いのですが、画材店に行ってみてきました。

Gペン、○ペン、かぶらペン、ピグ○、テンプレート、インク、墨汁、ホワイト・・・そしてカラーインク、スクリーントーン。

消耗品なのにどれも・・・恐ろしく高い!!

全部そろえたら軽く○万はかかりそうな勢いです。

今までなぜアシスタントや新人漫画家さんに借金のある人が多かったのか疑問でしたが、漫画を描くというのは「ただ紙と鉛筆さえあれば」ではなかったんですね。

返信する
売れてるみたいですね。 (通りすがり)
2008-05-18 16:30:15
ちょっと前までアマゾンの方では取り寄せ扱いになってましたから、結構売れてるようですね。
年間で何万冊出てるかわからない新書の中でこれだけあちこちで紹介されてるわけですから。
なにをどう考えても印税が30万円に届かない事はないでしょうから、ジョージ秋山先生に今度こそお金を返せそうですな。
返信する
週刊新潮のコラムから来ました (ういろう)
2008-05-18 17:47:28
週刊新潮の福田氏のコラムから来ました。
Amazonの書評から、ブログで読めると知りここで一気に読んでしまいました。
(すいません、その内書籍の方も購入致します)

「熱病」と「今」の一言に目を開かれる思いでした。
返信する
「連合赤軍」の映画に再挑戦してきました! (オレンジボーイ)
2008-05-18 18:40:48
昨日のコメントでは、誤字脱字、改行も多すぎて失礼ました(第5章 その40にて)

さて、前回、内ゲバの暴力場面がひどすぎて、
途中退席した映画「実録・連合赤軍 あさま山荘への道程」にもう一度、見に行きました

テアトル新宿(新宿の「カニ道楽」の入っているビルの地下の映画館)では、5月23日(金)で公開終了とのこと
DVDになりそうもないし、今見ておかないと、今後二度と見れないかも、
何より、自分が途中退席した後、どうなったか知りたいと思ったのです。

公開終了まで、最後の日曜日とのことで、入場者も多く、全員が着席するまで、映画も5分遅れで始まりました。観客は、定年退職したくらいの年輩の人が多かった。中には、たまたま迷い込んだらしい若者も数名。

映画の方も、一度、途中まで見ているので、落ち着いて、冷静に見れました。最後まで見終えたとき、自分の中で何かをやり遂げたような達成感を感じました。
(最後まで、逃げずに見届けたぞ、と言うような)

ただ映画を見ていただけなのに、自分が成長したような気分になりました。(暴力シーンを見ても、平気なくらい、麻痺してしまったのかも)

映画の感想は、後半はちょっと駆け足ぎみでしたね。
あさま山荘での攻防戦のシーンは、監督ご自身の別荘を銃器や火薬でぶっ壊しながら撮影したとか、
「映画でもうけたお金で建てた別荘だから、映画を撮るために、ぶっこわしても良いんだ!」とのこと
ご自分のブログで、語っています

エンディングで当事者達のその後も紹介されていました。
逮捕された男リーダー、森恒夫は、「自らの責任の重さに絶望す」と書き残して、拘置所で首つり自殺。
女リーダーの永田洋子は、現在も群馬県の女刑務所で服役中。男は責任に押しつぶされ、女は、ずぶとく生きている、ということかも。
他のメンバーは、ハイジャック事件を起こした仲間に“救出”された者もいれば、「そんなことしても意味ない」と、断って刑務所で服役を続けている人もいて、今の人と違い、ものすごい信念を持った人たちだったんだな、と感じました。

ともかく、最後まで、見終えることができて良かった。自分の中で、何か決着。
でももう、しばらく連合赤軍モノは、いいや。
(非常に見終えた後の後味の悪い作品で、DVDになっても、買わないと思います。)

やっぱり、お金払って見に行く映画なら、明るく楽しい娯楽映画がいいや、と思いました。

長文過ぎて、ごめんなさい
返信する
ハヤブサさん、通りすがりの女さん、通りすがりさん、ういろうさん、オレンジボーイさん、コメントありがとうございました! (yes)
2008-05-19 04:46:41
 >ハヤブサさん、へ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
 
 >牛乳販売店はイエスさんが何歳ぐらいのころまでやられていましたか?
 
私の家が牛乳販売をしていたのは・・・私が3,4歳の頃までですから・・・昭和33,4
年・・・でしょうか・・・国道246沿いで中里あたりでした。
 
当時の国道246は人通りも少なく、今では信じられませんが上馬から三軒茶屋
までが一望できて、ポツリポツリとしか人が歩いていませんでした。
 
最近「続・三丁目の夕日」を見たのですが、舞台となる商店街に人が沢山いる
のを見ると「ああ・・・この監督さんは昭和30年代の東京を知らないな・・・」など
と感じてしまいます・・・
 
さて、映画「実録・連合赤軍」・・・ハヤブサさんもご覧になったのですね・・・。
私もそのリアルさに安心して(?)見ていられました。これまでの全学連モノ
の映画には、とてもリアルさを感じなかったので・・・(白いヘルメットに全学
連なんて書いて角材持たせてるだけの浅い演出が多く・・・)。
 
それにしてもこの映画を見ていて、ハヤブサさんと同じ様に「オウム」を連想
した人は、かなり多いのではないでしょうか。私は、「オウム」、北朝鮮、ポ
ルポト、どこかの国の敗戦直前の軍部・・・それらが芋づる式に浮かんできました。
 
 
 >通りすがりの女さん、へ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
 
 >どれも・・・恐ろしく高い!!
 
はい。確かに「紙と鉛筆」の時代は終わり、道具類にはお金がかかる様になり
ました。特に最近のデジタル化はPCやソフトなど新たな出費を強いてきますの
で大変です。
 
ただし、アシスタント(一部の方)の持っている借金のその原因は十人十色でし
て、「いい加減な連中だから」とか「ズルイから」とか「馬鹿だから」とか一
般論で語れないところがあります。
 
ある人はギャンブルに、ある人はお酒に、ある人は女に、ある人は身内のお墓
作りに・・・とにかく、20代の頃は「絶対に漫画家になる!」という自信があるか
ら、無茶な借金も平気なのですが、30歳位になって少し現実(希望の薄い自分の
将来)が見えてくると借金をしなくなる・・・・・・と、思う・・・・・・
 
のですが・・・もう手遅れなのです。いくら生活を切りつめても・・・元本どころか
利息を支払うだけで手いっぱいの「サラ金地獄」にはまり込んでいるのです。
(後の祭り!)
 
 
 >通りすがりさん、へ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
 
 >今度こそお金を返せそうですな。
 
はい。なんとか大丈夫だと思います。ちなみに発売されてからもう1ヶ月以上に
なりますが・・・まだ印税は入って来ません。たぶん来月か再来月になるかと思わ
れます・・・。
 
単行本の印税は(漫画原稿も同じ)出版から2か月後・・・というのが常識だそうで
す。(いやはや2ヶ月は長い!)
 
 
 >ういろうさん、へ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
 
ういろうさん、コメントどうもありがとう! 
 
ういろうさんのコメントを読んで、一つ気付いた事があります・・・・・
 
拙単行本が新聞や雑誌の書評で評価されても、それで本が沢山売れるという話
は聞きません・・・つまり、皆さんこのブログを読みにいらして・・・それで済んで
しまう・・・ってな訳ですね・・・。(読んでくださるだけで感謝してますが!)
 
これは・・・ひょっとして・・・ブログの第1章から第4章までを削除して・・・
 
 「第1~4章は単行本をご覧下さい!」
 
ってな事を表示しておくだけの方がよいのか・・・? 
 
・・・・・・・・・ってのは、冗談です!
 
 
 オレンジボーイさん、へ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
 
また見に行ったのですか?! すごいですねェ! 私は面白く、興味を持って
見させていただきましたが・・・・・二度は見たくないですね・・・・見終わってからが
ズッシリと気が重く・・・・・!
 
遠山さん・・・でしたっけ? 重信房子の友人のキレイな女性・・・。彼女がボコボ
コにされて(自分で自分を殴ることを強要される)死んでいくのはホント・・・辛い
です。
 
3時間20分の映画ですが、彼等の緊張感が伝わってきて(監督の演出力と勉強量
に脱帽)、まったくと言っていい程退屈しませんでした。
 
ただ、オレンジボーイさんが指摘している様に、山中を逃亡するシーンや「あ
さま山荘事件」のシーンには、ちょっと物足らなさがありましたね。(一個大隊
の機動隊、クレーン車、放水車、指揮官級を含む機動隊員の射殺・・・等が省略)
 
それにしても、映画中盤のロウソクの灯の中での『総括』はすごかった(大変リ
アル)ですね!
 
実は・・・私の知り合いで重信房子が日本を脱出する前日に会ったという人がいる
のです・・・・・地方都市へ一緒に取材に行く時の急行列車の中で・・・その人が何気
なく彼女の事を話し始めたのです・・・その話しぶりから、彼女とは親しい間柄だ
った様なので・・・
 
 「どんな事を話したのですか・・・?」
 
と訊いたのですが・・・・・・ただジッと・・・黙って遠くを見る様な眼で車窓の外を眺
めているだけでした・・・・・。(当時、まだ彼女が海外に潜伏中だった頃の話です)
  
返信する
そーですね (ういろう)
2008-05-19 07:32:47
ブログを書籍化する人はそうされている方も多いと思います。
一方、ブログを公開している事によってここの住人になって
しまった私の様な者も居るということでどちらが良いのかは
わかりませんね・・・・(笑)

yes氏のやる気の維持をする考え方や、アイデア・知識の集め方などの
部分をノウハウ本形式したものも読んでみたいと思いました。
私も参考になりましたが、サラリーマン、受験生など自己研鑽を
したいと思っている人間に普遍の教訓が多く、またそれを胸に
響くメッセージに載っているのでズシリと届きました。

切り口を変えてyes様ワールドの第2弾第3弾の発刊が続くことを期待します。
返信する
またシリアスな展開に・・・ (火口湖)
2008-05-19 20:28:07
こんにちは。

ブログが借金話に突入してますね。
「漫画家になれるか否か」とか「面白い作品を描くにはどうすればいいのか」というような悩みは、それはそれで深刻なのですが、言ってしまえば「悩むかどうかを自分で決められる」類のモノだと思います(極端な話、悩むのが嫌になったら「もうこんなことで悩むのやめた!」と投げ出すことも可能だという意味で)

しかし借金となると自分以外の人間の利害が絡んでくるわけで、自分の一存で「無かったこと」に出来る訳でもないし非常に厄介ですね。
そんな厄介な問題にイエスさんがどう立ち向かってゆくのか・・・、ワクワクします。
(借金話をワクワクしながら読んでいるなんて変人か?)


ところで前回のレスで、(僕がマイナス性を武器にしようと思っていると言ったのに対して)「結果、どうなるのか興味があります」という一文を頂いた時、柄にもなくテンションが上がってしまいました(笑)
ネット上という間接的な場であっても、人生の先輩から理解ある言葉(?)をかけていただくと、何とも嬉しくなるものです。

返信する
ういろうさん、火口湖さん、コメントありがとうございました! (yes)
2008-05-19 23:21:21
 >ういろうさん、へ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
 
単行本が出たから販売促進のためにブログを閉じる・・・なんて事はしませんが・・・
 
もし、出版元に私のせいで返本の山ができたら・・・どうしたものか・・・その時考
えることにします。
 
 >yes様ワールドの第2弾第3弾の発刊が続くことを期待します。
 
私も期待します。 ・・・って、でも・・・本を出版するには初めに5~700万円のお
金がかかるのではないかと思われ・・・。 大金を投入して元が取れるのかどう
か・・・編集部の人も自分の首がかかっているので結構シビアだと思います。
 
 
 >火口湖さん、へ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
 
人の借金話に「ワクワク」・・・といのも、何ンだか・・・変ですが・・・(笑)
 
先月までのタイ旅行の話も簡単に終わらせようと思っていたのですが・・・書いて
いるうちに思い出がズルズルと連続的に出てきて止まらなくなってしましました。
 
今回の借金話も「タイ旅行」の話同様、長くなる可能性があるかも・・・さて、ど
うなるのか・・・・・
 
実は、まだ次回どうするかは・・・何も考えていないのです・・・。ホントに。
  
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明けまし(略) (雪田徹夜)
2008-05-20 20:50:56
つくづく、いい先生に恵まれましたね・・・(^^;
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