( この写真は、東京池袋東口の正面にあるグリーン大通りを撮影したものです。この道を左に入れば
すぐの所に私が長年利用したサラ金があり、この道を真直ぐ行けば私がお世話になった弁護士事務
所があります・・・つまり、ご近所さんで戦いがはじまるのです。《 2011年1月、撮影 》 )
【 はじめての方は、どうぞ 「第1章 改訂版」 よりご覧ください。 】
その46
《 漫画家アシスタントが・・・白旗を上げる・・・!? 》
東京スッペー銀行( ※参照 )「 おまとめローン 」の信用調査で『 × 』だった私は・・・・
『 これで、オレもゲームオーバーかな・・・・ 』
などと、すっかり落ち込んでいました。 しかし、それでも「 破産手続き 」などに入る覚悟
はできませんでした。
仕事場の先輩や友人( ※参照 )などからは・・・・
「 弁護士に相談した方がいいと思うよ 」
「 早くケリをつけた方がいいぜ 」
などと「 白旗 」を奨められましたが・・・・いざとなると・・・・踏ん切りがつきません。
『 まだ、そんなに深刻な( 映画やドラマじゃあるまいし )状況じゃない・・・・ 』
そんなある日の事・・・・
テレビのニュース番組を見ていたら・・・・サラ金会社としては有名なパロミス( ※参照 )が
2期連続で赤字決算になったと報じていました。
それは、利息の過払金返還訴訟で多額の損失を出した事が原因だと・・・・
パロミスといえば、私が20数年間に渡ってボロ儲けさせたサラ金の大手です。 そのパロミ
スからの借金は、約200万円。
私の借金総額の40%がここからの借り入れです。 そのため、私がこのニュースを見た時に
思ったのは・・・・
『 オレが過払い訴訟を起こす前にパロミスが破産するかもしれないな・・・・ 』
・・・・と思うと同時に・・・・
『 こりゃ~迷ってる場合じゃないかもしれないなァ・・・・ 』
こうして弁護士事務所へ向かう事を決心したわけです。
自分が破産する前にパロミスが破産したのでは洒落にもなりません・・・・・・
最初、1980年に借りた5万円から始まって、毎年約10万円づつ追加融資が増えて20数年・・
・・・・
結局、2000年以降は200万円もの大金に膨れ上がっていました。
その借金が弁護士に相談することでどうなるのか・・・・・・
また、ガード会社や銀行などからの借金も合わせると約500万円にもなる借金がどうなるの
か・・・・・・・
池袋の雑居ビルの一室・・・・・・
薄汚い弁護士事務所のドアを叩く事になる・・・・・・そのお話は次回に・・・・・・・・
「 漫画家アシスタント 第8章 その47 」 へつづく・・・・
★前の記事へ→ 「漫画家アシスタント第8章 その45」へ戻る 】
【 ※参照 】
・東京スッペー銀行・・・外資系の銀行。「おまとめローン」などと言って、実は、多重
債務者のリストでも作っているのだろう。 今回は、思いっきり金融機関への憎しみ
をぶつけたネーミングを考えてみました。
・先輩や友人・・・・・・自身が破産経験があったり、身内に破産者や債務整理した人が
いる友人など。類は友を呼ぶのか、けっこう身近にいたりして・・・。
・パロミス・・・・・・仮名。私の借金人生の中核をなすサラ金会社。「過払金返還」が始
まるまでは、毎年、ここの社長が長者番付トップ5に顔を出していたと思います。
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~ お知らせ ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
★ このブログ「漫画家アシスタント物語」が書籍化!
詳しくは・・・ 《アマゾンのネット通販》
★ 拙作、文庫本『 劇画 蟹工船 覇王の船 』も発売中!
○ 送料がかかってしまいますが・・・ 《アマゾンのネット通販》
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
【 各章案内 】 「第1章 改訂版」 「第2章 改訂版」 「第3章 改訂版」
「第4章 その1」 「第5章 その1」 「第6章 その1」
「第7章 その1」 「第8章 その1」 「第9章 その1」
「諦めま章 その1」 「古い話で章 その1」
「もう終わりで章 その1」 「移住物語 こりゃタイ編 その1」