( この写真は、東京神田、神保町交差点近くのS学館ビル(中央)と新しいS英社ビル(右側)
である。 《 2007年7月 撮影 》 )
【 はじめての方は、どうぞ 「第1章 改訂版」 よりご覧ください。 】
その59
「 デビュー 」・・・なんと輝かしい言葉でしょうか・・・! その言葉の響
きにあたかも「 初恋 」と似たような新鮮で清々しい美しさすら感じます。 今
から20年も前の話なのに・・・・・。
ヤングJ誌青年漫画大賞の発表があってから1ヶ月後に私のデビュー作「 雨
のドモ五郎 」はヤングJ誌に2色カラーで掲載されました。
私はその雑誌「 ヤングJ87年31号 」を書店で10冊ほど買い集めて来たりした
ものです。そして、私がデビューした事を知らせるために30通くらいの手紙を
友人知人に書き送ったりしました。
19歳の時から漫画家アシスタント時代・・・苦節(?)13年目にしてやっとデ
ビュー出来たわけです。 32歳。 体力気力共に充分。画力演出力共に充分。精
力勃起力共に充分。・・・しかし・・・発想力は充分とは言い難く・・・・・
実はヤングJ誌の漫画大賞選考委員( ○の森章太郎、○いとうたかお、○岡ヤス
ジ、○井豪、○本零士、等々名だたる大先生方 )の中に私の師匠であるJ先生も
加わっていました。 前もって何も知らせてはいなかったので・・・
「 おめィーのがあるんで驚いたぜェ~・・・ 」
「 あれは見せに来なかったもんなァ~・・・ 」
J先生に見せなかったのは、J先生を驚かせたかったという理由が一番ですが、
自分ではとても自信があったというか・・・正直な話、J先生に見てもらわな
いと不安だった以前の弱気な気分が、その頃には全然なかったからなのです。
さて、賞をもらって夢見心地の気分もそろそろ醒めてまいります・・・。大き
な賞が取れれば、それから簡単に仕事がもらえて好きな漫画を描いてお金がジ
ャンジャン稼げる・・・そんな甘い考えは朝日を浴びた吸血鬼の様に消し飛ん
でしまうのです・・・・・。
ここから本当の「 まんが道 」なんだと思った・・・その瞬間には、そこから
先が何~んにも無いのです! やっと高速道路に乗ったつもりでいたら入り口
の料金所しか出来ていない様なものだったのです!
「漫画家アシスタント物語」はここで終わり、来週からはいよいよ「漫画家物
語」がスタートする・・・・・・と、思ったら・・・どっこい、まだまだ続く
「漫画家アシスタント物語」・・・と、言う訳でございます。
あ~~ヤダ! こんな人生、ホント~にヤダ!
「 漫画家アシスタント 第4章 その60 」 へつづく・・・
★前の記事へ→ 「漫画家アシスタント第4章 その58」へ戻る 】
注意 : お知らせも併せてご覧下さい!
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~ お知らせ ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
コメントをくれた全ての皆様へ・・・
このブログが単行本化される事になりそうなのですが・・・。(今、編集段階
にあります)このプログには多くの方々からのコメントがあり、そのコメント
も是非単行本に掲載させていただきたいと思いましたが・・・
その量は本編の数倍にも達し、全文の掲載は出来そうもありません。 一
部の方の一部のコメントを一部訂正編集して掲載させていただきいと思っ
ております。
そこで、私の一存で勝手に掲載文を選択いたします。・・・が・・・以前このブ
ログへ投稿された方で、「単行本への掲載はダメ!」という方は是非、お知
らせ下さい! (「私のなら掲載OK!」というやさしい紳士淑女の方もご
連絡下さい!大歓迎です!)
以下のアドレスへメールでご連絡いただきたいのです。最初の「イエス」は
小文字の「yes」に変換してから送信して下さい。どうかよろしくお願いいた
します!
イエス_koike@yahoo.co.jp
07年7月 yes
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
【 各章案内 】 「第1章 改訂版」 「第2章 改訂版」 「第3章 改訂版」
「第4章 その1」 「第5章 その1」 「第6章 その1」
「第7章 その1」 「第8章 その1」 「第9章 その1」
「諦めま章 その1」 「古い話で章 その1」
「もう終わりで章 その1」 「移住物語 こりゃタイ編 その1」
である。 《 2007年7月 撮影 》 )
【 はじめての方は、どうぞ 「第1章 改訂版」 よりご覧ください。 】
その59
「 デビュー 」・・・なんと輝かしい言葉でしょうか・・・! その言葉の響
きにあたかも「 初恋 」と似たような新鮮で清々しい美しさすら感じます。 今
から20年も前の話なのに・・・・・。
ヤングJ誌青年漫画大賞の発表があってから1ヶ月後に私のデビュー作「 雨
のドモ五郎 」はヤングJ誌に2色カラーで掲載されました。
私はその雑誌「 ヤングJ87年31号 」を書店で10冊ほど買い集めて来たりした
ものです。そして、私がデビューした事を知らせるために30通くらいの手紙を
友人知人に書き送ったりしました。
19歳の時から漫画家アシスタント時代・・・苦節(?)13年目にしてやっとデ
ビュー出来たわけです。 32歳。 体力気力共に充分。画力演出力共に充分。精
力勃起力共に充分。・・・しかし・・・発想力は充分とは言い難く・・・・・
実はヤングJ誌の漫画大賞選考委員( ○の森章太郎、○いとうたかお、○岡ヤス
ジ、○井豪、○本零士、等々名だたる大先生方 )の中に私の師匠であるJ先生も
加わっていました。 前もって何も知らせてはいなかったので・・・
「 おめィーのがあるんで驚いたぜェ~・・・ 」
「 あれは見せに来なかったもんなァ~・・・ 」
J先生に見せなかったのは、J先生を驚かせたかったという理由が一番ですが、
自分ではとても自信があったというか・・・正直な話、J先生に見てもらわな
いと不安だった以前の弱気な気分が、その頃には全然なかったからなのです。
さて、賞をもらって夢見心地の気分もそろそろ醒めてまいります・・・。大き
な賞が取れれば、それから簡単に仕事がもらえて好きな漫画を描いてお金がジ
ャンジャン稼げる・・・そんな甘い考えは朝日を浴びた吸血鬼の様に消し飛ん
でしまうのです・・・・・。
ここから本当の「 まんが道 」なんだと思った・・・その瞬間には、そこから
先が何~んにも無いのです! やっと高速道路に乗ったつもりでいたら入り口
の料金所しか出来ていない様なものだったのです!
「漫画家アシスタント物語」はここで終わり、来週からはいよいよ「漫画家物
語」がスタートする・・・・・・と、思ったら・・・どっこい、まだまだ続く
「漫画家アシスタント物語」・・・と、言う訳でございます。
あ~~ヤダ! こんな人生、ホント~にヤダ!
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このブログが単行本化される事になりそうなのですが・・・。(今、編集段階
にあります)このプログには多くの方々からのコメントがあり、そのコメント
も是非単行本に掲載させていただきたいと思いましたが・・・
その量は本編の数倍にも達し、全文の掲載は出来そうもありません。 一
部の方の一部のコメントを一部訂正編集して掲載させていただきいと思っ
ております。
そこで、私の一存で勝手に掲載文を選択いたします。・・・が・・・以前このブ
ログへ投稿された方で、「単行本への掲載はダメ!」という方は是非、お知
らせ下さい! (「私のなら掲載OK!」というやさしい紳士淑女の方もご
連絡下さい!大歓迎です!)
以下のアドレスへメールでご連絡いただきたいのです。最初の「イエス」は
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イエス_koike@yahoo.co.jp
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