ヤマトタケルの夢 

―三代目市川猿之助丈の創る世界との邂逅―
★歌舞伎・スーパー歌舞伎・その他の舞台★

お便り徒然~国性爺合戦ほか

2010-11-05 23:23:21 | 歌舞伎
毎夜、ジャパニーズアメリカンに(2日目は、20分遅刻?の視聴でしたが)
明け暮れている間に、道哲士さんから、観劇の感想や、猿之助さんが皇居での
授与式に、ご参加されたという情報を教えて頂きました。かいつまんでご紹介。
(4日のニュース見てない~。週末の1週間のまとめニュースっぽい番組で
放映されないかな?)

◆国立劇場『国性爺合戦』

※「国立劇場」へ行って来ました。
猿之助歌舞伎(含む21世紀歌舞伎組)以外の歌舞伎を観るのは実に
二十数年ぶりでしょうか?。
通しで観るのは多分初めて。見取り狂言では観たことはあるのですが…
2日目ということもあるけど、淡々と舞台は進行…

おもだかからは、笑子・笑野・喜昇・喜太郎の4人の出演。

※今回の舞台は、私も寄る歳波。東西の第一人者の顔合わせ、
「今、観ておかなければ・・・」という軽い気持ちでの観劇でした。
猿之助歌舞伎を観るようになり、他のお方は「顔見せ」等に
猿之助さんがご出演の時に観るくらいでした。
その顔見せで、印象に残っているのは、歌右衛門さんの「御殿」ぐらいです。
(京都顔見せ)他の狂言は観たり・抜け出したりでした。

団十郎さんを意識して拝見したのは、襲名の『助六』くらい。
藤十郎さんに至っては、先代鴈治郎さんとの共演・扇雀時代です。

※序幕「大明御殿の場」ずらりだったか、二m三人だったか
並んだ官女のセリフ。
「あれ、聞いた声!。笑子君にそっくりな声だ」
もしや、もしやと思い、舞台を凝視したら、そこに笑子君がいたのです。
あわてて手元のパンフレットを開いたら
(パンフレットは、いかなる公演でも総て買っています)
「笑」と「喜」の文字が飛び込んで来ました。

パンフレットによると、それぞれのお家のお弟子さんが26名の出演です。
入れ換わり立ち替わりの出番。
猿之助歌舞伎のときは、一人一人に目を走らせていたけど
(デビュー当時の笑也さんだって、しっかり覚えていますよ)
今回は「ボケー」っと観ていたのです。
が、一声(なんと言ったかは忘れたです)聞いて、笑子君と分かったのは?

役者は「声千両」とは言われますが、彼の声ってそんなに素晴らしかった?
なんて、自分の観劇態度に自分で慌てているうちに、
 舞台は「肥前国平戸の浦の場」へと変わっていました。(団十郎さん奮闘!)

 後の三人は顔もしっかりと覚えていないし、
 皆同じ衣装で出て来るので誰が誰やら分からず・・・(笑野・喜昇・喜太郎君)
 でも、それぞれに一門のお弟子さん一人一人が、
 どこかの舞台で活躍をしているのだな。と、改めて考えさせられた次第です。
 ということですが、思わぬところで、お弟子さんたちが頑張っている姿を
 見て、一言のお知らせをしたかったのかもしれません。

※書き忘れました。竹本は葵太夫さんのご出演でした。
 葵さんのお声を聞くと「猿之助歌舞伎」を連想します。

※猿三郎さんのブログによると、文化功労者認定者の認定式に出席された猿之助さん。
 授与式の後、天皇陛下からお言葉を賜っている模様が放送されたそうです。
 心から、おめでとうございます。


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