2010年2月27日(土)18:00
【作・演出】横内謙介
【出演】
累央 鈴木利典 岩本達郎 上原健太 高木トモユキ
安達雄二 上土井敦 新原武 串間保彦 藤本貴行 瀧田和彦
鈴木里沙 川西佑佳 江原由夏 栗原奈美 鈴木崇乃
杉山良一 中原三千代 犬飼淳治
小牧祥子 桧山宏子
森田成一
仲川遥香 平嶋夏海 菊地あやか 岩佐美咲
<AKB48>
27日(土)の18時公演@アフタートーク付き、を観劇して参りました。
取り急ぎ、ブログを持っている方は宣伝してね!
というアフタートークでの横内さんのご依頼により、アップ。
明日、というか本日28日(日)が千秋楽です。チケット代も、そう高くはないので
ご都合のつく方はどうぞ。
【会場】神奈川県立青少年センターホール
【開演】14:00
【料金】3500円 高校生以下、60歳以上2000円学生証、年齢確認出来るもの要)
◆扉座HP
ドリル魂詳細
<追記>
というワケで感想です。
私は、横内さんのことは、澤瀉の作品に関わっている、という部分でしか知らなかったのだけど、
蜷川さんから、ジャニーズまで、結構、守備範囲広いんだな~と、経歴を読んで再認識。
(いや、前にも読んでいて、そのあたりは知識としては知っていたけど、
自分が澤瀉以外の舞台は殆ど観ない頃だったので、他業界の様子がよく分かっていなかった・・・)
でも、横内さんのオリジンは、こういったところ(ドリル魂観て)にあるのかな~と思った。
高校演劇のカリスマ!?というか。
AKB48とか、今、人気絶頂のアイドルグループの子出すなんてずるくない?(笑)
とか思っていたのだけど、最初から、そう、チケットが売れていた訳けでもなく
初日開ける10日くらい前から、口コミでだんだん評判が広がっていったとか。
確かに、超満席ではなかった。扉座コアファンとAKB48だけで入るんじゃない?
と勝手に想像していたのですが。
ホント、私が知らないだけで失礼しました、という感じなのですが
もう一人ゲスト出演の森田成一さんは、人気の声優さんだそうで、
そっち系(って・笑)らしい装いの女子の皆さんも多数来場なのでした。
もっと若い方なのかな~と思ったら、37歳!だそうで、
どうりで、芝居も歌も殺陣もしっかりしていらっしゃいました。
声優さんが殺陣得意?と不思議だったけれど、警察官だったお祖父様の薦めで
剣道や空手を習得されたそう。
もともとはNHKプロモーションアクターズゼミナール卒業後、NHKプロモーション所属で
俳優をされていたようですが、ブレイクしたのは声優としてなのかな?
ここ数年、舞台でも活躍されているようです。
基本、ミュージカルなのだけれど、作品紹介によると
『建築現場を題材に、工事の作業音や本格的な建築技術を取り込み、演劇・音楽・ダンス・
アートサーカス(←エアリアルの部分のことでしょう)等を融合した』ものだそう。
"アーツ・フュージョンシリーズ"への参加作品ということもあって、確かに、様々なものが
融合している印象はあるかも。
でも、AKB48の子たちだけのシーンは(歌+ダンス)、やっぱりご贔屓さん向けサービス。
なにか懐かしい感じの、「○○ちゃ~ん!!」と野太い掛け声がかかって(笑)
70年~80年代のアイドル歌謡ショーを彷彿させました。
ストーリーは明快で、オヤジ狩りしてた、四人の女子が、轟組の工事現場に入って
身体を使って作業していくなかで、心も成長していく、そして、アイドルに(笑)スカウト
されて、芸能の道へと進んでいくお話と、轟組内の人間模様、現場作業員と建築会社、
建築家の関係性など、現実にありえるような部分での風刺もちょっぴり。
「土方」っていうのは、もしかしたら、出るとこ出ると差別用語になってしまうのかも
しれないけど、このおしゃれな「どかちゃんルック」(突拍子もなく太いニッカポッカや派手色とか)は、
ある意味、日本独特の“作業着文化”じゃないでしょうか?
だからこそ、こうして芝居の主題にもなれるワケで。
海外の工事現場とか見ても、そこで働く人たちに、そういう何かしら独特の、
大袈裟に言えば「世界観」みたいなものは感じられないし。
ワル上がりの(或いはワルのまんまの?)ツッパリ感、自己顕示欲感つかカッコ付け感覚?
みたいな・・・
ターゲットの世代の子達が観ると、もっと違った景色が見えるのかもしれない。
前日に、対極にある「筆子その愛」を見てしまったので、
視覚的な賑やかさと大音量、音響に対して、そう感じるものもなかったのだけれど
いつ、どこの劇空間でも、それぞれの持てる真摯さは発露されているんだな~ということを
俯瞰的に観ていました。元気溌剌なエネルギーは伝わってきた。
(エアリアルは別格!これは卑怯でしょ~・笑)
しかし、火幕や旗振りは、百鬼丸でも目撃しましたが、横内さん、スーパーから持ってきた?(笑)
「作業員席」←でしたっけ?を前3列くらい作り、ヘルメットを着用させたり
あるいはマイヘルメット持参の子には、優良作業員証?を渡したり
客席との共有感、一体感を求めようという姿勢は、「水被り席」や「泥被り席」(笑)で
ビニールシートを配るのに通じるものがあるかも。
(なんか、あんまり感想になってないな・・・)
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