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総合診療医Dr徳田安春の最新医学情報集

高齢者に対して特に慎重な投与を要する薬物のリスト

2020-11-04 | 闘魂症例検討会
みなさん、こんにちは。
 
 
高齢者に対して特に慎重な投与を要する薬物のリストが、日本老年医学会から出されている。
 
 
薬物有害作用のハイリスク群である、臓器機能や日常生活機能の低下した高齢者および75歳以上の高齢者を主な対象としている。
 
 
また、急性期は裁量の余地が大きいため、1か月以上の長期投与を適用対象としている。
 
 
注意事項として、基本的にリストの薬物は高齢者に処方しないことが望ましい、としている。
 
 
服用中の場合には、病状から薬物の適応を再考し、中止可能と判断できれば中止して経過観察するように勧めている。
 
 
中止が困難な場合は、代替薬への切り替えを考慮することを推奨している。
 
適当な代替薬がない(しかも効果ありと判断される)、あるいは治療歴から変更が困難な場合は、注意しながら継続するように推奨している。
 
 
表:高齢者に対して特に慎重な投与を要する薬物のリスト(日本老年医学会)

 

 

 

 

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