怠るな!

残しておきたいことと残しておいてはいけないこと

④すめらぎの兜鎮めし山笑ふ

2022年05月07日 10時54分44秒 | 俳句

この句は二年前、2020年の春のネット句会で選んでもらえたもの。

自分でも気に入っている。

山に四季があるということは、俳句をやり始めてから知った。

春が山笑ふ、夏が山滴る、秋が山装ふ、冬が山眠る。

兜を沈めたのだから、山眠るのほうがとも思ったのだが、

むしろ、兜を鎮めて何とする?

鎮魂か?厭戦(えんせん)か?

反戦ではあるまい。

ならばむしろ茶化してやれ

そんな気分で作った。

阪神間にぽっこり盛り上がったような甲山が、発想もと。

確か、天皇だか、皇后だかがその昔かぶとを埋めた。という言い伝えがあったはず。

似たような山は各地にあるのじゃないだろうか?

岡山には金の兜で金甲山というのがある。

こちらは同じ兜でも金だという。

 

いずれにせよ、笑い話としたら、山笑うの春が合う。

 

 


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