釈迦の入滅

ブッダ最後の旅を読んでいた。
釈迦が入滅する最後の段階で

「さあ、修行僧たちよ。お前たちに告げよう、『もろもろの事象は過ぎ去るものである。怠ることなく修行を完成なさい』と。」
これが修行をつづけて来た者の最後のことばであった。

ここで尊師は初禅（第一段階の瞑想）に入られた。初禅から起って、第二禅に入られた。


これを読んでいると、すべからく人の死とはこのようなものではなかろうかとおもえてきた。

残るものへは
続けるようにと言い残し

自らは、まわりから遮断された世界へ入ってゆく

喋ることがなくなりおそらく耳も聞こえなくなり、そして見ることもなくなる

一年半ぶりの人前での落語

いつもの施設からお声を掛けていただいて
出前落語の再開
有り難かった
人前で落語をやらせていただけるのが
こんなにも楽しいなんて

それにもまして
自分の話の下手くそ加減が嫌になった

何で詰まるねん
なんでもっと間をあけへんねん
あかんあかんそれではおばあさんを見てへんがな

やりながら
心の中で思ってた

でも最後の下げであははあはは
と笑い声が聞こえてきたときは

うれしかった

次回はまめだ
その次は除夜の雪

粗忽長屋、死神と掛けたいが
高齢者にはきついかな？

そうそう
自己採点では67点でした

夜中に目が覚めたら……

夜中に目が覚めたら、二日酔い
頭の中にバクとした塊が
何やら夢の中の出来事がいかにもうつしよ（現実）
のように、
大先生お二人の間に挟まれて
ノートの取り方が駄目じゃないのか？
ちょっと見せてください
と言われてノートを見せることもできずに
たぶんそのノートをとっていなかった？

その大先生
夢の中ではわかっていたが
目が覚めた今思い出せない

どれぐらい書いていますか？
ここに注釈をつけておくんです

と言って書き出された字のなんと美しかったことか

目が覚めたら
ラジオがつけっぱなしで、
夢枕獏さんが、話されてた

季語が俳句そのものなんです
適切な季語がはまったとたんその俳句が生きてくるんです

いやこれも夢かいな

次の瞬間

二日酔いに気付いた

こめかみがズキズキ😖💥する

岡山から戻ってきて、飲んだ……

主治医にあって色々お伺いなぞ思っていたが、
全て受け入れようと思った
ひょっとしたら
🙊(言わざる)、🙉(聞かざる）をお袋自身が選択したような気がしたから

何も聞きたくない
どんな中傷も、どんな告げ口も聞きたくない

何もしゃべりたくない
どんなひどいことをされても、何もしゃべりません

ならば、そのお袋を見守ってあげようと

🙊(言わざる)　🙉(聞かざる）

眼だけはきっと残ってくれるのだろう
その目にとどけらるかな

次回は11月15日

面会すんで、……

3週間前に比べて一段と弱ってる
肉体的には胃瘻によって栄養が足りているのだろう
表情にだろうか老衰を感じた。

耳が全く聞こえなくなったようだ
筆談も難しくなって

手を窓の方へ伸ばしてくる私の手に触れたいのだろう
それがかなわない

昔見た窓越しのキスシーンではないか

朝霧は☀というではないか

今朝6時過ぎの藤田
十時あずみでガラス窓越しの面会
前回のように泣き顔で家に帰りたいと言われ返す言葉が出ないのか？
どうなるかわからない

そして1時半ごろにあずみで庵谷医師にお伺い

夜には家に着くだろう
この一日

さあどうなることやら？
まずはお掃除から

CDはどこで買えばええのや？

施設に居るお袋の個室にCDコンポがあるので
CDを持っていってやったら聞くのじゃないかと言う事で
何がええかな？
と考えてたが
坂本九と氷川きよししか浮かんでこない
これが親父なら軍歌集あたりかなと思うが
おふくろの場合他には浮かばない

実は家に坂本九のCDはあるが以前おふくろに聞いたらと言って渡したのだが
もうええと返されたことがある
もう何年も前のことだからまた、ええかなとは思っていたが
持ってくるのを忘れてしまった

まあ、どこでも買えるはと簡単に思ったのが間違いだった

サービスエリアの売店の片隅によくCDコーナーがあるので
安心していたが
来るときに寄った龍野西サービスエリアでは、九ちゃんもきよし君も無かった。

ならばコンビニに無かったかなと岡山についてから、何軒も回ったが無い。
CDコーナーはあるが
二人はない

蔦屋はと、さっき行ってみたら全部レンタル用で
販売はしてませんだと

そうか、CDにしろDVDにしろ
買うもんではなくなったんだ

レコード売り場を探すのには慣れているが
CDまでこれなんだ

迷って
薔薇の鉢植えを買った
小さな可愛らしい薔薇で
キャンディキャンディと言うんだって

風呂に入ったはいいが……

主治医に電話したら明日の午後
施設に行くのでそのときにと言われ
やむなく今日の訪問はなしに
時間ができたので雨の中ドライブ
お風呂は団体さん？で、結構満員状態
こんなこともあるんや

腹ペコで戻ってきて
最後のおにぎりで、昼ごはん
パートナーが土曜日に５個作ってくれたおにぎりで、
しのいできた。

有り難い

晩御飯は、冷凍のお好み焼きがあるので
今回はご飯を炊かずに済んだ

明日は９時に天満屋行って花束を買って
それを持って施設で面会
１時過ぎに施設へ行って
主治医に話を聞いて、

なんや疲れてる、
風呂に入ったのに疲れてる

どんよりとした朝……こんな日は

天気予報では朝日が見えそうなことを言っていたように思うのだが
曇りどころか、車のフロントガラスには水滴が……

どんよりとした朝になった
昨日結構掃除をしたので
今日はパス

どうもやる気がわかない

６時間寝たのに、何やら寝たりなさも

風呂へ行くつもりだったがこの空模様で、
まだ降り出してはないが
今にも降り出しそうなこの空模様では
二の足を踏む

美味しいコーヒー、ホットコーヒーが飲みたい
が、

できないことばかり思いつく

今日持っていく写真2枚の裏書きをした
一枚は赤ちゃんを抱いた母親の写真
もう一枚は赤ちゃんを抱いた高校一年生の伯母さん
の写真

そう言えば皆で東京の歌舞伎座で歌舞伎を見てホテルで食事をしたのは3年前
だったのだ

どんよりした、こんな日はの～んびりしましょ
ノン-サラリーマンの特権！
の～んびりと、クラシックでも聞きながら

よく寝た？

昨日は、結局寝たのは十一時半ぐらい
で、途中目が覚めずに
さっき
5時半過ぎに目が覚めた
６時間連続睡眠なので
上出来
血圧は147-87
まあ、これも良しとしよう

今日は
お風呂へ行きたい
何より
主治医にあって
最近の様子伺いも、
アポイントを取ってと
落語のお稽古も
さあ、起きよう

人間は死ぬまで、生きることが……

テレビを見てた
日本沈没
原作とはかけ離れてはいないが
大分違ってるようだ
尤も、細部どころか登場人物すら覚えてはいないから
大きなことは言えないが

見ながら、思ったのが
立花隆さんの言葉
「人間は死ぬまで、生きることができるんですよね」
何度も何度も書いてらっしゃった

この生きるという言葉の持つ重みが、のしかかって来る

写真を届けたが………

メールで送ってくれた4枚のうち玄孫一人だけ写ってるのと、玄孫のおじいさんおばあさんが、抱いている2枚をプリントして持っていった。

本当に本人に伝わっているのか？疑うわけではないが、何ともたよんない。
裏には、母から玄孫へつながる家系図を書いた。


これで理解してくれるかな？


玄孫のおばあさん、つまり母から見たら孫娘が抱いてる写真の裏には
写真の顛末と、明後日面会がかなったので、また窓ガラス越しに会えるよと書いたが理解してくれたのか？


それとメガネを持っていったがこれも本人に渡って使うことができるのだろうか？疑問だ。白内障の手術のときに中に入れるレンズを、近距離用にしたもので、遠くを見るときには眼鏡がいる。去年脳梗塞で倒れるまではしっかり使い分けていたのだが、あれから、何にも言ってこないので持って行ってなかった。さあ、明後日メガネをかけてるかな？


隔靴掻痒（かっかそうよう）って言葉があったが
本当にもどかしい。
多分、本人はもっともどかしいのだろうな、
ほとんどしゃべれないし、まともに書くことも難しのだから

落語のお稽古

一年半ほど前まで能勢と尼崎の施設に行って
月に一回落語をやっていた
コロナでどちらも自粛してきたが
先週能勢の施設から再開しませんか？とのお誘い

全く同じ形ではやれないと、ビニールシートを買ってきて客席との間に垣をしてもらうことにした
千円でニ㍍ほど買って持ち込んだ

来週の木曜日に、再開の第一回目
季節柄でもないが神無月に引っ掛けて、ぞろぞろ
をとこの前からお稽古中

岡山にいる間も少しでも繰っておこう
と、昨日今日と、やってみたまだまだ
ですな

朝のルーティン

朝のルーティンと言うのを決めている
もう何年にもなる
所々、改定してはいるがなかなか難物だ
朝の起床から体重、体温、血圧、手足指のグーパー体操百回、ウオーキング、スクワット、歯磨き、掃除機、風呂掃除、雑巾掛け、日記、早口言葉、俳句テスト、俳句暗誦と続く

出来た日はスケジュール管理の所に黒く塗る
どれか一つでもできなかったらできなかった項目を除外して青で塗る

スクワットがとぶ、ウオーキングも岡山ではサッパリ

何とかやってやろうと、今朝は浦安の公園に車を置いて
公園周りを歩いたあんまり距離はなかった千七百歩
まあ良しとした
風呂に入らなかったので、風呂を便所に変えて頑張った

さあこれから、後半
日記、早口言葉だ

たぶんあと一時間半ぐらいか

ただ難点は
朝のルーティンが終われば、なんや全て終えたような気になるのがいかん。

枝豆の効用？

昨日枝豆を買いに丹波へ行った。
どうしたことか、いつも行く屋台も、その他屋台ことごとく
売り切れ、sold out.こんな事は初めて
ひょっとしたら
推測だが、
人手不足で枝豆の処理がでけへんのやろか？
とも思った

やむを得ず、
猪名川町まで戻って
道の駅へ、まあ、丹波とは地続き丹波の端くれ
まんざら嘘でもあるまい
と、丹波黒枝豆の束を買った
丹波で一束千円の値札を見たが、
猪名川町の引け目もあるのか
一束八百円だったが

これをお世話になってる
主治医に届けようとしていたのだ
やっと手に入れて
今日持ってきたら
何と休みなのかフェンスが締まってる
端っこを開けて
入ってチャイムを鳴らしたが………
車に戻って電話をかけだが………
やむなく持って帰った

やはりビジネスの鉄則
アポイントを取らないで重要な人には会えない
それを怠っていたことを反省することしきり

手元に残った枝豆二つ

さあ、どうするか？

月曜日にはこの主治医には会えるだろうが、
その時では悪なってしまう

ならばと言って一人で食べられるはずもない

ご近所さんに持っていく？ことも頭をよぎったが

施設へ持っていくことにした

母の好物だったんですが、今は食べられませんし、
どうぞ、皆さんで分けてください
とケアマネに渡そうとしたら、

件のケアマネさんが、あっ！そうそうと
何やら取りに戻られて
持ってこられたのが、
便箋
「この間近くの農場へお散歩（車椅子で）したら、
喜んでお手紙を書いてくださったの
97歳のちょっとヨレヨレの字だが
「上手に豆が煮上っていますようで、……
又豆取りたいです…」
と自分の名前（戸籍上の名前）を書いてケアマネさんに渡したそうだ

この前、届けた便箋にサインペンで書いたようだった

これを私に渡しながらケアマネさんが
じゃあこの枝豆を見せてお話をしてみましょう

とおっしゃった


良かった良かった

少しでも様子がしれたことと
何より施設の人が少しでも母に関心を持って
接して貰えるなら
有り難い

何も出来ない不肖息子なんだから人様にお願いするぐらいしか
………