「子どもがずっとスマホを見ていて勉強しない、寝ない」というご相談を、保護者様から時々受けることがあります。
今は、ほとんどの中学生がスマホを持っている時代です。
けれども、大人になってからスマホを持った私から見ると、子ども時代(中高生を含みます)のスマホ利用には、かなり気を付ける必要があると思っています。
そこで、先週の中2英語クラスと中学生国語クラスでは、こちらの本を紹介しました。
この本を読むと、スマホの使い過ぎが私たちの健康をいかに蝕んでいるかがよくわかります。
全部で10の章で構成されているこちらの本。
・スマホは私たちの最新のドラッグである
・スクリーンがメンタルヘルスや睡眠に与える影響
など、各章のタイトルを見るだけでも衝撃的な内容であることが想像できます。
授業中、私が本の紹介にかける時間は5分なので、今回は、第7章の内容を中心にご紹介しました。
その名も「バカになっていく子供たち」。
かなりインパクトがあったようで、お子さんたちは真剣に聞いてくれました。
スマホには、人間の報酬系を活性化させて注目を引くという力があります(詳しくは、本書の第3章「スマホは私たちの最新のドラッグである」をお読みください)。けれども、人間の脳には、衝動に歯止めをかけ報酬を先延ばしにする力もあります。ただ、それを担う前頭葉が成熟するのは一番遅く、25~30歳なのだそうです。ですから、子どもは簡単にスマホ中毒になってしまうのですね…。
ただ、現代社会において、スマホやデジタル機器を使わないで過ごすのは難しいですよね。メリットもたくさんあります。特に、英語学習などにおいては、ネイティブの音声を聞けるスマホは不可欠だと思います。要は、うまく付き合うことが大切なのです。
この本の最後には、「デジタル時代のアドバイス」が載っています。授業では、それについてもいくつかご紹介しました。
私自身、ネットニュースやSNSを見始めてしまうとあっという間に時間がたってしまい、ふと我に返って自己嫌悪に陥るということがありましたので、今は、見る前にタイマーを5分にセットして、タイマーがなったら見るのをやめるということを習慣化しました。以前には、1カ月間SNSを一切見ないということにも挑戦したことがあります。SNSを見ないのが当たり前になると、5分見られるだけでもかなりの満足感です。これを習慣化してから、かなり気持ちがすっきりするようになりました。
こちらの本、スマホを持つお子様と保護者の皆様に、強くお勧めします!
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