ふぇみにすとの雑感

日々の雑感、テレビ、社会、フェミニズムについてなど。モンタナ発信。

不況とアメリカ・アカデミア就職状況

2009-02-01 04:46:12 | 大学関係
昨年末からの不況が、アメリカのアカデミアにおける就職状況にも相当にひびいているようだ。聞こえてくる話は、いかにマーケットが最悪かばかり。理系はよくわからないが(たぶん悪化してるだろうと思うが)、人文系など、ただでさえひどかったのが、怒濤のように悪化しているようだ。

去年の秋段階で出していた教員の公募を、その後に襲った不況のため、取り下げたところがかなり多いときく。人類学もひどいが、同僚によれば社会学もひどいということで、英米文学系においては、でていたはずの募集の半数近くがキャンセルされたというウワサも。。

モンタナはもともとが不況で、さしたる産業もない州であり、かえって不況の影響をほかの州より受けていない(受けようがないほどもともと不況、ということだ)ように思う。それに加えて、大企業からの寄付なども少ないわけだが、そんなわたしの大学の学部まわりでも、今後の募集は凍結すべきじゃないかとかいう話もあるし、非常勤教員のカットなども現実化していってしまいそうな予感だ。

そして、不況の影響か、大学院への応募は増えているというウワサも。。そうだろうなあ。その反面、交換留学プログラムは人数が集まらず苦労しているらしい。不況、そしてドル安の影響が大きいだろう。交換留学がへると、地域研究系を専門にしようとする学生が将来的に減ってくるといった影響も考えられる。

どうなることか。。来年には持ち直すことを願いたいが。

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