今年もりんご品評会の時期となりました。我が野中りんご支会のりんご品評会が行われるので朝早く・・・と言っても7時頃に急いで出品するりんごを選抜する。なんといっても今シーズンは10月初めと中旬の強風があり、傷が多く出品に値するものが少ない。隣の支会では中止になったそうです。このような状況の中で開催する事はとても意味があると思う。支会長の判断に拍手を送りたい。
早速選抜に入る。「サンふじ」の選抜です。無傷なものは勿論のことで、このように上から見てつるを中心に円を描く形と、下に置いてドシッとして傾いていなく、大きさも、段ボール詰め10kgの32玉クラス(350g前後)のもの、そして、前面に赤く着色されて、色の濃さが揃っているもの、尻の形がよく色が揃っているものが理想で、それが32個揃って1点の出品になる。それを揃えるのが難しい。それが揃えば青森県りんご品評会でトップが取れるんですが・・・。これが目標なのですが、私には程遠い・・・。でも、これがあるからりんご作りは面白い。まあ、そんな感じで選抜しています(^_^;)。
「王林」の選抜です。「王林」は簡単そうに見えますが、それがまた着色物よりも難しいです。
王林は縦長の品種ですから下に置いても傾いていなく、微妙に色が違うのでその色を揃えが難しい。形も同じ基準だ。
次は「有袋ふじ」だ。これも「サンふじ」と同じ基準です。
収穫時の選果で選んでおいたものにこんな傷も入っていました・・・(^_^;)。これは勿論だめです。
ま、こんな感じで、よくない状態の中でそこそこで妥協して3点やっとのことで選抜して、いざ出陣です(^_^;)。
所変わって品評会の会場です。我が家から徒歩で2分の町内会館です。
支会員がそれぞれ選抜して出品した自慢のりんごです。この強風で傷ついたりんごが多い中で22点の出品数で昨年よりも多い。このりんご品評会にかける気持ちが伝わってくる。
なんといっても、1番に与えられる賞品がこれで、黒檀の剪定鋸の柄で、芸術品のような虎の尻尾みたいな模様でこれがあるから力が入る。
10時にはりんご協会の職員が審査に来て昼前には入賞者が決定する。
トップの優等賞はうちの隣の園地の若者が獲得した。りんご作りをして10年目での受賞だそうで、おめでとうと言いたい。
さて、私はというと、なんとかサンふじが銀賞を取りました(^.^)。
もう1点の「有袋ふじ」は銅賞に入りました(^.^)。悪いながらも我ながら健闘です・・・。トップが取れず悔しい気持ちはありますが・・・・。でも、また来年があるさ・・・(^^ゞ。入賞したものは青森県りんご品評会に出品されます。そこでの審査では上にいく可能性もあるのでその楽しみもある。
外は一日中雨が降ったり止んだりで午後には虹が出ていました。りんご品評会の入賞者が決まって晩には懇親会が盛大に行われた。勿論、トップは威張り賃を払って、盛り上がりました(^.^)。また、来年頑張ろう!