青森県津軽りんご通販(ヤマサンりんご園)-ブログ

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来年使う貯蔵花粉の採取

2024-05-04 21:01:57 | Weblog

今日も晴れて気温が高く、最高気温が25℃、夏日で、半袖にならなければいられない。「ふじ」は昨日満開になって、今日になると散り始めてきた。りんごの花もあっという間だ。

今年、どこでも、マメコバチの数が少ないようで、りんごの花が満開の時にはうるさいくらい飛んで、鼻穴にないって来るくらい飛び回っていたのに、今年は寂しい・・・。昨年の夏の高温が影響しているのかもしれない。原因はそれだけではないのかもな・・・。

マメコバチの活動が安定していないから、授粉も大事になってくる。という事で、来年授粉に使う貯蔵花粉の採取をする。品種は「シナノスイート」の花を採取する。「シナノスイート」の花は花粉の量が多く、「ふじ」だけでなく他の品種にも合います。

早速、花粉の採取に入る。側花の風船状や花が開いて花粉が出ていないものを採取します。

今日は丁度、側花が良い状態なので、中心花だけ、一つ成り摘花になる。あとの摘果が楽になるかも・・・。

採取した花は木箱に入れ、家に持ち帰り、葯を落とす。

葯落とし器に入れて処理する。

花びらを排出します。

葯落とし器の下のトレーに落ちた葯をふるいにかける。

これが花粉の元で葯です。

このように新聞紙にとっておいて、今度は開葯するという工程だ。

開葯は模造紙に薄く散らかして、20~25℃の部屋で乾燥させる。乾燥し終わったものは軽く指で触ると指に黄色い花粉が着けば開葯完了です。部屋の温度は25℃、湿度が45%で丁度良い状態です。明日の夕方には乾燥し終わっていると思う。このように来年の花粉をキープしています。

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